2018年03月24日

飼い主の失神を予知する秋田犬フローラ(イギリスの動物ニュースより)

(Mail Online記事内のフローラと飼い主ロバート氏 撮影者:Richard Cannon)
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今日は、イギリスで話題となった不思議な秋田犬フローラについてご紹介させていただきます。
「Mail Online」の記事と、NHK放送のドキュメンタリー番組「犬の秘められた力(原題:Secret Life of Dogs EP 1 - Man’s Best Friend)」を参照させていただきました)

 ロンドン在住のドッグ・トレーナー、ロバート・ストゥールドリアー氏は、12年前から謎の失神症状に悩まされるようになりました。

 最初の発作が起きたのは2000年。ロバートが、ドッグショー(犬の品評会)に参加するため、飼い犬のマックスを車に乗せて会場に向かっていたときでした。

 運転中に失神したロバートが意識をとりもどすと、そこは病院でした。

 幸い、彼も犬も無事でしたが、失神の原因は病院側でもわかりませんでした。

 その後、間隔にばらつきはあるものの、失神は前触れ無く繰り返され、様々な精密検査をしても、問題が見つからず、手の施しようが無い状況に。

 ロバートは、車の運転をあきらめ、公共の交通機関を利用するようになりました。

 歩いていても突然の昏倒で怪我や骨折をし、道を渡っているとき、駅のホームにいるときなども、いつ症状が現れるかわからず、ロバートにとって不安な日々が続きました。

 しかし、秋田犬の子犬フローラが彼の生活に変化をもたらしました。

(日本でよく見る秋田犬と違い、フローラは背中から頭にかけては灰色がかった茶色、鼻面が黒く、お腹と足が白いのですが、どうやら彼女は「アメリカンアキタ」というアメリカでさらに品種改良された犬種のようです。)


 ロバートが生後五か月のフローラと訓練用のグラウンドにいたとき、再び失神の発作に見舞われました。

 ロバートが意識を取り戻したとき、フローラは、倒れたロバート氏の側を離れず、そこにいました。

 ロバートは、子犬なのにその場を離れなかったフローラを撫でて彼女に感謝しましたが、フローラの不思議な行動は、ここからさらに発展していきました。

 数週間後、ロバートがフローラを散歩させていると、ふいにフローラがロバートの進路をふさぐように立ち、彼の足を止めさせました。

 トレーナーであるロバートにきちんとしつけられていたフローラのそれまでに無い行動に、ロバートは困惑し、いつもどおり自分の脇を歩くように指示しましたが、その時のフローラは彼に従いませんでした。
 
 ロバートに立ち位置を戻されても、また、彼の前にフローラが立ちはだかった直後、ロバートの失神の発作が起きました。

 その後も、普段は非常に指示に忠実でおとなしいフローラが、ふいにロバートの前に立って、彼の足を止めさせる行動は続き、彼が歩き続けようとすると、フローラは、さらに彼の手を優しくくわえて下に引っ張り、彼を座らせようとするようになりました。

 そして、フローラがそうした直後に、必ず失神が起きていました。

 フローラはなんらかの方法で、失神の予兆をロバートより先に感じ、彼が転倒しないように、事前に立ち止まらせ、腰を下ろさせている。

 それに気づいたロバートは、以後、フローラと行動をともにし、フローラのしぐさを合図に、安全を確保できるようになりました。

 それ以来、急に倒れて怪我するような事故は起きていないそうです。

 フローラのこの不思議な能力のメカニズムについては、何年間も謎のままでしたが、2017年、ロバートの症状が「心臓性失神」と診断されて以来、ひとつの仮説が立てられるようになりました。

 ロバートの心臓が何らかの原因で一時的に動きを止め、血液が循環しなくなるために、失神が起こる。

 フローラは、心臓の動きに異変をきたしたロバートの体臭の変化から、失神を察知しているのではないか。

(個人的には、この嗅覚からの情報に加え、人の四倍といわれる聴力で、ロバートの心拍音の中断を聞き分けたのでは、とも思います。)

 犬が人間の不調を臭いで感じ取る能力については、既に研究されており、現在、人間の血液や尿、老廃物などから、糖尿病、癌などの兆候をいち早く発見する「メディカル・アシスタンス・ドッグ」も活躍し始めています。

(イギリスの「メディカル・アラート・アシスタンス・ドッグ」のHP
https://www.medicaldetectiondogs.org.uk/about-us/medical-alert-assistance-dogs/

 フローラは訓練無く(普通は半年近い専門的訓練が必要)、幼い頃からこの能力を身につけていたと考えられていますが、このような能力には、飼い主と犬との日頃の深い絆が不可欠だそうです。

「フローラは私に人生を取り戻させてくれました」

「秋田犬の姿をした守り神が側にいる人なんて、まずいないでしょうね。私は本当に幸運です」
(番組内ロバートのコメント)
 
 ロバート氏はドッグ・トレーナーとしての仕事を続けられるようになり、フローラはロバートのアシストをしながら、彼の訓練を受け、その聡明さから、テレビや映画でドッグアクターとしても活躍しているそうです。
フローラのプロフィールページ〈動物エージェント「Urban Paws UK」社HPより〉)

(イギリスの有名なドッグショー「Crufts」に登場したロバートとフローラ)


https://www.youtube.com/watch?time_continue=47&v=nmPqrji4kfk

 (参照記事・番組)
・Daily mail online
「Meet Flora, the dog ‘doctor’ who senses Rob’s blackouts that humans can’t!」
http://www.dailymail.co.uk/health/article-5273073/Meet-Flora-dog-doctor-senses-blackouts.html#ixzz57MhSNgtF

・BS世界のドキュメンタリー「犬の秘められた力(原題:Secret Life of Dogs)」2018年1月9日放送
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145586/index.html

posted by Palum. at 23:44| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月16日

(おすすめ動画)馬に乗る猫のお話

(イギリスの仲良し猫馬、ルイとコメット)
ルイとコメット4 -.png
https://www.instagram.com/p/Bc7kLIThVFU/?taken-by=emmassingale

 先日、馬たちが暮らす牧場が舞台のマンガ「ロメオがライバル」をご紹介させていただきました。

ロメオがライバル(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス) -
ロメオがライバル(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス) -


 この作品内で、元競走馬の「カールさん」が、猫の「猫川さん」と友情をはぐくんでいるシーンが見られます。

ロメオがライバル カールさんと猫川さん -.png

ロメオがライバル カールさんと猫川さん2 -.png



 こうした馬と猫の友情物語、マンガだからと思いきや、実際にあちこちで繰り広げられているそうで、ネット上で話題になっています。

 その中でも有名な動画がこちら。

「Horse-Riding Cat Treks Around Devon」

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=UCxxmqg-IW8

(情報出典:カラパイア「大親友の馬に乗り、仲良く2匹で毎日散歩。猫と馬の友情物語(イギリス)」http://karapaia.com/archives/52252042.html、 Love Meow「Cat Bonded With Horse and They Explore Places Together Almost Every Day」)

 イギリス南西部、デヴォン州に住む、馬のトレーナー、エマ・マッシンゲールさんは、友人が飼えなくなったシャム猫のルイを引き取ることになりました。

 ルイは新居にすぐに馴染み、さらに、エマさんについて厩舎に行くようになりました。

 厩舎に入ったルイは、フェンスを伝い歩くと、馬たちに頭を摺り寄せて挨拶をし、馬の背中に飛び乗りました。

 馬たちもルイのフレンドリーな態度に、鼻を寄せて応え、すぐにルイと仲良くなりました。

 なかでも穏やかな性格のコメットは、ルイと波長が合ったようで、ルイはコメットの背中に乗り、一緒に散歩に出かけるようになりました

ルイとコメット1 -.png

 森や橋、渓流の浅い流れを、ルイを乗せてのんびりと歩いていく優しい瞳のコメット。

ルイとコメット3 -.png
 
 コメットに背に揺られながら、高い運動神経で巧みにバランスをとるルイ。

ルイとコメット2 -.png

 ルイは新鮮な空気に漂う緑の匂いを満喫しながら、騎士のように乗馬を楽しみ、コメットに止まってほしいときは、たてがみを噛んでコメットに合図さえするそうです。
 
(ちなみに、エマさんがコメットに乗って馬場に行くときは、コメットの兄弟馬のレミに乗せてもらうこともあるそうです。)


 コメットは散歩が終わると、きちんとルイを家の前に送り届けてくれます。

 コメットに鼻を摺り寄せ、お礼をした後は、ルイはエマさんと仲間の犬猫の待つ家に帰っていくのでした。

 以前、猫を優しく見つめるイルカの動画をご紹介しましたが、馬にとっても猫は可愛くて、乗っても軽く、バランスをとるのも上手でしょうから、背中でくつろがれてもしっくりくるのかもしれません。

 そして猫にとっても、身体は自分よりはるかに大きいけれど、穏やかな馬は、安心して寄り添える美しい動物なのかもしれません。

 エマさんのフェイスブックインスタグラムでは、ルイとコメットのほのぼのした友情のほか、デボンに暮らす動物たちと心洗われるような美しい自然の写真がたくさん載せられているので、よろしければ併せてごらんになってみてください。

エマさんのインスタグラム1 -.png
 https://www.instagram.com/p/BQdDDFVAU4O/?taken-by=emmassingale

エマさんのインスタグラム2 -.png
 https://www.instagram.com/p/BW8O_kThCcO/?taken-by=emmassingale

 読んでくださってありがとうございました。


posted by Palum. at 20:58| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月14日

(おすすめ動画)穴に落ちた象の赤ちゃんを助けた人々が見た心温まる瞬間(インド)


(穴の中で身動きがとれなくなっている象の赤ちゃんと、それを助け出そうとするショベルカー)
ショベルカーでの救出 .png
 (画像出典:Youtube:https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=IfAAVmESmIs

 本日は、インドで撮影された、象と人との心温まる瞬間をとらえた動画をご紹介させていただきます。

 インド南部ケララ州の村はずれで、群れと一緒に川を渡ろうとしていた象の赤ちゃんが穴に落ちてしまいました。

 穴の底はひどくぬかるんでいて、いくらもがいても自力では脱出できずにいた仔象を、周囲の人々が発見、仔象を助けるために、森林局職員と近くの村人たちが協力し、穴の周囲を崩すことにしました。

 仔象が埋もれてしまわないように、慎重に、さらさらと周囲を崩していくショベルカー。

 5時間にわたる作業の後、ついに仔象が穴から這い上がり、川べりに向かうと、向こう岸から、大きないななきとともに、数頭の象が水しぶきをあげて、一斉に川を渡ってきました。

仔象、穴から脱出 -png

迎えに来た大人象たち - コピー.png


 良かった良かった、というように、仔象に駆け寄り、その小さな体に、まるで人が肩を抱くように鼻を摺り寄せてとり囲む大人象たちと、歓声を上げる人々。

仔象を囲む大人象たち .png

 と、そのまま向こう岸に去っていくかと思われた象のうち、まっさきに仔象のもとに走ってきた一頭(おそらくは仔象の母親)がふいに振り返りました。

 そして、ふわりと上がった鼻。

鼻を上げる象1.png

 その動きに気付いた人々のいるほうに、また、もっと大きく鼻を反らせて、ふわり。

鼻を上げる象2 .png

 最後にもう一度向き直って、ふわり。

鼻を上げる象3 png

 まるで、お礼を言っているように見えるしぐさに、人々はさらに大きな歓声や口笛で喝さいを返しました。

(公式チャンネルYahoo!映像トピックスの動画「ゾウを助けた後の展開が超アメージング」)

https://www.youtube.com/watch?v=DmPUKbc-pJs



 象の鼻はとても器用で、人の手のように鼻先で物をつかんだり、優しく相手に巻き付けたりすることができます。

 仔象を助けたくても、自分たちではどうすることもできず途方に暮れていた象たちは、集まった人々が仔象を助け出すために手を尽くす姿を、向こう岸からじっと見ていたのでしょう。


 這い上がれた仔象めがけて一目散に駆け寄る姿や、この鼻の動きを見ると、象の愛情深く義理堅い心が伝わります。

 そして、それに気づいて喜んでいる人々。

 言葉は通じなくても、確かに心が通い合っている瞬間が、そこにありました。

 当ブログでは、今後も、いくつか象にまつわるお話をご紹介させていただく予定です。よろしければまたお立ち寄りください。

 読んでくださってありがとうございました。




(補足)当ブログの象にまつわる記事

 ・(※ネタバレ)ドラえもん「ぞうとおじさん」

 ・(おすすめ動画)穴に落ちた象の赤ちゃんを助けた人々が見た心温まる瞬間(インド)
 ・ 象のインディラと落合さん(中川志郎作『もどれ インディラ!」より ※結末部あり)



 
 情報出典:
・公式チャンネルYahoo!映像トピックス「ゾウを助けた後の展開が超アメージング」
 https://www.youtube.com/watch?v=DmPUKbc-pJs
・カラパイア「助けてくれてありがとう!子どもを救ってくれた人間に対し、感謝の気持ちを表すゾウ(インド)」http://karapaia.com/archives/52250056.html
・Newsweek「HELPLESS BABY ELEPHANT TRAPPED IN WELL RESCUED BY INDIAN VILLAGE IN HEARTWARMING VIDEO」
http://www.newsweek.com/helpless-baby-elephant-trapped-well-rescued-indian-village-heartwarming-video-725080
・Laughing Squid「A Relieved Elephant Raises Her Trunk to Thank the Workers Who Rescued Her Baby from a Mud Hole」
https://laughingsquid.com/elephant-thanks-workers-who-rescued-her-baby/
posted by Palum. at 19:39| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月13日

(おすすめ動画)ロシアのフクロウ、トラックの運転手さんと運命の出会い

(フクロウのソニアとエフゲニーさん)
フクロウのソニア1エフゲニーさんと.png

画像出典:Youtube https://www.youtube.com/watch?v=IbEfkyh_okU


 本日は、ロシアのフクロウにまつわる不思議なお話をご紹介させていただきます。

 (情報出典:カラパイア http://karapaia.com/archives/52167679.html)

 長距離トラックの運転手エフゲニー・ゾロツーキンさんは、運転中、道にうずくまるフクロウを見つけて急ブレーキをかけました。
 
 そのフクロウは羽にケガをしていたため、エフゲニーさんはフクロウを隣町まで連れていき、生の鶏肉を食べさせてあげました。

 エフゲニーさんは、ソニアと名付けたそのフクロウを、地元に連れ帰り、ノボシビルスク動物園に預けることにしました。

 ところが、ケガは回復していたにも関わらず、ソニアは動物園の飼育員からエサを食べることを拒否したのです。

 一週間経ってもソニアがエサを食べようとしなかったため、動物園からエフゲニーさんに連絡が行き、エフゲニーさんが動物園に駆けつけたところ、ソニアはようやく、エフゲニーさんの手からエサを食べました。

