コント内では実にひどい理由(=純然たる金目当て)で再結成する彼らのチケットをオンラインで取ろうとしたファンが、チケット購入の順番待ちが長すぎて、パソコンに向き合ったまま命を落とすという悲惨な状況も描かれている(多分死因は待ちくたびれか餓死)。
2025年03月27日
BBC、オアシスの再結成を記念して、ものすごく失礼なドキュメンタリー映画(?)を製作
コント内では実にひどい理由(=純然たる金目当て)で再結成する彼らのチケットをオンラインで取ろうとしたファンが、チケット購入の順番待ちが長すぎて、パソコンに向き合ったまま命を落とすという悲惨な状況も描かれている(多分死因は待ちくたびれか餓死)。
2024年12月03日
第一次世界大戦のクリスマス休戦を描いたイギリスの感動的なCM動画
【ストーリー】
雪の降る夜の戦場。
塹壕の中にも雪がちらつく中、若いイギリス兵ジムは、缶の中に一枚だけ残された、配給の薄く堅いパンを、さびしく見つめていた。
ふいに次々に名前が呼ばれ、故郷からの小包が手渡された。
包み紙を開いたジム、その顔にほほ笑みが広がった。
中には、愛する恋人ローズの写真。そして水色の包み紙に銀色の文字の、一枚のチョコレート。
光輝くようなクリスマスプレゼントだった。
そのとき、ドイツ軍側の塹壕から歌声が聞こえてきた。
「きよしこの夜」
イギリス兵たちとまったく同じように塹壕で寒さをこらえながら、白い息とともにクリスマスを祝って歌う兵士たちの中に、ジムと同じ年頃の兵士、オットーがいた。

歌詞はドイツ語だったけれど、メロディはイギリス兵にもおなじみのクリスマスの歌。
やがて、イギリス側の兵士たちも、英語で同じ歌を歌いだした。

敵軍から聞こえてきた歌声に、オットーは驚きながらも笑顔で歌い続け、両軍の兵士たちはいつしかお互いの塹壕に向かって歌声を大きくし、それは、英語とドイツ語の合唱になって、深く掘られた塹壕に、雪の冷たさを忘れさせる音楽が降り注ぎ、広がっていった。
翌朝。
雪がやみ、鉄条網に、イギリス人が愛する「ロビン(コマドリ)」が小枝のように止まっていた。ふるさとではクリスマスの象徴でもある胸の赤い可愛らしい小鳥は、やがて軽やかに飛び立っていった。
塹壕の壁にもたれて休んでいたジムは、それを見つめたあと、両手をきつくにぎりしめ、それから立ち上がった。
塹壕を超えて歌い合った「きよしこの夜」、鉄条網から飛んでいったロビン。
ジムはゆっくりと塹壕のはしごを登っていった。
できるかもしれない。叶うかもしれない。
今日はクリスマスなのだから。
まずそうっと帽子をかかげ、それから両手を挙げ、ゆっくりと、ジムは塹壕から顔を出した。
イギリス側の塹壕から人影が。
突撃してくるつもりなのか。ドイツ兵たちはいっせいに殺気立ち、休んでいた者たちも急いで臨戦態勢に入った。
ジムのそばでうとうとと眠っていたイギリス兵は、物音に目を覚まし、それからその目を疑った。ジムが塹壕から身を乗り出している。
「ジム!?やめろ!!」
ドイツ兵たちが一斉に銃を構える中、オットーは塹壕潜望鏡に駆け寄った。彼の目が、両手を挙げたジムの姿を捕えた。
「撃つな!!」
あのイギリス兵は武装していない。
それなのに、塹壕から這い出て、両手を挙げたまま、薄雪を踏みしめて、中間地帯(ノーマンズランド)に向かって歩いてくる。
オットーの頭の中に、音楽が響いた。
「きよしこの夜」。
あの兵士は、きのうの歌声の中の、誰か。
「オットー!?やめろ!!」
顔を真っ青にこわばらせて、だがオットーも塹壕から身を乗り出した。