 エフゲニーさんはソニアを引き取ることにし、ソニアに生肉を食べさせてあげられるよう、トラックに小型冷蔵庫を積み込みました。

 その後、ソニアはエフゲニーさんの長距離ドライブの良き相棒として、エフゲニーさんにぴったりと寄り添い、長旅をともにしているそうです。
 
 (ソニアとエフゲニーさんを取材したニュース映像1)



 (ニュース映像2)

https://www.youtube.com/watch?v=NmGP60c3Lr4

 野生動物は基本的に人に懐かないものですが、エサがとれない、危険から逃げられないという、自然界ならただ死を待つしかない状態のときに救われると、その人に熱烈な愛情を注ぐことがあるようです。

 しかし、このソニアのように、生存本能を超え、救ってくれた人に再会するまでハンストするというケースは、さすがに滅多にないと思います。
 
 (あるいは、置いていかれたと思い、ショックで食事が喉を通らなかったのかもしれませんが。いずれにしても、我が身を命の危険にさらし、自分の救ってくれた人への思い出に殉じています。)

 優しそうなほほえみのエフゲニーさんに、ぴったり寄り添うソニア。

 メスとのことなので、もはや妻の気持ちなのか、あるいは自分にとっての神に忠誠を誓う思いなのか。

 いずれにしても、ソニアにとってエフゲニーさんは運命の存在で、その大きな丸い瞳に第二の生活への迷いはみじんもなく、エフゲニーさんの手からエサを食べたり、スポイトから水をもらうときの表情は実に幸せそうです。

(ハンドルに留まり、エフゲニーさんと一緒に前方確認しているソニア)
フクロウのソニア2ハンドルに留まる.png

(エフゲニーさんにお肉をもらって笑顔になるソニア)
フクロウのソニア3笑顔.png
(画像出典:Youtube https://www.youtube.com/watch?v=NmGP60c3Lr4

 フクロウは聡明で、知恵の象徴とも言われているそうですが、さらにこんなにも情熱的で、命をかけ、運命の人との暮らしを取り戻した鳥もいるという不思議なお話でした。


情報出典:
・カラパイア「フクロウを助けたらすっかり懐いてしまい、預けた動物園から「手に負えぬ、引き取ってくれ。」 と言われたトラック運転手(ロシア)」
http://karapaia.com/archives/52167679.html

・CDL Life news「Russian Truck Driver Saves Owl, Acquires Loyal Pet」
https://cdllife.com/2014/russian-truck-driver-saves-owl-acquires-loyal-pet/
posted by Palum. at 18:48| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月03日

(おすすめ動画)撫でられたい動物たち

 人の手には癒し効果があるという説があります。
   
  その科学的効果はまだはっきりと証明されていませんが、昨今ネットで、人に撫でられることをこよなく愛する世界中の動物たちの動画を観ることができます。

  ネット用語では、「毛の長い生き物を撫でること」を「モフる(※「フワフワ」の俗語「モフモフ」から派生)」と形容し、生き物自ら人に撫でられたがることを「モフを要求する」とも言います(かわいい)。

 本日はそんな「モフを要求する」様々な動物たちの動画をまとめてご紹介させていただきます。



 (猫編)

 飼い主らしきお姉さんに、前脚でモシモシして撫でてくれるようお願いする猫たち。
 
 お姉さんが手をとめるとまたモシモシ。
 
 どちらもいたいけな瞳と控えめなモシモシ加減がいじらしい。

 (動画のコメントの中には、美人のお姉さんに撫でられている猫のほうをうらやましがる意見も。)

 ・「Cat politely asking to get patted」 (撫でてくれるよう礼儀正しくお願いする猫)

 https://www.youtube.com/watch?v=Y2T4caGlK80

 ・「Pat the cat」(猫を撫でる)

https://www.youtube.com/watch?v=8fwXeBCMrT4



(小鳥編)

「Parrot furiously squawks when owner stops petting her」(飼い主が撫でるのをやめると怒ってやかましく鳴くインコ)

 https://www.youtube.com/watch?v=-gNpJ0Mpucw

 仰向けになってくつろぐという、自然界にいたら生涯しなさそうなポーズで、飼い主さんの掌に乗り、ほっぺや首まわりをイイコイイコしてもらう黄色いインコのトィーティー(かわいい名前)。

 「ムケウケ、プケフケ……」と嬉しそうに笑いながら(?)うっとり目を閉じていたのに、飼い主さんが手を止めるとサンゴ色のくちばしをカッと開き「フゲー!!」と強く抗議して再開させています。

 くつろいだ姿の可愛さと「モフられ欲」の激しさのギャップが魅力。



(アザラシ編)

 「Wild seal pups play with divers」(ダイバーたちと遊ぶ野生の子アザラシたち)

 https://www.youtube.com/watch?v=QKhXu6A9cWg

 イギリスのファーン諸島の海に潜ったダイバーたちがとらえた一コマ。
 
 人が飛び込むなり、驚くべき人懐こさでダイバーに寄って来るアザラシたち。

 手袋ごしながら、ツヤツヤのお腹や鼻づらを撫でてもらい満足げな様子。
 (手元にカメラをつけているため、アザラシの顔のドアップが観られます。)
 
 くりくりした目で人をチラ見しながら側を泳ぐ姿は、もはや、「ものすごく泳ぎのうまい犬(ラブラドール系風)」状態。

 これだから潜るのをやめられない!とでも言いたげな、ダイバーの男性のうれしそうなテンションにもほのぼのします。

 アザラシ動画をもうひとつ。

 シシリー諸島に潜ったダイバーのゲイリーさんが出会ったアザラシは、お腹を見せて撫でてもらいながら、その手を前脚で捕まえています。

「Gary and the seal in the Scilly Isles」(ゲイリーとアザラシ、シシリー諸島にて)
 
https://www.youtube.com/watch?v=Oz5pjXQMhiE

 (ゲイリーさんの手の上で前脚をぺちぺち動かしているので、あるいはお礼に撫で返してくれているのかもしれません。)

 相当大きなアザラシですが、きゅっと握手する様子や、うっとりと細められた目が愛らしい。
 
 「手」の発達しない水辺の動物は、ナデナデの繊細な動きに、ことに心惹かれるのかもしれません。



(バク編)

 「Why you should not never work with Tapir」(絶対にバクと一緒に働かないほうがいい理由)
 
https://www.youtube.com/watch?v=TIEvzRye6AY

 イギリスの「ダートムーア動物園」に暮らすバクたちと飼育員らしき男性の一コマ。
 
 象のような穏やかな瞳と、くるりと口元に曲がった鼻づらが表情に富むバクたち。

 この「かわいすぎる」バクたちは、自分たちの魅力をよくわかっており、人にいつまでも喉もとやお腹をナデナデさせて、瞳を細めています。

 しかも穏やかそうな容姿のわりに可愛がられることに貪欲で、撫でに心を籠めることを求め、一頭が撫でられていたらもう一頭もドチーン!と脚を投げ出して横たわり、撫でてもらうおうとする。

 (腕を伸ばしても二頭いっぺんには撫でられず、男性を苦戦させるが、バクたちは気にしない。)

 人の持ち物に興味を示して遊び、自分が注目されることが大好きなバクたち。

 だから一緒には働かないほうがいい(心を盗まれちゃうから)。

 バクってこんなに人に懐くのか、という驚きとともに、ボリューミーな動物独特のたっぷりぽってりとした撫でごたえが伝わってきます。

(情報出典:マランダーHP「バク、お前もか。甘えん坊のバクはモフが大好きだった」http://marandr.com/17956373



 (シカ編)

「Spoiled Deer」(甘やかされた鹿)
 
 https://www.youtube.com/watch?v=wIrnrnkajPM

 電線工事に行った作業員の人々が、木々の間で身動きできなくなっていた小鹿を保護したときの映像。

 助けたあとも、おびえて震えているので、お腹を撫でて落ち着かせたものの、降ろそうとすると「メー!!」と鳴いて拒否。
(後ろ脚をピーンと伸ばし、前脚を丁寧に折り畳んだ綺麗な撫でられ姿と、「ヤダー!」という気持ちがまっすぐ伝わる鳴き声が愛くるしい。)


 Youtube投稿者の説明によると、この後も小鹿は彼ら作業員の人々のあとを子犬のようについて歩いていましたが、投稿者が、離れたところで小鹿を見ている母親らしき雌鹿を見つけ、小鹿を途中まで連れて行ったところ、小鹿は雌鹿に駆け寄り、二頭は無事に森の中に去っていったそうです。

 なお、コメント欄には、小鹿の可愛らしさと彼らの優しさを称える言葉の間に、「動物に優しい男性を観るほどときめくことはない」など、先ほどの「美人お姉さんと猫」の動画同様、違う賛辞が混じっています。

 
 (フェレット編)

 「Ferret shows human her babies」(人間に赤ちゃんを見せるフェレット)

 
https://www.youtube.com/watch?v=OcCRZkeqFY8

 家の中で飼われているフェレットが、男性の指をくわえ、ぐいぐいと引っ張っていきます。

 テーブルの上にはタオルを敷いたフェレットの巣箱。

 男性がタオルの中に手を入れると「プミャー!ピミャー!」と賑やかな鳴き声。

 中にはまだ目も開かない、産毛のフェレットの赤ちゃんたち。

 男性が持ち上げた赤ちゃんを、そっとくわえてタオルの中に戻す母フェレット。

 男性の手が、「よく頑張ったね」というように母フェレットと赤ん坊を撫でて遠ざかろうとすると、母フェレットは手に駆け寄り、またぐいぐいとその手を巣箱に引っ張って、赤ちゃんたちを撫でさせようとします。

 男性の手に自分と赤ちゃんを撫でられて、非常に満足そうな母フェレット。

 ひとしきり撫でた後、男性の手が離れたら、再び急いで呼び戻そうとしていました。

 赤ん坊が生まれたばかりの動物の母親は、子供を守ろうとして気が立っているから、そっとしておいたほうがいい(怒って混乱した母親が子供を傷つけてしまう危険がある)という話を聞いたことがありますが、まれに、このフェレットのように、飼い主に赤ん坊を見てほしいと思うタイプの母親もいるようです。

 普段からよほど自分も撫でられるのが好きなのか、どうしても、赤ちゃんを撫で続けてほしい様子のフェレット。

 敬愛する人物から祝福を頂こうと、赤子を見せに来る母親の姿を彷彿とさせます。
  
 (イメージ)ニコラース・マース作・幼子たちを祝福するキリスト(イギリス・ナショナルギャラリー蔵)

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(画像出典:ウィキペディア 画像提供:Web Gallery of Art)

 あらゆる動物たちを幸せな気持ちにする人の手のぬくもり。

 皆様も、その手で大切な誰かを癒してあげてはいかがでしょうか。

 読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 12:39| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

(おすすめ動画)カモ、落ち込んでいる犬を慰める(あるいは「カモ・天使の詩(うた)」)

 不思議な動画をご紹介させていただきます。

(こちらから情報をいただきました。コモンポストムービー「元気がない犬を必死に慰める世話焼きなカモが優しすぎる!!」 投稿日: 2017年12月19日 作成者: キルロイ http://commonpost.boo.jp/?p=84228

「Duck comforts Sad Dog - 976821」RM Videos


 片隅で伏せている犬の頭に、ぐるりと長い首を添わせてじっとしているカモ。

 犬が頭をあげると、小さめの声でグワグワ言いながら、カカカ…と、くちばしを小刻みに動かして犬に毛づくろいをします。

 犬の顎下にぐいぐいくちばしを潜り込ませたり、唇のまわりまで、優しくついばむ様子は、まるで、

 「ほら、顔上げて、笑って」

 と、言っているようです。

 それでもまだ犬が元気のない目をしていると、また、犬のおでこに首を回し、顔をのせてじっとするカモ。

 長い首を器用に動かしての、犬の頭をスリスリと撫でるような動きと、その静かな「首ハグ」を交互に繰り返して、犬を元気づけていました。



 水鳥は、首をまるで人の掌や腕のように使って愛情を示すということを、この動画で初めて知りました。

 この犬とカモがどういう間柄なのかは情報がありませんが、普段からよほど信頼関係があるのでしょう。

 おそらく犬はピットブル。顔があどけなく、この犬種としては小柄なので、まだ子供と思われますが、元闘犬だった種類で、鋭い牙と戦闘力を秘めています。

 その犬の口元をぐにぐについばんで、思い切り喉笛をさらして鼻づらに首を巻き付けている。

 仲が良くなければできないことだと思います。

 過去記事でも、「一緒に暮らしていた犬を亡くしてふさぎ込む犬のもとに、謎の迷いアヒルがやってきて友達になった」という話をご紹介させていただきましたが、このカモも犬がしょんぼりしているのを感じ取り、元気づけたいと思っているようです。

 丁寧な毛づくろいも控えめなグワグワも、このカモの気立ての良さを感じさせますが、何より滲みるのは、犬の頭に首を回してじっとするしぐさです。

 ぴったりと身を寄せることで、気持ちを温めてあげようとしているのか、痛みを吸い取ってあげようとしているのか、わかりませんが、その優しい沈黙は、映画「ベルリン・天使の詩」の天使たちを思い出させます。

ベルリン・天使の詩 コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray] -
ベルリン・天使の詩 コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray] -


 「ベルリン・天使の詩(Wings of Desire)」は、人々の悲しみをやわらげるために生きる、天使たちの物語です。

 未だ「ベルリンの壁」が東西を隔てていたころのベルリンに、悲しみを知る目をした中年男性の姿の天使たちが舞い降り、人々の心の声を聴きながらさまよいます。

 大人たちには彼らの姿は見えませんが、天使たちは苦しんでいる人を見つけると、側に来て、その心を癒そうとします。

 やがて天使の一人が、美しい空中ブランコ乗りの女性に恋をし、彼の運命は移り変わってゆきます。

 映像詩に近い静かな作品で、モノクロームの世界の中、独り悲しみ苦しむ人の心の呟きをとらえた天使たちが、彼らに頭を寄せ、心の呟きから痛みが消えるまで、黙って寄り添う姿が、印象的でした。

 (余談ですが、「刑事コロンボ」のピーター・フォークが意外な役どころで出ています。)
 
 (NYタイムズの映画評 1:03〜1:18頃に、天使たちが人々を癒そうとする姿が出てきます。〈※2:00以降結末部のネタバレ映像があるのでご注意ください
 

 持つ力は万能ではないけれど、相手の痛みを感じ取り、少しでも心が軽くなるように寄り添う。
 
 そうした天使たちの姿に、あの、首を回してじっとしているカモの姿が重なりました。

 近日中にも、動物関連のおすすめ動画をご紹介させていただく予定ですので、よろしければまたお立ち寄りください。
 
 読んでくださってありがとうございました。
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2018年01月10日

デイビッド・アッテンボローさん、鳥に邪魔される

 イギリスBBCのレジェンド、自然番組プロデューサーにして、動物学者で名ナレーターのデイビッド・アッテンボローさん。

 ニューギニアに住むオオフウチョウ(「ゴクラクチョウ」の通称でも知られる熱帯の鳥の一種)を前にして、いつもの生き生きとした語りで、この鳥の解説をしようとしたところ、何を思ったか、アッテンボローさんがしゃべるたびに、鳥がテンション高く歌い踊り、何回もNGを出させてしまうという珍事がありました。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=9&v=2TJaNDBI87s

 金色フワフワの尾羽を立て、両羽を広げた気合満点ポーズで、枝をぴょんぴょん飛び、「クワクワクワクワ!!オー!オー!」とか「フェフェ、フェフェ」などの不思議な声を上げるゴクラクチョウ。

 アッテンボローさんに「ホホー、ホホー」と言う鳥に、口をすぼめて、「ホホー、ホホー」と返したり、枝にかけたアッテンボローさんの手の周りで歌い踊り続ける鳥に「Very Well(素晴らしい〈歌とダンス〉)」と、言ってあげるアッテンボローさん。(やさしい。)

 鳴き声の激しさは威嚇のようにも思えますが、この鳥は途中、アッテンボローさんの手に留まったり、お腹をこちょこちょされたりしてもおとなしくしているので、怒っているわけではなさそうです。

 むしろ、南国の鳥がメスに自分の魅力をアピールするときに見せる歌とダンスに近い。


 この微笑ましい動画が、各地の動物情報を紹介するページ、「マランダー」(非常に癒されるので凹んだ時におすすめ)に掲載され、こんなコメントが寄せられていました。

「完全に同族と思われて求愛されてるwwww」
「歓迎のダンスwww」
「ヘイ、ハニー俺のダンスを見て歌を聞いておくれ!」

 私も皆さまの「アッテンボローさんに熱烈アッピール!説」に一票です。

(「遠方からの客人に捧ぐ歓迎の舞」か、「ヘイ、ハニー」かは、ちょっとわからないけれど。)


(出典:「えっと、どうしたら喋らせてもらえるのかな」鳥に解説の邪魔をされるアッテンボローさん http://marandr.com/23221147 edited by ruichan 2018年01月02日)

 より詳しい動画解説自体は、「マランダー」内の楽しい文章にお任せするとして、少し補足情報を書かせていただきます。



 (英名「Bird-of-paradise」の名前の由来)

 アッテンボローさんの(邪魔されながらの)解説でも言及されていますが、16世紀、フウチョウの剥製がパプアニューギニアからヨーロッパに送られてきたとき、長期保存のため足は切り落とされた状態でした。

 このため、もともと脚の無い鳥と誤解され、「Paradisaea apoda(楽園の脚の無い鳥〈bird paradise without legs〉)」と名付けられたそうです。

(当時の絵)
ゴクラクチョウの絵.jpg
The dried skin of a lesser bird of paradise | Joris or Jacob Hoefnagel, c.1600 | National Library of Austria, Vienna

 (参照、画像出典:Painting paradise: Art meets nature in Papua New Guinea http://www.bbc.co.uk/programmes/articles/4kHd24tndfhtq7MJw48gtYj/painting-paradise-art-meets-nature-in-papua-new-guinea

 「脚の無い鳥」の伝説は、「欲望という名の電車」でも知られる、アメリカの戯曲家テネシー・ウィリアムスのインスピレーションを刺激し、「地獄のオルフェウス」で、台詞として取り上げられました。

 さらに、この台詞を元にした独り語りが、香港映画の巨匠ウォン・カーウァイ監督作「欲望の翼」で、象徴的に登場します。(参照:ウィキペディア

 欲望の翼 [DVD] -
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 脚のない鳥がいるそうだ。
 脚のない鳥は飛び続け、
 疲れたら風の中で眠り、
 一生に一度だけ地上に降りる。
 それが最後の時。

 この映画は、愛を信じられない者と、その者を愛し、愛を得られない者たちの寂寥感が漂う群像劇で、「脚の無い鳥」は、愛に安らげずにさすらう登場人物を象徴しています。

 私が、最初に「脚の無い鳥」という言葉を聞いたのは、この「欲望の翼」で、物語の世界観とともに、幻の、もの哀しい生き物だという印象を持ちました。

 まさか自然番組を観ている最中に、その話が生まれたいわれを知り、伝説の元となった鳥が、アッテンボローさんに我が魅力をアピールするべく、ぴょんぴょん跳ねて激しく歌い踊る姿を見るとは思わなかった。

 元気そうで何よりです。



(デイビッド・アッテンボローさんについて)

 デイビッド・アッテンボローさんは、自然番組プロデューサーとして、キャリア60年の大ベテラン、この番組は、2015年のものなので、およそ88才ごろの映像のようです。

 アッテンボローさん90歳のお誕生日を祝うBBCニュース映像。
(お若い頃も素敵。マツコさん風に言うと「あら、いい男」〈何故マツコさん風〉)

https://www.youtube.com/watch?v=JSy9X1FrLgg

 力強い声の響きと、少年のような瞳の輝きは今も健在で、2017年12月には、ヨーロッパの動物園に初めてやってきた象「ジャンボ(※ディズニー映画「ダンボ」のモデル)」の波乱に満ちた生涯についてのドキュメンタリー「Attenborough and Giant Elephant」で、各地を飛び回っていらっしゃいました。

https://www.youtube.com/watch?v=reULMrZWp8w

 一度、肉眼でこの方を観たことがあるのですが、「ナレーションの上手い人」という雑な予備知識でサイン会にまぎれこんだ当時の私ですら、あまりのオーラに自動的に眼がうるんでしまいました。(本当)

 勘の鋭い野生動物なら、このオーラと良い声に惹かれて歌い踊りたくなるわけです。

 聖者フランチェスコが語ると、小鳥が集まってきて耳を傾けたという伝説すら彷彿とさせる。

(ジオット作「小鳥への説教」(部分))
ジオット作 「小鳥への説教」(部分).png

 アッテンボローさんが「動物に好かれるエピソード」は他にもあって、ゴリラの側で声を潜めて解説をしていたはずが、気を許されて、いつのまにやら大人ゴリラと子供ゴリラに挟まれて横たわっている動画も有名です。


https://www.youtube.com/watch?v=NeaAZ1On-w8


 この方の番組は、よくNHKで放送されるので、是非チェックしてみてください。

 このブログでもまた、この方の番組についてご紹介させていただく予定です。よろしければお立ち寄りください。

 読んでくださってありがとうございました。


 (当ブログ、ディビッド・アッテンボローさん関連記事)
 アッテンボローさんのサイン会

 (参照URL)「Attenborough’s Paradise Birds」番組ページ
 http://www.bbc.co.uk/programmes/p023wbh0

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2017年10月29日

(おすすめ動画)Martin Harkinsさんの「You raise me up」


 
 今日は、雨や寒さでちょっと気持ちが沈んだときにおすすめの動画を紹介させていただきます。

 こちらをご覧ください。



 https://www.youtube.com/watch?v=4RojlDwD07I


 寒そうな曇りの日、町を行き交う人々。

 ひげをたくわえ、眼鏡をかけた紳士が、帽子を裏返して置き、石畳の道に佇む。

 真面目さと微笑の入り混じる穏やかな表情を浮かべた後、両手を組み合わせ、目を上げた紳士は歌い始める。

 
  
  わたしがどんな苦しい時も、あなたが側にいて、力づけてくれる。

  あなたが力づけてくれるから、山の頂にも立てる、嵐吹きすさぶ海も行ける。

  あなたの肩に在るとき、私は強くなれる。

  あなたはわたしを、わたし自身よりも、強くしてくれる。

     (「You raise me up」一部歌詞意訳)





 力強く温かな声と、美しい歌に、人々が足をとめ、ゆるやかに紳士を取り囲んで輪が広がっていく。

 ある人は、紳士の帽子にそっと賞賛のコインを置き、

 ある人は、自分を知るその歌をかすかに口ずさみ、

 ある人は、ほほをつたう涙をぬぐう。

 マフラーや、フード、立てた襟にうずもれた人々の顔が、彼の歌声のぬくもりに、灯されたように、次第に明るくなってゆく。



 雑踏に、今風の服を着た神様が、いつのまにか現れて、歌いだしたような、不思議な光景。



 この、シンプルだけれど、印象的な動画は、オランダの歌手、Martin Hurkensさんのプロモーションビデオです。



 Martin Hurkens(マーティン・ハーケンス)さんは、オランダのオーディション番組「Holland’s Got Talent」の2010年優勝者として一躍有名になった方です。

 (オーディション参加時の動画)


 https://www.youtube.com/watch?v=5CA2QSjRgF4



 Martinさんはパン職人として32年間のキャリアがありましたが、57才でオーディションに参加した頃には、仕事を失くした状態でした。

 もともと、オペラ歌手になりたいと思いつつ、経済的な事情で正式なトレーニングを受けることができず、夢を中断させた人でした(※1)が、娘さんがこっそり彼のことを番組に応募し、オーディションに参加することになりました。

 「お父さんはパヴァロッティみたい」(※2)

 「私たちはお父さんを『パヴァロッティ』って呼んでいるけれど、お父さんはそれをみんなの前で証明しないと」

 二人の娘たちにそう励まされ、ステージに現れた彼は、パヴァロッティの代表曲である、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を歌いました。

 (※1)Winkgo記事(下掲)参照
 (※2)ルチアーノ・パヴァロッティ 世界三大テノール歌手の一人。「神に祝福された声」と呼ばれた20世紀後半最高のオペラ歌手。

 ちなみにこの「誰も寝てはならぬ」という曲はイギリスのオーディション番組「Britain’s got talent」で世界的に有名になったポール・ポッズ氏も歌った曲です。



 実力を出し、喝さいを浴びる父を見て、ステージ袖で抱き合う姉妹。

 美しい歌声と、姉妹たちの姿に、プレゼンターの男性も目をうるませていました。

 

 その後、見事オーディション番組で優勝した彼が、路上パフォーマンスをしたのが、あの「You raise me up」の動画です。

 

 この動画が世界的に評判になり、中国での路上パフォーマンスも行われました。こちらも人々のしみじみと聞きほれる表情が心に残ります。(美しいものと、それに胸打たれる心に国境は無いと実感する。)


https://www.youtube.com/watch?v=jk1Uslt8Pv8


 (Martinさんのフェイスブックによると、さらにその後中国での人気が定着し、今でも中国でのコンサートをなさっているそうです。美声とともに、にじみでる「あたたかなお父さんオーラ」がアジア系の人の琴線に触れたのでしょうか。)


 Martin Harkensさんのそのほかのパフォーマンス動画を一部ご紹介させていただきます。

 ・Ave Maria(先ほどと同じ場所での映像です。雨が雪に変わっているけれど、みんなまだ聴いている。)


https://www.youtube.com/watch?v=v8O15DogWgg


 ・Una Furtiva Lagrima(「人知れぬ涙」)オペラ「愛の妙薬」の中のアリア


https://www.youtube.com/watch?v=v8CcDshE08M&list=RDv8CcDshE08M&t=44


 自分が、雨や寒さに、どんよりしたとき、よく聞いて気持ちをあっためていたのでご紹介させていただきました。

 Martin Harkensさんの公式情報ページは以下のとおりです。

・公式HP
http://www.martinhurkens.nl/ ※英語表示可能、国旗表示をクリックしてください。
http://www.martinhurkens.nl/youtube/ (動画集)
http://www.martinhurkens.nl/biografie/(プロフィール)


・フェイスブック
https://www.facebook.com/martinhurkensofficial/


 読んでくださってありがとうございました。



(参照記事)
「This man took off his hat in the middle of street and move everyone to tears」
「Winkgo記事」(2015年掲載)
 http://winkgo.com/martin-hurkens-you-raise-me-up-holland/

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2017年09月07日

「白いアヒルとワルツを」親友を亡くした犬が出会った不思議なアヒルのお話


 本日は海外の記事で見つけた犬とアヒルの友情物語をご紹介させていただきます。

 アメリカのテネシー州にある農園に暮らす犬、ジョージは、親友だったラブラドール犬、ブラッキーの死から立ち直れず、二年間もふさぎこんだ状態でした。

 飼い主のジャッキー・リットンさんによると、ジョージはブラッキーを失ってからというもの、あまり食事をしなくなり、ストレスからか、自分を噛んで皮膚を傷だらけにしていました。



 ところが、ある日、ジョージが玄関のポーチに横たわっていると、アヒルが近寄ってきて、ジョージの側に寝そべりました。

 リットンさんには、アヒルがどこから来たのか、まったくわかりませんでした。

 しかし、あっという間にアヒルはジョージと仲良くなり、ジョージは元気をとりもどしました。

 さらに不思議なことに、アヒルがやってきたのは、ブラッキーの命日の週でした。

 アヒルはジョージについて歩き、ジョージはアヒルに自分のベッドを使わせてあげるそうです。

 ときには、寄り添って眠り、ジョージがアヒルのクチバシを、腕枕ならぬモフモフの脚枕させてあげることも。(動画0:40頃で観られます。)
 

 リットンさんは、このアヒルを我が家に迎え入れることにして、今は、農場に、アヒルのための水浴び場や、トイレを導入する方法を考え中だそうです。

Inside Edition記事を参照意訳させていただきました。)

 

 この不思議で心温まるお話は「bored panda」というネットニュースページでもとりあげられており、亡きブラッキーや、ポーチに寝そべるジョージに近づくアヒルの写真を見ることができます。

 この写真のアヒルが、背後から陽の光を浴びて、妙に神々しい(笑)。

 どこから来たのか、体の大きなジョージを怖いと思わなかったのか、なぜいきなりジョージが好きになったのか、いろいろと謎多きアヒルですが、ひとつ、筆者の体験から言わせていただくと、動物はほかの動物の悲しみを察する能力があり、ときに相手を慰めようとするということです。

 昔、すごく落ち込んでいた帰り道、通りすがりの猫と目が合ったら、寄ってきてくれて、ニャーニャースリスリゴロゴロされながら、しばらく付き添ってくれたことがありました。

(ちなみに猫飼ったことないし、普段はどちらかというと猫に相手にしてもらえないタイプ。以後、二度と、あんなに猫からくっついてくれたことは無い。)

 ほかにも、(うろおぼえで申し訳ないのですが)ネットの書き込みで、
「飼い猫が亡くなって落ち込んでいたら、散歩中の近所の犬(ただ顔を知っているというだけで、まったくコミュニケーションをとったことがない、普段は愛想の無い老犬)が、駆け寄ってきて、しばらく頭をなでさせてくれた」
 という話を読んだことがあります。

 アヒルはジョージの2年経っても風化させられない悲しみを感じ取って寄り添ってくれ、ジョージもその優しさに癒されたのでしょう。

 

 また、もしかしたら、ブラッキーの命日の頃に訪れ、一瞬でジョージとの間に友情が芽生えたこのアヒルは、ブラッキーの生まれ変わりなのかもしれません。

 そんなふうに考えると、思い出さずにはいられない作品があります。

 以前、当ブログでもご紹介させていただいた、小説が原作の映画「白い犬とワルツを」。
(当ブログ、途中までのあらすじご紹介記事はコチラ


白い犬とワルツを (新潮文庫) -
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白い犬とワルツを [DVD] -
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 長年連れ添った妻に先立たれた老人のもとに、不思議な白い犬が訪れるという物語です。

 トレーラーはこちら。(もうこの映像だけで泣けるほど観たし好きな作品です。)



 遺された夫サムは、ある朝、ふいにやってきて、サムになついた白い犬を、妻コウラの魂だと信じて一緒に暮らすようになります。

 愛する存在を失い、深い悲しみに沈む者の側に訪れた、やさしい目をした白くてきれいな生き物というところが、とてもよく似ています。

(朝日を浴びて、サムを見上げる犬の登場シーンと、写真の中の陽に白く輝くアヒルが本当にそっくり。)

 ジョージとアヒルのお話を気に入った方は、併せてごらんになってみてください。

 読んでくださってありがとうございました。



(参照)
・「Wandering Duck Becomes Best Friend to Dog That's Been Depressed for 2 Years」
(出典:「Inside Edition」 著者:Johanna Li  August 18, 2016)
http://www.insideedition.com/headlines/18166-wandering-duck-becomes-best-friend-to-dog-thats-been-depressed-for-2-years

・After This Dog’s Best Friend Died, He Was Depressed For 2 Years But Then This Duck Showed Up
(出典:「boredpanda」著者:Julija Televičiūtė 2016年8月)
http://www.boredpanda.com/duck-saves-dog-depression-george/

(補足)当ブログ 洋画「白い犬とワルツを」ご紹介記事一覧
(ご紹介編)
(ネタバレ編1)
(ネタバレ編2)
(ネタバレ編3)
(ネタバレ編4)

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2016年09月04日

不思議なアザラシ&アシカ動画


 本日は、Youtubeのカワイくてちょっと不思議なアザラシとアシカの動画をご紹介させていただきます。

 ちなみにアザラシとアシカには次のような違いがあるそうです。

「アシカには小さな耳殻(耳たぶ)があるが、アザラシには耳殻がなく、小さな孔が開いているだけである。」
「アシカの前脚は長いヒレ状だが、アザラシの前脚は短く五本指があり、手のような形をしている。」
「アシカは前後の脚で体を支える力があるが、アザラシは前脚で体を支えることができないため、陸上で上体を起こしていればアシカである」


出典:「違いがわかる事典」 「アシカ」と「アザラシ」と「セイウチ」の違い


 なお、英語ではアザラシは「Seal」アシカは「Sea Lion」と呼ばれています。

 犬好きなもんで、どちらも犬っぽくてカーワイー、と思っていましたが、たまに驚くような人懐っこさがあるところまで犬を彷彿とさせます。


まずはアザラシ編
「Charlie and the seal!」


https://www.youtube.com/watch?v=RoJTbfnCVkA

アイルランドのジャーナリスト、チャーリー・バード氏が、アザラシ(ゾウアザラシ〈elephant seal〉)たちがくつろぐ浜辺を取材していたときの出来事です。

(参照:TV roove!「ビーチで寝ていたらアザラシにメチャクチャなつかれてしまうおじさん」
http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/7/nid/13018.html)


 ゾウアザラシは警戒心が薄く、人がかなり近づいても逃げないので、観光でアザラシを観にいくというイベントもあるくらいですが、このアザラシ(大きいけどまだ子供)、近くに座って取材をしていたチャーリー氏をじっと見つめ、その後、隣に横たわったチャーリー氏に、てち…と前足をかけたかと思うと、身を乗り出してカメラをふぐふぐかいだ後、前足を彼に置いたまま、くつろぎはじめてしまいます。
「すばらしい経験です……」と喜びを語るチャーリー氏

 画面が切り替わると、さらに気を許したのかチャーリー氏に頭をもたせかけてしまっている赤ちゃん。

 さらに、なんと、なんかうらやましく思ったのか、もう一頭の赤ちゃんが、デッデデッデデ…と寄ってきて、最初の赤ちゃんに並んで彼に頭を乗せてきます。
「これは私の人生で最も驚くべき経験です、素晴らしい!!」と言いながら、プシュン!という赤ちゃんのクシャミにも嬉しそうにアハハハハ!と笑うチャーリー氏。

 彼の笑い声を聞きながら、二頭は「このおきにいりの親戚のおじさんと一緒に僕も寝るのだ」みたいな感じで彼にべったり寄り添ってお昼寝しています。


続いてアシカ編

「My life changing experience with a sea lion」


https://www.youtube.com/watch?v=YNPrUWXVlAY

 海を少し疲れた感じで泳いでいたアシカの赤ちゃん。

 可愛い!!ハーイ赤ちゃん♪という感じでボートから声をかけている女の子(投稿者ギルキンソン氏の姪っ子さん)の声がしましたが、なんと、その呼び声にこたえるように、アシカの赤ちゃんがボートに上がってきてしまいます。

 そして、後部の座席を見つけると勝手にヨジヨジして、そこに座り込む赤ちゃん。

 野生動物だから触ってはいけない……と思いつつ、そっと座席の隅に座ってこの光景を撮影するギルキンソン氏。

 すると、身を乗り出して波をみつめていた赤ちゃんが、何を思ったか、ギルキンソン氏の膝に近寄り、顎をのせてきます。

 さらに、まるでよく慣れた猫のように、眠たげなとろーんとした顔のまま彼の膝枕の上で寝返りをうち、ギルキンソン氏に頭をスリスリゴシゴシスリスーリ……(本当にギルキンソン氏からなんかオーラでも出ているのではと思わせるほど念入りにくっついてくる)。

 最後には、これだけスリスリされてんのに、触ってはダメも何も無いか……という感じでそっと指先で赤ちゃんの首を撫でるギルキンソン氏、思い切り身をそらしてそのつつましいイイコイイコを満喫し、お返しのように鼻先をにょ、と彼の手につけて、再イイコイイコをしてもらい、約一時間、アシカの赤ちゃんはそのボートで休憩していったということです。

 最後に「新しい友達です!」という字幕とともにギルキンソン氏とアシカの赤ちゃんの写真が登場しますが、優しい笑顔のギルキンソン氏と一緒に写っているアシカちゃんも明らかに穏やかに笑っており、初対面の野生動物と人がこんなに親し気なツーショットってあるのかと思わされます。

 「人生を変えるような出来事」とギルキンソン氏が形容する、この不思議な体験は、ネット上でニュースとして紹介されました。

「Daily mail」情報
「Adorable moment an affectionate baby sea lion leaps onto a boat and cuddles up to a passenger caught on camera」
Read more: http://www.dailymail.co.uk/news/article-2338721/Adorable-moment-affectionate-baby-sea-lion-leaps-boat-cuddles-passenger-caught-camera.html#ixzz4JIfrh2oM
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「The Huffington Post」情報
「Baby Sea Lion Snuggles Sailor After Climbing Aboard Boat Near Newport Beach In California (VIDEO)」
http://www.huffingtonpost.com/2013/06/06/baby-sea-lion-snuggles-aboard-boat-newport_n_3398883.html

 この二つの動画、何故、アザラシもアシカも、こんなにいきなり人に気を許したのかが謎ですが、しかし、チャーリー氏もギルキンソン氏もいかにも優しそうで、赤ちゃんたちとの出会いに感動しているのがその表情からよくわかります。

 野生動物なのに……と思いますが、逆に野生動物だからこそ、自分に害を為さず、好意を持っている存在を見分けることができる個体もいるのかもしれません。

 赤ちゃんたちの可愛らしいしぐさと、彼らに見込まれ寄り添われた人たちの嬉しそうな温かい笑顔に心なごみます。

 当ブログその他の動物動画関連記事は以下の通りです。よろしければ併せてご覧ください。

夏向き癒しの犬動画2作(「ゴールデンレトリバー、フロート(大型の浮具)を盗む」&「ドッグスパ」)
夏向き癒しのイルカ動画
イルカたち、フグ毒を回し飲みしてハイになる(イギリスBBCドキュメンタリーより)
自然番組の撮影方法(BBCドキュメンタリーより)
 
 (近日中にその他のアザラシ動画について、もう少しご紹介させていただく予定です。)

 読んでくださってありがとうございました。

posted by Palum. at 23:42| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月07日

イルカたち、フグ毒を回し飲みしてハイになる(イギリスBBCドキュメンタリーより)


前回は、「夏向き癒しのイルカ動画」と銘打って、僕が「イルカかーわいい(愛)!」と思った動画をご紹介しましたが、今回はそのときちょっと脇によせといた動画をご紹介します。度肝をぬかれましたが、かーわいい(愛)!とか、癒しとかとはちょっと違うな……と思ったので……(汗)。

動画タイトルは「Dolphins purposely 'getting high' on pufferfish(直訳 イルカたち、意図的にフグでハイになる)」
pufferには「ぷっと吹く」の意味もあるそうですが、それで「pufferfish」って、音の感じといい、なんかイメージにあっていますね。



https://www.youtube.com/watch?v=msx3BAhIeQg

Dolphins: Spy in the Pod(直訳イルカ:群れの中のスパイ)」というBBCドキュメンタリーでウミガメ姿の隠しカメラ(かわいい)が偶然とらえた映像だそうです。
Pod……この場合、イルカやクジラの少数の群れのこと

Youtube動画の説明文を引用させていただきます。

Bottlenose dolphins play with toxic pufferfish that secrete a neurotoxin that in high doses can kill but in small doses seemingly have a narcotic effect.
(直訳)バンドウイルカが摂取量が多ければ致死性だが少量なら麻薬効果があると思われる神経毒を分泌する有毒フグで遊んでいる。

冒頭、一頭のイルカがフグをくわえてつーっと水面にあがっていきます。

それに他の4頭が加わり、水面近くに垂直に体を寄せ合って、ぶきゅきゅぶきゅきゅ……と言いながら、フグをつついたりくわえたりしています。

ご存知のとおり、フグは猛毒の持ち主で、イルカに捕らわれ身の危険を感じたこのフグは、青酸カリをはるかにしのぐという猛毒(テトロドトキシン)を分泌させているのですが(水面の茶色いもやのようなものがそれらしいです。)イルカは絶妙な力加減でフグをくわえたりつついたりすることで、この毒を弱く出させて、ハイになってる模様です。
(ていうかいくら弱く出してしかも水中で薄まっているといっても、これ好きで吸うなんてイルカって物凄く丈夫なんだなと思いました。この近く人が泳いでいたら死んじゃうんじゃ……?)

驚いたことに、最初にフグを「おー、いいブツが手に入ったぜい」みたいな感じでいそいそ捕まえてきたイルカは、集まってきた仲間たちに、フグを口移ししたり、ボールのようにパスして互いにシェアしています。

まるで外国の街のかたすみで、たむろする若者たちが「お前も一服やるか?」と自分が吸っていたナニカを仲間に手渡すように……。

ぷきゅぶぶ、ぴゅいーと相変わらず声はカワイイですが、途中から目はうつろ、口は半開き、互いに折り重なるようにバクゼンと水中を漂い、明らかに「ウケケケケ!」状態。
前回ご紹介した動画の優しく真面目そうな素面のイルカさんたちと見比べてみてください。)

こんなウケケケ状態で、うすめた青酸カリちょいなめみたいなことやっていて、たとえば間違えてフグ強くくわえて毒汁ブシャー!(ふなっしー調)で事故死なんてことがイルカ史史上なかったのかと心配になりますが、このときはイルカたちが自分の世界にトリップしている最中に(エキゾチックなBGMがまた別世界ムード醸してる)、命からがら抜け出したフグが「ひいいい……!」という悲鳴が聞こえてきそうなほど一目散に逃げだして(うん、ウケケケイルカにあんなに取り囲まれちゃあ怖いよね……)過激なパーティーは幕を閉じています。

ある意味では人間をもしのぐのではないかと言われる高い知性の持ち主であるイルカが、それゆえに人間同様、その知性を、危険な方面にも活かしてしまっているというお話でした。

今回参照させていただいた記事は以下のとおりです。(どちらも動画、画像つき)
「Flipper's bad boy cousins! Dolphin pod gets 'high' off pufferfish toxins (and they're too buzzed to spot their prey slip away)」(「Mail online」2015年3月9日記事

イルカはフグ毒で”ドラッグ遊び”をしていることが判明…英BBC調査」(Technity 2014年1月1日記事)


ちなみに、上記「Mail online」のWeb記事のタイトルは、意訳すると「フリッパーの悪いいとこたち!イルカの群れがフグ毒でハイになる(そして彼らはあまりに酔っ払いすぎて獲物〈フグ〉が逃げ出したことに気づかなかった)」ですが、この「Flipper」は、アメリカのテレビドラマ(後、繰り返し映画でリメイクされている)に登場するイルカの名前だそうです。なんかステキなセンス……。

フリッパー [DVD] -
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それしても、この映像で、イルカの生態そのものにも驚きましたが、この映像をものにしたイギリスBBCの製作者たちの執念と技術にも圧倒されました。イギリスの自然番組は総じて非常にレベルが高く、いつも、どうやって撮ったの!?と思わされる、鮮明でユニークな映像が見られますが、今回の「ソックリウミガメラ(勝手にドラえもんのひみつ道具みたいなネーミングにするな)」もそのひとつ。
当ブログ「自然番組の撮影方法(BBCドキュメンタリーより)」でご紹介させていただきましたので、よろしければ併せてお読みください。


https://www.youtube.com/watch?v=80BXZfuevkE

当ブログでイルカに関する情報をご紹介している記事はコチラです。

夏向き癒しのイルカ動画
イルカたち、フグ毒を回し飲みしてハイになる(イギリスBBCドキュメンタリーより)
自然番組の撮影方法(BBCドキュメンタリーより)


読んでくださってありがとうございました。
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2016年08月06日

夏向き癒しのイルカ動画

今日はYoutubeよりおススメのイルカ動画をご紹介させていただきます。
(前回の犬動画編はコチラ

まずはコチラ「Cat and Dolphins playing together」



アメリカのマリンパークでの一コマです。

人と一緒にいた猫が、イルカに興味しんしんで身を乗り出し、一方イルカも優しい目をして猫を見つめ、くちばしの先で、ちょこん、ちょこん、と猫の額を触ります。

これにこたえて、猫も一生懸命前足を伸ばして、イルカのくちばしをちゃいちゃい……と引き寄せると、ぷかぷか揺れながらも、できるだけじっとしているイルカにすりすり頭を押し付けはじめました。

「にゃー……つるスベにゃー(ゴーシゴシゴシ)……あ、いっちゃダメ(はしっ)、にゃー……つるスベにゃー……(繰り返し)」
目を閉じたうっとり顔からそんな感想が聞こえてきそうです。

何度も顔を出して猫を見に来るイルカも、
「こっち(水中)じゃ見ない感じだけどカワイイ生き物だわあ」
と、思っているみたいに見えます。

周囲の人たちからの「オーゴッド……」という感嘆のため息まじりの声も、その場に居合わせた幸運を感じさせます。

イギリスの新聞「Dailymail」に、この出来事に関する記事(画像と動画つき)がありましたので、あわせてご参照ください。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2689882/Cat-plays-DOLPHINS-amazing-video.html

それにしても、圧倒的に体格差があり、決して泳ぐのが得意でないであろう家猫が、ここまで身を乗り出して、イルカを自ら引き寄せてスリスリするとは、よほど惹かれるものがあったのでしょうか。

最初に猫を見ているイルカの目とか、おでこをちょんちょんする動きとか、いかにも好意的で優しそうだなあと思いましたが、猫もその辺を感じ取ったのかもしれません。

ちなみに、犬がイルカに興味深々なこんな動画もありました。

タイトルは「Overboard Maverick- Dog jumps on Dolphins 」
Overboadで「船から落ちる」という意味です。Marverickは犬の名前かと)



船に並走して泳ぐイルカたちを舳から見ているジャーマンシェパード(お尻カワユス)。

波間に優雅に姿を現しては消えるイルカの背中にそわそわしていたかと思うと、いきなり海にジャーンプ!!。

釣りをしていた飼い主さんたちが「おい、なにやってんだ!?ほら、こっちまで泳いで来い!!」と慌てて(でも、爆笑が混じっている)船の側面をばしばし叩いて呼ぶと、飛び込んだ時点で我に返ったと思われる犬がしずしずと戻ってきます。

飼い主さんがすぶぬれの犬をずざざ……と首根っこつかんで引き上げてから、
「何考えてんだよお前は……」
とちょっとお説教しています。

人が見てもイルカって「美しい生き物だなあ」と思いますが、犬猫も魅了されてしまうのかもしれません。

さて、コチラはちょうど今大盛況と思われる、長崎県佐世保市の九十九水族館「海きらら」のイルカショーの動画です。

二頭のイルカが同時にハイジャンプして、片方が投げたボールを相方が空中でキャッチするという華麗で高度な技を見せています。(キャッチした後クルリと回転した姿の、尻尾のそりまで美しい。)



このイルカたちが、二頭並んでボールをプールにぶつけて自主練している動画が海きららのFacebookに上げられているのでご覧ください。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=476231242453998&id=183373245017761

練習しながらしきりとふげー、ふげー、と言っているのがカワイイ……運動部みたいに「イチ、ニイ、サン」的なカウントしているんでしょうか。

最後に、「ふげーえ!(訳:そぉーれ!〈かな?〉)」と元気に放ったボールが外に飛びだしてしまい、
「あっ?、あー……」みたいに口をあけてじっと見送っている顔がまたイイです。

参照:ファンファン福岡HP
「親も子も大興奮!自主練するイルカのジャンピングキャッチボール☆九十九島水族館「海きらら」」
http://fanfunfukuoka.com/travel/20744/

当ブログでイルカに関する情報をご紹介している記事はコチラです。よろしければ併せてお読みください。

夏向き癒しのイルカ動画
イルカたち、フグ毒を回し飲みしてハイになる(イギリスBBCドキュメンタリーより)
自然番組の撮影方法(BBCドキュメンタリーより)



読んでくださってありがとうございました。






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2016年07月26日

夏向き癒しの犬動画2作(「ゴールデンレトリバー、フロート(大型の浮具)を盗む」&「ドッグスパ」)


今日はYoutubeより夏にぴったりの犬動画を2作品ご紹介させていただきます。
(イルカ動画編はコチラ

一つ目のタイトルは「Golden Retriever steals pool float」



https://www.youtube.com/watch?v=0wNcMcTV_4k

昼下がり、個人宅と思われるプールで、女の子二人がフロートに寝そべりくつろいでいます。そして、二人の間で、最初は水色のフロートにつかまらせてもらっている、ゴールデンレトリバーのミロ。

ところが、もう一人の女の子の白いフロートにつかまろうとしたとたん、一人と一匹の重みでずぶずぶと沈みかけます。(でも離さないミロ)

水色のフロートに乗っていた女の子が気を聞かせて、「(ミロがそれを使いたいみたいだから)こっちに移ってあげたら?」と、ピンクのフロートを彼女に渡します。「んもー(笑)」みたいな感じで女の子が離れると同時に白いフロートによじのぼり、独り占めできたミロ。(譲ってくれた女の子にフロートを押されて、しっぽを半分水に浸して、ツーと独りただよう姿が可愛い)

再び静かな昼下がり……と思いきや、んじーっと女の子が移ったフロートを見つめていたミロは、白いフロートからすぐにおりてしまい、さぱさぱさぱ……と、ピンクのフロート、そして水色のフロートの間をさまよいます。

そして白いフロートをゆずってくれた女の子が乗るピンクのフロートに泳ぎ着くと、しばらく女の子と向かい合ってフロートにつかまってましたが、やがてのしのしよじのぼり、フロートを占拠してしまいます。

苦笑した女の子が再びミロにフロートをゆずって(やさしい)、白いフロートを使い始めると、「あっ、おねえちゃん……」みたいに見送っていたミロは少し眠たげながらも、また、そちらをんじーっと見つめていました……。

なにがしたいんだよ……とつっこみたくなる、けど、「だが許す(岸辺露伴「だが断る」風に※)」とそのカワイサで全犬好きをねじふせる光景です。

(※)ジョジョの奇妙な冒険第四部に登場する漫画家、仕事にかける情熱と問題のある性格が魅力の(←?)名脇役

女の子たちは、「人のが欲しいのかしら」というようなことをつぶやいていますが、コメント欄には、「He just wants to share a floatie---not his own. LOL What a lucky dog、一緒にフロートを使いたいんだよね、独りでじゃなく(大笑)、すごくラッキーな犬だ(←率直)」という意見が寄せられています。

レトリバーと、優しい女の子たちと、昼下がりの静かなプール……、という、涼と癒しのある画像です。

ちなみに、ミロの白いフロートを女の子二人が支えてくれて、みんなで川の字にプカプカしている動画もありました。女の子たちに挟まれ、フロートの上でおもちゃをしゃぶしゃぶして、
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば(※)」状態のミロ。本当にラッキーだなオイ。

(※平安時代栄華を極めた藤原道長の和歌)


https://www.youtube.com/watch?v=lasRk5rqkJU

※動画説明に「Milo and his best buds floating around the pool.」とあり、この場合の「bud」は「芽、蕾」ではなく、「buddy(相棒)」の略のようです。(参照Weblio辞書)なので「ミロと彼の大親友たちがプールで浮いてます」みたいなニュアンスかと。

ところで、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーはもともと水鳥専門の猟犬で、湖などで飼い主が撃った獲物を、泳いでとりに行くのが仕事でした。こういう遺伝を継いだ犬種を英語ではまんま「Water dog」というそうです。
「Water Dog」Wikipedia情報
https://en.wikipedia.org/wiki/Water_dog

このため、犬の中では非常に水好きで、いやっほーうい♪とばかりに水に飛び込み、スイスイ泳ぐ動画が数多く見られ(まるいおでことつぶらな瞳だから、アザラシっぽくなる)、今はその特性を利用して水難救助犬としても活躍しています。

(ちなみに我が愛犬は、水とは無縁の犬種らしく、当初、バスタブに入れてシャワーをひねると、殺される寸前のごとく、ずだだどすばた!と派手に浴槽を鳴らして抵抗し、慣れてすらこの世の終わりのような悲痛な面持ちで、頭も耳も尾も、とにかく全身全霊ぐったりとうなだれてシャワーから目をそむけ、ひたすら時が過ぎ去るのを待っていた。態度悪い。〈だが許す2〉)

併せて、水好きの犬(犬種書いてないけどゴールデンレトリバーっぽい)の癒し動画をご紹介させていただきます。

タイトルは「Dog Spa」
(すみません、一度中国っぽいと書いてしまいましたが、投稿者さんいわく、かかっている曲はタイの歌手Pai Pongsathonの「ความฮัก(読めない……〈汗〉)」とあるので、タイの動画みたいです。)



https://www.youtube.com/watch?v=EubuphQ79z4 (参考http://grapee.jp/16407)

歌謡曲がどこからともなくゆるく流れる屋外、おおきなタライ(ちょっとへにょってるから多分ゴム製)の泡風呂にあおむけに身をゆだねるゴールデンレトリバー。

ラフないでたちのおじさんが自分の手をこすりあわせてきめこまやかに泡立てたシャンプーでしゃわしゃわと長毛の毛並みを洗っています。

目を閉じ、お腹をおっぴろげに、おじさんに前脚をみよみよーんと伸ばされても、後脚をわしゃわしゃかきまぜられても、うっとりとろーんとなすがまま。

そんなおじさんのゴットハンドに夢心地な犬のそばをうろうろするゴールデンがもう一頭(兄弟?)。
実にうらやましげにじとっと覗き込むもう一頭に対し、どこまでも慣れた手つきで、しゃぐしゃぐしゃぐ……と犬の毛足を洗いながら、おじさんは「まーて!(順番だよ)」みたいなことを言ってます。

常に朗らかで忠実というイメージの犬が、逆に人に気を許しきっているがために、なにもしない姿というのも、また非常に味わい深いのですが、犬界でも特に聡明で献身的と名高いレトリバー犬(その性質ゆえに、家庭内で小さな子供の面倒をみてくれたり、セラピードッグとして福祉施設で働いていたりする)が、おじさんがせっせと泡立ててくれたシルキー泡にとろけるばかりでろってる姿はいっそうギャップ萌えです。大らかな歌謡曲も平和な生活感を漂わせて泣かせる。

この動画にはこんなコメントが寄せられています。(意訳)
「I want in SO BAD. I'm not sure I've ever felt that good in my entire life!(ものすごーくまざりたい。自分の全人生を通じてこんな(この洗ってもらっている犬級の)良い気分を味わったことがあるかどうかわからないよ)」

この犬の信頼とくつろぎに満ち溢れた顔を見るとつくづくそう思います。

今後もおススメしたい世界の動物動画をご紹介させていただきますので、よろしければご覧ください。
読んでくださってありがとうございました。

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2014年04月15日

(補足)「ビッグサプライズ 結婚式で歌い出した神父様」「インディペンデント誌」の記事一部ご紹介

前回記事で、教会の結婚式で歌い出した神父様の動画について書かせていただきました。

出典:ロケットニュース2014年4月11日記事
http://rocketnews24.com/2014/04/11/431507/




本日はイギリスの新聞「インディペンデント(The independent)」誌内のこの動画に関する情報を、記事本文一部抜粋と単語の意味を交えてご紹介させていただきます。
(なお、付属の訳はしょせん僕なんで雰囲気こんなもんかなくらいの生暖かい目で見守ってあげてください……〈汗〉)

「インディペンデント」誌の記事URLは以下のとおりです。
http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/singing-priests-hallelujah-rendition-gives-newlyweds-amazing-surprise-9249138.html

インディペンデント誌内記事タイトル
「Singing priest's Hallelujah rendition gives newly-weds amazing surprise」
(意訳)歌う司祭の「ハレルヤ」演奏が結婚式の素晴らしいサプライズに
rendition……公演・演奏(歌を含む) 


(本文)
A priest shocked a couple and their wedding guests in Ireland when he gave a powerful surprise rendition of Leonard Cohen’s Hallelujah, complete with re-worked lyrics relating to the life the newly-weds were about to begin together.

(意訳)
アイルランドで、とある司祭が新郎新婦のカップルと結婚式の招待客を驚かせた。彼が今まさに夫婦になろうとしている二人の人生を素材に新たに作り直された歌詞で「ハレルヤ」(原曲レナード・コーエン)をサプライズで力強く歌い始めたときのことである。

(本文)
The opening riff of Leonard Cohen’s 1984 then begins, and he sings: “We are joined together here today to help two people on their way, as Leah and Chris start their life together.

それから(新郎新婦が着席してから)レナード・コーエン(1984年作)の曲のオープニングのリフレインがはじまり、彼(レイ神父)は歌い出した。「レア(新婦)とクリス(新郎)が生涯を共にする道のりを助けるために、私たちは今日ここに集いました」
riff……リフレインの短縮形


"And now we’ve reached their special day, we hope to help them celebrate, and show them how much we all love them too, yeah.”

「そして私たちは彼らの特別な一日にたどりつきました。彼らを祝い、我々がどれだけ愛しているかも彼らに示したいと思います」

As he continues the pitch-perfect rendition, Chris laughs and Leah begins to cry. The priest then cheekily raises his eyebrows at the amazed couple, as their friends and family laugh.
彼(レイ神父が)完璧な演奏を続けているうちに、新郎クリスは笑顔になり、レアは泣きはじめました。そして、司祭がびっくりしている二人に小粋に眉を挙げると、彼らの友人と家族は笑いました。
as……〜につれて・従って
pitch-perfect……完璧な・一部の隙も無い
・cheekily……cheekyの副詞
(辞書だとメインの意味が「生意気」とか「図々しい」となっていますが、個人的には「憎めない」とか「小粋」とか、いいニュアンスで使われているケースをよく聞いた覚えがあります。イギリス英語限定の意味かもしれませんが、このレイ神父の笑顔はどう考えても後者ですよね。

(記事本文)
At the end of the song he got a standing ovation.

歌い終わりには、彼はスタンディングオベーションを受けていました。

Fr Kelly is a trained singer who is currently working on his third album.
(レイ・)ケリー神父は熟練の歌手で、現在彼の三番目のアルバムに取り組んでいます。
Fr……Farther(神父)の略

"I do it to make a few bob for local charities,“ he told the radio programme.
「地元のチャリティーでお金を集めるために歌っています」ラジオ番組でレイ神父はそう語りました。」
・bob……(俗語)イギリス英語で貨幣の単位「シリング」をさす。転じて「お金」そのものをさすようになった
(参照ウィキペディア記事内Slang terms for moneyのUnited Kingdomの項目)
http://en.wikipedia.org/wiki/Slang_terms_for_money

少しハスキーな奥行きのある美声のレイ神父。

BBCの記事によれば、既に司祭としてのキャリア25年のベテランだそうです。
そして、「歌うのは大好きだけれど、フルタイムではやりたくありません、司祭としての仕事を愛していますから(I enjoy singing but I wouldn't want to do it full time - I love what I'm doing as a priest)」とのことです。
なんともチャーミングな方ですね。

BBCの記事URLは以下の通りです。(かなりインディペンデント誌と内容が重複しています。レイ神父がBBCラジオでお話した内容とのことなので当然かもしれませんが)よろしければ併せてご覧になってみてください。
http://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-26957527


読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 23:39| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

(おススメ動画)ビッグサプライズ 結婚式で歌い出した神父様、(Original Big surprise for Bride and Groom...Chris and Leah Wedding 5 April 2014)



素敵な動画を見つけたのでご紹介させていただきます。
(前回記事の続き、(台詞編)「モロマジ!自殺電話」(ファミリータイズ)はまた近日中にアップさせていただきます。)

動画情報出典:ロケットニュース2014年4月11日記事
http://rocketnews24.com/2014/04/11/431507/

Youtube動画をご覧ください。



アイルランドにある教会での結婚式でのこと。
誓いの儀式がはじまろうとしたそのとき、壇上にいたレイ神父がとつぜん音楽に合わせて朗々と歌い出します。

曲はレナード・コーエンの「ハレルヤ」

みんな最初はあっけにとられていましたが、レイ神父の歌声の美しさに新郎は笑顔に、新婦の目には涙が浮かび、歌い終わる頃には立ち上がって拍手喝さいを送る招待客も。(それまでわりと淡々とした感じだったのに、間奏中に、新郎新婦に向かって「にょ」とまゆをあげて笑う神父様の笑顔(動画3分頃)と、そのあとまたいっそう力強い声で歌うギャップがチャーミング〈笑〉)

実はこのレイ神父、一応事前に、「式で歌うつもりです」と二人に言ってあったのですが、二人はあまり本気にしていない様子だったそうです。(確かにこれはまさかと思うでしょうなあ。)

ちなみに、この時レイ神父が歌っている「ハレルヤ」は新郎新婦の名前を織り込み、門出を祝うオリジナルの歌詞となっています。

Youtubeの投稿者コメント欄に、このときレイ神父が歌ったバージョンの歌詞が全文掲載されています。

「インディペンデント」誌の記事によれば、レイ神父は歌手でもあり、今は3枚目のアルバムを制作中とのこと。彼の歌唱力は地元ではよく知られていたのですが、このカップルは遠方から来たので完全なサプライズ状態となったのだそうです。

温かで伸びやか、そして心のこもった本当に良い御声ですねえ……。聞いている人たちの反応も良い。心が洗われました。

ところで、歌い終わった直後、レイ神父がなにかおっしゃっていて、それについて周囲が笑っていますが、私にはなんと言っているのか聞き取れませんでした。

ネイティブの知人に聞いてもらったところ「よく聞こえないけれど(よかった僕のリスニング力不足だけじゃなかった)、『……in shock』て言っている。たぶん『They are in shock(彼ら〈新郎新婦〉は驚いていますね)』とか言っているんじゃないでしょうか」
とのことでした。

確かに(笑)でも、とても素敵な驚きだったことでしょう。



この動画についての「インディペンデント」誌の記事URLは以下のとおりです。
http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/singing-priests-hallelujah-rendition-gives-newlyweds-amazing-surprise-9249138.html

よろしければこの記事について少し私なりに訳させていただいた補足記事も併せてご覧ください。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 23:46| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月31日

(おススメ動画)ブリテンズゴットタレント出場者たち3 Charlotte and Jonathan (シャーロット&ジョナサン〈オペラデュオ〉)、Attraction(影絵劇グループ)

本日もイギリスのオーディション番組「ブリテンズゴットタレント」の中から、個人的に好きなパフォーマンスについてご紹介させていただきます。

この番組の出場者についてご紹介させていただいたその他の記事は以下のとおりです。

 ・シャヒーン・ジャファーゴリ(当時12歳の歌手)
 ・スタブロス・フラットレー(ギリシャ系オモシロ父子ダンス)
 ・映画「ワン チャンス」ご紹介記事(歌手ポール・ポッツ氏のオーディション動画リンクあり)
 ・Diversity(ダイバーシティ)(ダンスグループ)
 ・ジュリアン・スミス(サックス奏者)
アシュレイ&パッヅィー(少女と犬のダンスコンビ)
・(番外編)ボグダン・アリン・オータ(ピアニスト)「ノルウェイゴットタレント」のファイナリストですが、個人的に好きなので貼らせていただきました。やりとり英語なんでリスニングにも使えます。

●Charlotte and Jonathan (シャーロット&ジョナサン)
 
 2012年ファイナリスト10代の学生二人のオペラデュオ。(以前、映画「アンコール!」ご紹介記事でも動画リンク貼らせてさせていただきました。)先生に勧められてコンビを組んでオーディションに参加。

 どうぞ動画をご覧ください。

 

 外見にコンプレックスを持ち、からかわれもしていたジョナサンは、いつも自分を守ってくれるシャーロットがいてくれなかったらとてもこんなところには来られなかったというほど引っ込み思案な性格だったそうですが、17歳とは思えない壮麗とでもいうべき美声を披露します。

 (イケメンとはいえない外見、おとなしい性格に驚異の歌声という点では初代王者ポール・ポッツ氏を彷彿とさせる演者です。)

 ここでサイモン氏がジョナサンに対し、「一人でオーディションを続ける気はないか」と酷な提案をしていますが(このときに限らず、片一方の方が突出していると思ったときよく言っています。)、ジョナサンは「デュオで来たのですからデュオとして続けます」と答え、観客の喝采を浴びていました。

 シャーロットはこの出来事をバネに、持ち味の朗らかな声質に加え、次第に声量をあげ、勝ち進むとともに、「君らはデュオで良かった」とサイモン氏に言わせることに成功しました。

 得票数において、アシュレイ&パッヅィーに僅差で敗れましたが、感動的なパフォーマンスです。

●Attraction(アトラクション)

 ハンガリーの影絵劇グループ(shadow theatre group)。

 2013年ブリテンズゴットタレント優勝者で、外国人参加者としてはじめてこの番組の頂点に登りつめました。



 スクリーンの向こうで人が組み合わさって、構成する影絵で、遠近を利用し、人や建物、樹木や動物までも演じ、そのなめらかな動きの美しさと静謐な象徴性で審査員、観客らの心をゆさぶり、一組の家族が戦争によって父親を失うという物悲しいストーリーに多くの人が涙しました。

 私も何度観ても泣いてしまうのですが、不思議です。美しいからでしょうか。それとも影というものには、なにか、人の思い出に直接訴えかける力が秘められているのでしょうか……。

 今回は以上です。これからも、イギリスに限らずこのような魅力的な動画があったらご紹介させていただきたいと思います。

 読んでくださってありがとうございました。
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2014年03月30日

(おススメ動画)ブリテンズゴットタレント出場者たち2,Ashleigh and Pudsey(アシュレイ&パッヅィー)〈少女と犬のダンスコンビ〉

本日もイギリスのオーディション番組「ブリテンズゴットタレント」の中から、個人的に好きなパフォーマンスについてご紹介させていただきます。

この番組の出場者についてご紹介させていただいた過去記事は以下のとおりです。

 ・シャヒーン・ジャファーゴリ 
 ・スタブロス・フラットレー
 ・映画「ワン チャンス」ご紹介記事でもポール・ポッツ氏のオーディション動画リンクあり
 ・Diversity(ダイバーシティ)
 ・ジュリアン・スミス

Ashleigh and Pudsey(アシュレイ&パッヅィー)

 16歳の少女アシュレイと6歳の犬パッヅィーのダンスコンビ。2012年のブリテンズゴットタレント優勝者です。

 まずは動画をご覧になってみてください。



 ダンスに合わせて人と犬が踊るパフォーマンスはイギリスでは珍しくないようで、過去にも素晴らしいコンビがいたのですが、パッヅィーの凄いところはステップです。特に動画3:18秒あたりから30秒まで、ほぼずっと2本足で歩いています。

司会者のアント&デックが「人間みたいに歩いている!」と言いましたがホント、音楽に合わせてトコトコ歩くすがたは、中にちっちゃい子でも入っているみたいでした。

 それにしても彼はアシュレイが好きなのでしょうねえ……(美人なだけでなく面倒見がよさそうで、話し声がいつも笑っているみたいなとても素敵なお嬢さんですから気持ちはよくわかる。)演じている最中パッヅィーが口をぱかっとあけて笑顔っぽいのもカワイイ。

 いや、アシュレイがしゃべっているときに彼女と相手を見る瞳のキラキラとしていかにも賢そうなところからして感動的です。

(冗談抜きで、なんで頭と性格の良い犬の瞳ってあんなに澄み光っているんでしょうね。性格が悪くて怠け者の上にドライアイなのでなにがどうなるとああなれるのか不思議で仕方が無い。〈中身を治して目薬をさせ〉)

 ちなみに、このコンビ、ちゃんとファイナルまで繰り返し内容を変えてます。パッヅィーすげえ……リアルに「振付け覚え脳」で大敗北している自信があります(哀)。

 ところで、いつも辛口なサイモン氏が実は相当な犬好きらしいというのが、この動画で明らかになります。

 普段の彼のキャラを知る人からは「この人誰?」と言われそうなぐらい(前回記事のジュリアン・スミス氏が演奏はじめるまでの不機嫌丸出し顔と見比べてみてください。)登場シーンから「ほんわ〜」みたいな笑顔でしたし、「He is gorgeous」「cute」と言っています。

(「キュート」はともかく、日本人には「ゴージャス」ってなんか豪勢とか華やかなものに使うイメージがありますが、どうも容姿の良い動物にも使うみたいですね。)

 別の動画(ファイナル直前の映像)でしたが、おそらくは演技終了後、なんか嬉しそうに「うーん、本当にかわいいねえ〜(愛)」みたいな態度でパッヅィーナデナデしてました(笑)。

 このパッヅィーの映画「Pudsey the movie(パッヅィー ザ ムービー)」がイギリスで2014年夏に映画公開されるそうです。
(パッヅィーの声はブリテンズゴットタレントで審査員をしている俳優でコメディアンのDavid William氏〈デイヴィッド ウィリアム〉が担当するそうです。)

 オーディションでサイモン氏に「いずれはオスカーをとれるようになると思うかい?」と聞かれ、アシュレイが「はい!」と元気に答えているときに、「できますとも!」みたいな顔をしていたパッヅィー、これからの活躍が楽しみです。

(なんかあまりいじらずに、パッヅィー本来の、あの楽しそうに演技する性格の良さ、賢さカワイサの出た作品だといいなあと思います。最近の動物映画、動物の良さ加工しすぎと思うの多いんで……〈究極無加工は刑事コロンボの犬ですが……出てきても別にためになることをしない。しかし最高に可愛いです。〉個人的には「奇跡の旅」の犬猫の撮り方が一番好きでした〈マイケル・J・フォックスが声優担当〉。いずれご紹介させていただきます。犬好き号泣必至の名作です。)

奇跡の旅
 映画紹介記事はコチラ。予告編の動画も観られます。
http://www.digitalspy.co.uk/movies/s107/britains-got-talent/news/a540278/pudsey-the-movie-britains-got-talent-dog-in-first-trailer-video.html

 本日は以上になります。また明日、おススメ動画をご紹介させてください。

 読んでくださってありがとうございました。
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2014年03月29日

(おススメ動画)ブリテンズゴットタレント出場者たち1,Julian Smith(ジュリアン スミス〈サックス奏者〉)


 先日イギリスのオーディション番組「ブリテンズゴットタレント(Britain’s got talent)」のうち、2009年王者「Diversity(ダイバーシティ)」について少し情報と動画をご紹介させていただきました。

 その他、この番組の出場者についてご紹介させていただいた過去記事はコチラです。

 ・シャヒーン・ジャファーゴリ君(当時12歳ながらマイケル・ジャクソンの「Who’s loving you」を歌い、その中性的だが堂々たる歌声で喝采を浴びた。美声は無論のこと、辛口審査員サイモン・コーウェル氏に別の曲の歌い出しを止められるというハプニングの後にこのパフォーマンスを見せた安定感が圧巻。)
 ・スタブロス・フラットレー(ギリシャ系ぽよオモシロ父子のダンスコンビ。フラットレーはイギリスでは知らない人のいないアイリッシュダンスのレジェンド、マイケル・フラットレーから来ているが、パフォーマンスの味自体はなんか違う。)

 この番組の初代王者ポール・ポッツ氏を描いた映画「ワン チャンス」についての映画ご紹介記事でもポール氏のオーディション動画リンクを貼らせていただいています。

 本日から数回に分けて、その他、私がいままで観た中で、好きだったパフォーマンスの動画とパフォーマーの方々の情報を簡単にご紹介させていただきます。

●Julian Smith(ジュリアンスミス)(前回記事でご紹介したDiversityのパフォーマンスにも出演していた人です。)

 2009年ファイナリストのサックス奏者です。

 風渡る豊かな清い川の流れを思わせる、透明で広がりのある音で「Somewhere」を奏で、審査員アマンダに「サックスを聴いて初めて泣いた」と言わしめました。



 どことなく求道者を思わせる真摯な風貌や話し方にスタイリッシュなファッションのコンビネーションが個性的。

(音も観た感じ通り、「誠実で力強く温かい〜大人カッコイセクシー」まで幅広い感じです。)

この人の格好、30代後半にしていい感じに着崩していてすごく大人オサレだと思うんですが、「雑誌コーデそのまんま」にも「カジュアルを狙ったつもりがだらしなくて若作り」にもなっていないのはやっぱり内外中身がいいからですかね)

 個人的には実力者ぞろいの2009年でも屈指の魅力ある演者だったと思うのですが(ファイナルでは得票数で第3位)、i-tune販売やHMVのダウンロードは可能みたいだけれど、CDがお店では簡単に手に入らないらしいのが残念(ルーマニアのピアニストBogdan Ota(ボグダン・オータ)氏といい、CDいろんな店舗で流通させるには、なんかシロウトの知らない壁があるんですかね。)。

 疲れたときとかに目を閉じて、この人のこの曲をイヤホンで聴くと脳の疲れがサラサラと取れていきます。音楽に対する真摯な思いが、この音の呼吸から伝わってくる感じです

ジュリアン スミス氏の公式HPはコチラ(「Somewhere」等視聴ができます。ホントいい……)
http://www.juliansmithsax.co.uk/

 本日は以上です。明日もおススメ動画紹介をさせいただきますので、よろしければご覧になってください。

 読んでくださってありがとうございました。
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2014年03月28日

(おススメ動画)Diversity(ブリテンズゴットタレント2009年優勝のダンスグループ)

 先日映画「ワンチャンス」についてご紹介記事を書かせていただきました。(まだ観ていないのですが、映画の背景を少しだけ……)

 本日は、この映画の主人公ポール・ポッツ氏を世に知らしめたイギリスのオーディション番組「ブリテンズゴットタレント(Britain’s got talent)」のうち、2009年王者「Diversity(ダイバーシティ)」について少し情報と動画をご紹介させていただきます。

 Diversityオーディション登場時の動画。


 
Diversityのウィキペディア記事は以下の通りです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Diversity_(dance_troupe)

 2014年現在も活躍中で、秋冬にはライブツアーがあるそうです。観たいなー……日本にも来てくれればいいのに……彼らのパフォーマンスは誰が観てもカッコイくて面白いんですよ。

 Diversityの公式HPはコチラ。
 http://www.diversityofficial.com/
 ツアー情報はコチラです。
 http://www.diversityofficial.com/tour

 Diversityは兄弟と仲間達で構成されたダンスグループで、独創的な振付けとチームワークで魅せる斬新なパフォーマンスで、スーザン・ボイルさんをおさえて優勝しました。

 オーディション映像で喋っていた長身ハンサムな青年がリーダーで振付け担当のAshley Banjo(アシュレイ・バンジョー)。メカニックな動きから、クラシック、音楽以外の音声を利用したユーモラスなものまで融通無碍に取り入れた多彩な振付けができる人です。あと、他のパフォーマーとのコラボがとてもうまい。その年旬な人や、自分たちには無い技術を持つ人たちと巧みに組めるから今でも評価が高いんでしょうね。
 (余談ですが、彼を見るたびに、なんて「スラムダンクのキャプテンとかにいそうな人だろう」と思います……なんか顔立ちとか体格とか汗もまぶしそうな感じとか……)
 ちなみにDiversityの中でよく宙を舞っているフワフワ頭に眼鏡という超オシャレな少年はPerri Kiely(ペリ・キーリー)

 登場時は13歳くらいで、目がくりくりして中性的な顔立ちなので、「ヒップホップコナン君」といった趣でした。今でもそのルックスと高いダンス技術でメンバーの中でもひときわの人気者です。

 Diversityの特色として、ダンスでありながら「美しい」、「カッコイイ」というところを表現するだけでなく、ダンサーの一部が舞台セットの一部のようになったり、動きをずらして観る人の空間や時間の感覚を崩して見せるというトリッキーな動きを見せて、「新しさ」を打ち出しているところがあります

 なお、この年はFlawlessという青年ダンスチームも登場しており、身体能力と技術の高さではDiversityを上回っていたかもしれませんが、「斬新」「面白い」という点が得票を分けたようです。しかしFlawlessもホンット凄かった(彼らも2014年春にツアーがあるそうです。)。ブリテンズゴットタレント史上に残るダンスグループの名勝負でしょう。

 Flawlessのオーディション動画はコチラ。


 
 以下、個人的に好きなDiversityの動画リンクを貼らせていただきます。
 
 Diversity優勝時の動画

 

音を巧く使い、また、帽子や手で彼らを審査するブザーを演出するなどの笑いどころも入れてあります。スーザン・ボイルさんら他のパフォーマンスも素晴らしかったのですが、これはやっぱり「勝つ」作品だと思いました。

 Diversityはマイケル・ジャクソンの「This is it」ツアーで共演する予定だったそうですが、マイケルの急死のためにその夢はかなわないままに終わりました。
 その後彼らはマイケルに捧げるダンスをいくつか作っています。これもその一つ。

 

 個人的にはこれがDiversity映像のなかで一番好きです……。ちなみに、ミニ・マイケルみたいなダンサーはおそらくTheo Mini King of Pop、「Got to dance」というダンスオーディションで活躍した少年だと思います。
そして、サックス奏者は2009年ファイナリストのJullian Smith(ジュリアン・スミス)。確かな技術に誠実な人柄のにじみ出た素晴らしい音を奏でる奏者でした。この演奏も大人の男の気合とカッコよさ満点です。

 この方の演奏も大好きなんで、「マイケル」×「Diversity」×「Jullian Smith」という僕的夢のコラボでした。なんて粋なんだイギリス……。

 以上、Diversityの好きな動画をご紹介させていただきました。
 当ブログその他ブリテンズゴットタレントの名パフォーマンスについてのご紹介記事は以下のとおりです。

 ・シャヒーン・ジャファーゴリ(当時12歳の歌手)
 ・スタブロス・フラットレー(ギリシャ系オモシロ父子ダンス)
 ・映画「ワン チャンス」ご紹介記事(歌手ポール・ポッツ氏のオーディション動画リンクあり)
 ・Diversity(ダイバーシティ)(ダンスグループ)
 ・ジュリアン・スミス(サックス奏者)
アシュレイ&パッヅィー(少女と犬のダンスコンビ)
・(番外編)ボグダン・アリン・オータ(ピアニスト)「ノルウェイゴットタレント」のファイナリストですが、個人的に好きなので貼らせていただきました。やりとり英語なんでリスニングにも使えます。

 読んでくださってありがとうございました。
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2014年02月16日

ミュージカルビリーエリオット(映画「リトルダンサー」が原作)のおすすめ動画

 月曜日にBSプレミアムで映画「リトルダンサー(英題Billy Elliot)」が放送されるので、イギリス発の動画を紹介させていただきます。(番組情報はコチラ

 映画とミュージカル、それぞれ過去記事を書かせていただいたので、よろしければお読みになってください。(「ビリーエリオット」で検索をかけてこのブログにいらしてくださる方が今でもいらっしゃいます。ありがとうございます。)
 
 過去記事はコチラ
 ミュージカル「ビリー エリオット」@ あらすじと原作映画紹介。 
ミュージカル「ビリーエリオット」Aロンドン公演紹介

 ストに揺れる炭鉱町で、少年ビリー・エリオットがバレエ・ダンサーになる夢を追うという物語です。

 この映画を原作としたミュージカルがイギリスのロンドン(そして各国で)上演され、ロングランを記録しています。(この動画超好きなんです……)



 さらに、歴代、そしてこれからビリーを演じる少年15名がイギリスの権威ある映画・TV賞「BAFTA」の授賞式に集結してパフォーマンスを披露しました。

 場面としては、ロイヤル・バレエ学校の面接時、実技は惨たんたる有様だった主人公ビリーが、審査員に呼び止められて、自分のバレエへの思いを語るという箇所です。

 映画では胸に熱いものを秘めながらも、とつとつと語っていますが、ミュージカルなので、ここで彼は自分の才能を爆発させて最も激しいダンスを踊ります。

 本当に凄い。
 10代前半の少年が、3時間近く大観衆の前で主役として演技して歌って踊るのです。この場面に至っては舞台では単独でパフォーマンスする。

 この年で大人気舞台の主役をはる少年15名が一堂に会したパフォーマンスは圧巻の一言に尽きます。ストイックで誇り高く、いい意味で個性をぶつけ合って高揚する少年たちのダンスと輝く瞳が素晴らしい。

 自分この年の頃寝転がって漫画読んでスナック菓子食べて足でテレビのスイッチ押したりしてたよな……(良い子はマネしない)。あの年でコレ見てたらもう少しは勤勉になれただろおか……(遠い目)。

 この年齢の才能にこれほどの大舞台が用意されているというところに、イギリスの舞台芸術の底力をつくづく感じます。

 そんな理屈は抜きにして、とてもすがすがしいので是非ご覧になってみてください。





以下、このBAFTAでのパフォーマンスに動画について、紹介者の女性の台詞と歌詞の英語と、つたないですが訳をつけさせていただきました。

Billy Elliot the film inspired a whole generation of kids to take up dancing.
映画「ビリーエリオット(リトルダンサー)」はあらゆる世代の子供たちにダンスを始めるきっかけを作りました。

Inspire……鼓舞する 
Take up……この場合、「始める」の意かと

It also inspired Elton John to write the wonderful score for Billy Elliot the musical.
また、映画に触発されたエルトンジョンは「ビリーエリオット・ザ・ミュージカル」の素晴らしい楽曲を作りあげました。
Score……楽譜 

15 boys have now followed in Jamie Bell’s footsteps to play Billy.
15人の少年たちが今ビリーを演じるためにジェイミー・ベル(映画でビリー役を演じた少年)の後を追っています。

And they join us now to perform a specially choreographed piece for tonight BAFTA cerebrations.
 彼らは今夜、このBAFTA授賞式のために特別に振付けられたパフォーマンスを披露してくれます。

Choreograph……振付をする

I have great pleasure in presenting the past, the present, and future Billy Elliot from the West End smash hit “Billy Elliot the musical”.
ご紹介いたします。ウェストエンドで大成功をおさめた、「ビリー・エリオット・ザ・ミュージカル」から過去、現在、未来のビリーたちです。
Smash hit ……大成功 

Just one last question, can I ask you Billy, What does it feel like when you’re dancing?
ビリー、最後に質問させてください。踊っているとき、どんな感じがする?

(振り向いたビリー、歌い始める)

It's like that there's a music playing in your ear
音楽があるみたい、耳の中に。

And I'm listening, and I'm listening and then I disappear
聴いて、聞いて、それから僕は消える
disappear……消える 

And then I feel a change
自分が変わっていくのがわかる

Like a fire deep inside
内側の深いところに火があるみたいに

Something bursting me wide open impossible to hide
僕をはちきれそうに押し広げる、隠すことのできない。

Burst……爆発する・はちきれる 
Impossible to do〜 ……〜することのできない

And suddenly I'm flying, flying like a bird
そして突然僕は飛んでいる。鳥みたいに

I feel electricity, electricity
電気を感じる

Sparks inside of me
僕の中で火花を散らす

And I'm free I'm free
僕は自由

Electricity, sparks inside of me
僕の中で火花を散らす電気

And I'm free, I'm free
そして僕は自由、自由

I'm free. Free I'm free
自由になる

映画も本当にいい作品です。そして、もし、ロンドンに行く機会がありましたら、是非ミュージカルもご覧になってみてください。映画よりもう一回り明るくてノリが良い感じですが、ストーリーのせつなさ温かさ、少年の才能のきらめきは同じです。

(ミュージカル余談1)
ロンドン在住の知人は、気に入ってほめすぎたがために、日本から人がくるたびに案内を頼まれ、かれこれ5回観ることになったとか(笑)。
(ミュージカル余談2)
ストーリーは危機に瀕した炭鉱町の悲哀など、大人にも染みるものになっています。
別の知人が観に行った際、隣の観客のオジサンが劇場のバーで飲みすぎたのか酒臭いのに最初は閉口したそうですが、あるせつない場面で、そのオジサンが酔いも相まってコワモテを崩してグスグス惜しげもなく泣いていたのが、今になるとちょっと微笑ましい思い出だそうです。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 14:45| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

続Bogdan Alin Ota(おすすめ動画内英語)



昨日「ノルウェー・ゴット・タレント」というオーディション番組で2011年ファイナリストとなった、ルーマニア人のピアニスト・作曲家のボグダン・アリン・オータという方の動画をご紹介いたしました。
(彼の動画をいくつかご紹介させていただいた過去記事はコチラ

 このときボグダン氏と審査員の方たちのやりとりの多くが英語だったし、内容として良かったので、ネイティブの知人に確認をお願いしながら、どんなことを言っているのか書き起こしてみました。
 (ボグダン氏の英語はたまに文法的には不正確みたいですが、とりあえず何と言っているかをご紹介させていただきます。)



【冒頭〜0:35(←動画の進行時間)】

(ボグダン)My name is Bogdan Alin Ota. I come from Romania.
私はボグダン・アリン・オータ、ルーマニア出身です。

This is my job in the daytime. So I'm helping guy in a car that drives copy
machines.
これがわたしの日中の仕事、コピーの輸送や設置を手伝っています(※)。
(※)ネイティブの知人いわく“Helping guy”という言い回しは英語には無いそうなので、だいたい上記のような意味ではとのことでした。

My passion is music and composition of course, and this is just a job.
わたしの情熱をかたむけるものは勿論音楽と作曲、ですからこれは本当にただ
の「仕事」です。

This is just for putting bread on the table and to buy uh… musical equipment and to live with.(※)
 これはただテーブルにパンを乗せ(=食べていく)、音楽の設備を買い、生きていくためのものです。
(※)正確には“live on”と言うべきところ.

My dream……It’s to make and create music.
私の夢……それは音楽を作り、創造していくことです。

This opportunity, I think It’s the opportunity of my life and If I go further,
it’s a dream come true.
この機会は…私が思うに、私の人生の好機です。もし勝ち進むことができたら、夢の実現となります。

【0:55〜2:00】

The crowd is crazy. I don’t know how they will react ……different kind of mu sic.(※)
観客は熱狂的で、私には彼らがタイプの違う音楽にどう反応するのか……予想がつきません。
(※)正確には“How they will react to a different kind of music.”

Maybe they are not used to this.
もしかしたらこういう音楽は聞きなれていないかもしれません。
I’m really scared of the crowd. I really am.
聴衆(の反応)が怖いです。本当に

(ボグダン氏ステージに登場)

(審査員1)
Hello
ようこそ
(ボ)
Good evening. 
こんばんは

(審1)
What’s your name? 
お名前は?

(ボ)
My name is Bogdan.
ボグダンです。

(審1)
Bogdan,how are you?
ボグダン、調子はいかが?

(ボ)
I’m fine a little bit nervous.
大丈夫です、少し緊張していますが。

(審1)
Yeah, of course, of course you are nervous. Tell me about yourself.
当然です。緊張するのは当然。あなたについて聞かせてください。
(ボ)
About myself…uh…I’m A piano player and composer and uh…In the daytime, I carry copy machines.
私について……ええと、ピアニストで作曲家で、日中はコピー機を運んでいます。

(審1)
That’s your daytime job.
それがあなたの日中の仕事ですね。

(ボ)
This is…most of the day job.
これが……一日のほとんどを占める仕事です。

(審1)
And, what about the music? When are you doing that?
それで音楽については?いつ活動しているのですか?

(ボ)
In the remaining time, in the evening.
残りの時間ですね、夜に。

(審1)
And what about friends?
お友達は?

(ボ)
I have only my boss, he becames(※) my friend.
私のボスだけです。彼が友人になってくれました。
(※)正確には“became”

(審1)
Oh, only one friend.
一人だけ?

(ボ)
He sent me here.
彼がここに送り出してくれました。

(審1)
You know something? We really really like to hear you. So, the stage is yours?.
ご存知ですか?お話が聴けてうれしいです。さあ、あなたの舞台です。

(演奏)

【3:43〜4:34】
(演奏終了後)
(審1)Absolutely fabulous. Why didn’t ROMANIA see you!
本当に素晴らしいです。どうしてルーマニアはあなたを見出さなかったんでしょうか!

(ボ)They saw but I didn’t…
見ましたが私は……

(審1)It’s hard?
(認められるのが)難しかった?

(ボ)……was not very interesting.
(私の音楽は)あまり面白みがなかったようで……。

(審1)Not very interesting? This is fantastic. You are so brilliant.  Thank you very much. I’m so glad that you are here!
面白くない?素晴らしい音楽です。あなたはほんとうに見事です。ありがとうございます。ここに来てくださって嬉しいです!

(審2)I have a dream and that dream is for you, to be able to quit your day job and do this full time.
 私には夢があります。あなたのための夢です。日ごろの仕事を辞めて音楽を一日中できるようになりますように。

(ボ)I really hope so.
 本当にそう願います。
(審2)You are amazing. I’m very happy that Norway get to see your talent and also I hope the Romanians can see your talent.
 あなたは本当におどろくべき才能の持ち主です。ノルウェーがあなたの才能に出会えたことをうれしく思います。そしてルーマニアがあなたの才能を観られるようになることを願います。

(拍手)

(審1)I want to see your boss because he is the one that brought you here. Is your boss here? Let’s bring him out
あなたのボスにお会いしたいです。あなたをここに連れてきてくれた人ですから。ボスはいらしてますか?(舞台に)つれ出してきてください。

(ここからノルウェー語、なんとおっしゃってるのかわからず残念……たぶんどうやって彼の才能に気づいたかとか、よくぞ応募を勧めてくれたとかおっしゃっているのだと思うのですが……。)

4:55〜終
(審査結果発表)
(審2)It’s a yes from me. I love your talent. I’m so happy that you are here.
You deserve it.
私からの答えは「イエス」です。よくいらしてくださいました。あなたは(選ばれ、賞賛されるに)ふさわしい人です。

(審1)It’ a big big yes!
大きな大きな「イエス!」です。

(審3)This is what a Norway’s got talent is all about, so I also say yes!!
 これが「ノルウェーゴットタレント」です(才能ある人が見出されるところが番組の醍醐味だという意味)。ですから私の答えも「イエス!!」です。

……以上です。
 残念ながら日本で動画以外に彼の音楽を聴ける機会は多くありませんが、音楽それ自体は無論、これほどの才能と技術をもちながら何故か不遇だった彼が、心ある人との出会いを経て、正しく拍手喝さいを浴びている姿に心打たれました。
 はにかみ、口ごもりながらも夢を真剣に語り、怠ることなく努力してきた彼の姿が私にはまぶしいです。

 私もこんなに強さが欲しい。心からそう思います。がんばらなくっちゃあなあ……。

 読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 16:33| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月01日

Bogdan Alin Ota (「ノルウェーゴットタレント」発、ルーマニアのピアニスト・作曲家)

ぼけっとYoutubeを観ていた時に、カッコイイ演奏を発見したのでご紹介させていただきたいと思います。

 これはイギリスの同企画オーディション番組を元にした、「Norway’s got talent」で2011年に登場したBogdan Alin Ota(私の耳にはボグダン・アリン・オータと聞こえますがちょっと発音が難しいです〈汗〉)という方のパフォーマンスです。


 もともとルーマニアの人なのですが、仕事を求めてノルウェーに移住し、コピー運搬会社に就職。

 しかし、彼の上司がその音楽の才能を惜しみ、この番組に出るように強く勧めたそうです。

 ノルウェーの番組ですが、英語で意思疎通しているようなので、リスニング素材としても使えます。ご覧になってみてください。(ウィキペディアいわく英語のテレビがやっているからとくにノルウェーの都市部の人は英語に強いそうです)
 というわけでオーディションの様子です。




 あまり音楽に詳しくないのですが(別に他にも特に詳しいものなどないのですが〈←……〉)、この人の作る曲を聴いていると、「情熱」とか「ロマン」とか「壮麗」とか、私を含めた色々な人の日常や現実圏内ではもはや粉々に打ち砕かれ、欠片までチリトリで掃き清められちゃったようなものが、奔流となってほとばしる感じがします。

いい意味で今っぽくない。

私はこういう血に直接訴えかけるような音楽が好きです。

 あまり比較するのは良いことではないかもしれませんが、リチャード・クレイダーマン加古隆さんが好きな方ならこの方の曲も好みなんじゃないかと思います。綺麗なだけじゃなく音に情感があるところが相通じるかと。
 
 とりあえず私がイギリス以外の各国「〜ゴットタレント」観た範囲で、この人のパフォーマンスが一番好きです。

 さっきも申しましたが、音楽に対する造詣ゼロの私ですが、しかし、そういう人間が夜疲れて帰ってきて半目になりながらバクゼンと観ていて(ちょっと前までは犬とかお笑いとかの動画ハシゴしてた)、吹き飛ばされたのですから、むしろそれこそ本物の証だと思います。

 審査員の人ではありませんが、なんでこれほどの技術を持った人が、国を出て別の仕事をしなければならないほどに理解されなかったのかは大きな謎です。なにをどう考えても、この腕前ならとりあえず音楽で食べていけると思うんですが……。

 後でこのBogdan氏のHPを覗いてみたのですが(HPはコチラ)、この方は作曲家でもあるので、この番組に出る前は昼間の仕事が終わった後、5〜6時間を音楽創作に費やしてチャンスを待ったそうです(ピアノ練習+オーケストラパート作成でそのくらい使う)。

 私にはこの人のコピー機の上で鍵盤を弾くしぐさをする姿が印象に残りました。

 どう考えても才能があり、努力家なのに、やりたいこととはかけはなれた仕事をするしかなかったというのに、その逆境の視界と身のうちのどこに、これほどのロマンと情熱を見出し、生活の疲れをものともせずに曲にしたためたのか。

 「やってらんねーよバーカ×2」にならずにこの曲になったのか。
 
 その意思の強さに心動かされました。
(とてーも個人的な話をしますと、この人の存在を知ってから「せめて私も日々の努力としてブログを毎日アップさせていただこう」と思ったんですよね……。成果物が違いすぎますが。)
 

 そして、彼にオーディションを受けるように勧めた上司の方も立派です。

 この番組がノルウェーでどれほど人気があるかはわかりませんが(しかしこの人が出ている時点でレベルは凄いですよね……)、こういう番組は勝ち上がると取材攻勢がはじまるので、日常生活に支障をきたします。
 
 つまり、従業員としては仕事ができなくなってしまうのですが、それを承知で送り出した。
 
 確かにこの才能の持ち主にいつまでも別の仕事をさせていたら、たたりの一つもありそうな気がしますが、あんなふうに温かく送り出せる人が実際世の中に何人いるものなのか……。

 Bogdan氏が喝采を浴びる中、上司が出てきて二人は抱擁を交わしています。
 彼が国を出て見つけたたった一人の友達が、彼の音楽の未来を開いてくれたのです。

 この動画を観て、ノルウェーって素敵な国だなと思いました。今までスモークサーモンしか知らなくてごめんなさい(一国を食品で認識するんじゃない)。

 Bogdan氏がファイナルまで勝ち上がったときの3曲が聴ける動画があったのでご紹介させていただきます。カッコイイです。(最後に流れる優しい感じの曲は、これを編集した方がBogdan氏に敬意を表して作られた曲だそうです)



あと、オーディションの際にBogdan氏が弾いていた曲のフル・バージョンがあったのでこちらもよろしければお聴きになってみてください。




 最後に、あの情熱的な感じとはまたちがった感じの「Story of my life」という曲もご紹介させていただきます。



(ところでこのBogdan氏の曲ですが、いかなる大人の事情か、日本では残念なことにCD取り寄せはおろか、i-tuneでも見当たらず、ご本人のHPでのみ購入可能のようです。もっと購入の機会が増えてほしいものです……。)
 ご本人HPのURLはコチラ(視聴もできます。)
 http://bogdanota.com/web/

読んでくださってありがとございました。次回、このオーディション内の台詞をご紹介させていただきます。
posted by Palum. at 17:53| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月02日

優しい犬(Murkin and his kittens)(Youtube動画より)

 今日は動画と画像をご紹介させていただこうと思います(音が出ますのでご了承ください)。

 カリフォルニア在住の犬のMurkin君と子猫ちゃんたちの様子です。

 心がささくれたとき、Youtubeで犬や猫のカワイイ姿を観て独りでぐへへと笑うのが好きなのですが(←……)、あらゆるYoutubeのカワイクて面白い犬画像の中でも屈指の魅力ある動画です。

 私は常々、「目が円くて鼻が大きくて鼻先のぷっくりふくらんだ犬はかしこくて優しい」と主張しているのですが(うちの犬がそういう顔だったから〈真顔〉)、このMurkin(マーキンと読むんですかね)はまさしくそのストライクゾーンど真ん中の顔をして、子猫ちゃんたちにふまれようが鼻先をまたがれようがおもちゃを持っていかれようが、あくびをしているベロをつかまれそうになろうが、いつも守り神のように穏やかに子猫ちゃんたちの側にいます。

Murkinと子猫の動画一例





 子猫ちゃんたちの親代わりでも、もふもふあったかなおうちやふとんそのもののようでもある、このMurkin。

 ただカワイイなーと思っていたのですが、少し読み込んでみたらこのようなお話があったので紹介させていただきます。

 Facebookをチラ見させていただいたところ、元々、Murkin本犬が撮影者である飼い主さんに保護団体から貰われてきたようです。

 飼い主さんによるMurkinのプロフィール紹介(英語)はコチラ

 最初は臆病な犬だったようですが、飼い主さんの愛情を受けて優しく親切な気立てに成長したMurkinは、その後、子猫ちゃんたちが飼い主さんのところにくるたびにシッターとして面倒をみてあげているようです。
(ちなみに2003年生まれ、犬種は飼い主さんの見立て(「アップロード日」部分の説明をお読みください)ではピレネーとラブラドール、ゴールデン、オーストラリアンシェパードのミックス。フサフサの美形です。)

 走り読みなのではっきりしたことは申し上げられないのですが、この方は拾われてきた猫を保護して、ご自身で飼われたり、フェイスブックで里親を募集したりしているみたいです。

 くるねこ大和さん(※)に似ていますね。

(※)くるねこ大和さん
 超人気ブロガー・漫画家。

 なぜか自分や家族が猫を拾ってきてしまうめぐり合わせで、2013年現在6匹の猫と同居中。
 
 それ以外の猫については元気になるまで面倒をみて、ブログで里親を募集していらっしゃる。家族猫や子猫保育園の様子を漫画化した「くるねこ」は12巻で累計売上150万部を突破した。

 猫とくるねこさんの意思の疎通や遊び方・互いへのちょっかいの出し方の描写が絶妙で、個人的には私と私の犬のやりとり(フツーに話しかけてましたし、犬の方でもこまかに返事をしていました。くるねこさんの猫たちもそんな感じです)を思い出します。

「くるねこ」の中だと私は「ぼんちゃん」のファンです。

 Murkinってぼんちゃんに似てるんですよね(くるねこファミリーのうち、大柄な黒猫)。

 ぼんちゃんにはこんなエピソードがあります。

 くるねこさんがガリガリに痩せて震えている子猫を拾ってきたとき、彼女が眼を放したすきにぼんちゃんが子猫に近づいてしまいます。

 冗談にでも噛みついたら弱っている子猫が危ない。

 くるねこさんが凍り付く中、しかし、ぼんちゃんは不思議そうに子猫の匂いを嗅いでしばらくして、

「(ぷわ〜ん)何コレチョーーーーかわいいーーーー(愛)」

と、しっぽビリビリ逆立つほど激シビレタ後、またつくづくと猫の小さな手足や尻尾を眺め、

「はー……ちっちゃくてかわえーーー(愛)」
と、メロンメロンに。

(このエピソードは1巻に収録されています。)

この「何コレチョ―――――かわいい―――――(愛)」を読んだ瞬間、私の中の、「きまぐれで自分の気が向いた時だけ他にかまう」というステレオタイプな猫のイメージが崩れ去りました。

 それから先は子猫にべったり寄り添って子守をしたぼんちゃん。この痩せた猫は、後に、もちっと白黒のカワイイトメちゃんになり、「ぼん兄」と呼んで彼の家族になっています。

 ちょっとどの動画か今見つけられなかったのですが、Murkinもそういう性格のようで、子猫がお宅に連れてこられたとき、「こんど面倒みるのはこの子たちですね。チョーかわいい」という顔で、自分の鼻先に紹介された子猫たちを真面目に見ている場面がありました。

 似た感じの、来たばかりの仔猫たちにあたたかく接するMurkinの動画がありました。



 こういう圧倒的に優しくて大きくあったかい存在に守られる日々を過ごしてもらい、子猫を、それまでの飢えや恐怖という心の傷から少しずつ立ち直らせ、元気でなつこい性格にしてあげてからよそにさしあげているのかな、と想像しています。

 それにしてもこのMurkinの顔を見たとき、うちの犬によく似た優しそうな超美形だなあ(真顔)と思ったほかに、ふいにエル・グレコ(スペインの画家・大きな瞳と引き伸ばされ、ねじれたような姿勢で人物を描き、敬虔で情熱的な気配を持つ宗教画が有名)(※)の絵のまなざし を思い出しました。

(例1「プラド美術館」HPより)
例2 ウィキペディアより「大原美術館」蔵

 こんな賛辞はMurkinも飼い主さんも望まれないかもしれませんが、大きな丸い目が、上を見たとき、その忍耐強く、優しく、なにか大切なものを一途にみつめているまなざしが、わたしには、あの一連の絵の中の聖なる顔に重なって見えたのです。

 特にこの写真のMurkinは、犬じゃんと誰に言われようとも、聖者の様相をしていると思わずにはいられません。

 聖人やキリストの絵や彫刻が、いわゆるモテイケメンとはまったく別の意味で、とても美男に見える瞬間というのがありますが、そのときの感動に似たものを感じました。

 本当に、本当に心優しい美しい生き物というのが、この世にはいるものなのですね。

 残念だけれど、もしかしたら人間はこのMurkinのように「優しさが生涯の使命」と決めて生きることができない分、なかなかこんな美しい瞳にたどりつくことができない生物かもしれません。

 しかし、見て癒され、憧れ、癒された分、少し誰かを思いやることを心がけられるかな。

 そう思ってときおりこの動画を、「チョーーーーかわいいーーー、混ざりてぇぇぇ!!!グヘヘ×2」以外の改まった気分ででも見させていただいているのです。

 読んでくださって本当にありがとうございました。
posted by Palum. at 09:26| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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