あのイギリス兵は敵ではない、少なくとも今この瞬間は。
でも、ドイツ軍があのイギリス兵を撃てば、あっという間に殺し合いが始まるだろう。
撃たせないためには、見せるしかない。
自分がイギリス軍に撃たれない姿を。
ジムとオットーは、両手を挙げ、緊張と覚悟に大きく見開かれた目を、お互いの心の支えとしてしっかりと見つめ合いながら、一歩、また一歩と足を進めた。
昨日歌い合った「きよしこの夜」のメロディの記憶が、二人の若者の、命をかけた歩み寄りの距離を縮めていく。
二つの塹壕の兵士たちは、息を呑んでその様子を見つめていた。
戦友は、撃たれずに進んでいく。彼を撃たない敵軍、戦友と同じ危険を冒して、こちらに歩いてくる敵軍の若者……。
やがてジムの後ろにイギリス兵たちが、オットーの後ろにドイツ兵たちが、続いた。
雲の切れ目から薄紅色の光がのぞく空の下、クリスマスの朝に、人々が集った。
最初の一歩を踏み出した勇気のある若者同士が、しっかりと握手を交わした。
「ぼくはジム」
「ぼくはオットー」
少しぎこちない英語でオットーは言った。
「オットー、会えて嬉しいよ」
「ぼくも嬉しい」
それはドイツ語だったが、ジムには伝わった。
それからの彼らは、まるで古くからの仲間のように過ごした。
握手をし、お互いの帽子を交換し、両国入り混じっての記念撮影をする人さえいた。
ただ着ている服と言葉が違うだけで、一緒に笑い合っていた。
(クリスマス休戦で実際に撮影された写真、左から二番目の人物はドイツ軍兵士)※Imperial War Museums動画より
ジムはオットーに大切な写真を見せた。
「ローズ、恋人なんだ」
「素敵な人だ」
オットーはドイツ語と身振りで、そう思っていることを伝えた。
やがて周囲から歓声が上がった、誰かがサッカーを始めたのだ。
行こう。
ジムはオットーの肩を叩いてゲームに加わった。
サッカーの試合は白熱し、選手たちは思い切りぶつかり合っていたが、倒れても、誰も血を流していなかった。笑いながらすぐ立ち上がった。
観ている者たちも自軍を応援しながら、互いの良いプレーにも拍手を送っていた。

だが、温かなにぎわいを、遠くの鋭い音が断ち切った。
砲撃の音。
どこかで戦いが激しさを増している。
それは、こちらに向かってくるかもしれない。
あわただしく荷物をまとめ、兵士たちは自分たちの塹壕に戻る準備をした。それでも、別れの握手を交わすことは忘れずに。
ジムは、試合中にオットーが脱いでいたコートを手渡した。
「ありがとう」
二人は真面目な顔で、もう一度しっかりと握手をした。
「…よいクリスマスを」
ジムはそう言い、オットーもドイツ語で同じ言葉を返した。
やるせない思いで塹壕に降りてきたオットー。
コートのポケットに入れた手が何かに触れた。
中に入っていたのは、水色の包み紙に銀色の文字のチョコレート。
ジムから、オットーへ。
命がけで塹壕から出てきてくれたことへの感謝をこめた、クリスマスプレゼントだった。
オットーは塹壕の向こうを見上げた。
塹壕に戻ったジム。
今、彼が持っている食べ物は、缶の中の一枚の薄く堅いパンだけ。
それでもパンを見つめるジムの目には、満ち足りた温かい光が宿っていた。
今、このパンだけになったのは、チョコレートを贈り物にしたから。
あの宝石のように光り輝いていたチョコレートは、オットーを笑顔にしてくれているはずだから。
「Christmas is for sharing(クリスマスは分かち合うために)」
このメッセージとともに、真剣に作られた映画の、一番大切な場面を凝縮したような、心揺さぶられる、そして深く考えさせられる映像は、今も名作として語り継がれている。
当初は、クリスマスのコマーシャルとしては不適切ではないか(実際の戦争のエピソードを、企業がCMに使っていいのかなど)とも言われ、賛否両論があった作品だったそうだ。(※The Guardian記事より)
しかし、こうして10年の月日も国も超えて、映像を観た私たちに、こんな人たちが互いに殺し合わなければならなかった戦争の残酷さと、人が「兵士」ではなく、人間同士として向き合ったときの心の交流の温かさを教えてくれた功績は計り知れない。
(それに現実問題として、企業の後押しがなければ、作品の配給で利益を得ることはできない、たった3分の映像に、これだけの人材を集め、セットや衣装などを準備することはできなかっただろう)
この作品は、ジムとオットーが、両手になにも武器を持たずに歩み寄ったように、国や時代や政治的思惑を切り離して、人と人との物語として考えたい。
歌、サッカー、チョコレート。
なにかで感情を分かち合えるなら、その人たち同士が殺し合う必要など、本当は無い。
もし、この日、彼ら自身が決めることができたなら、きっともう戦わなくて済んだ。
そこにいる人たちには感情を分かち合える可能性があるのに、そこにいない人間のプランに基づいて、分かち合うことの代わりに殺し合いを強制させられる、それが戦争。
けれど、そんな戦争の中でも、戦うのは生きた人間同士だったから、押し殺された心と心が、クリスマスをきっかけに解き放たれ、温かい交流につながった瞬間が、かつて本当に存在した。
❝重要なのは、この出来事(クリスマス休戦)全体が伝えるメッセージです。それは、戦争の真っ最中の、最も困難な時期や、最も恐ろしい状況においてさえ、偉大な人間性が存在する可能性があるということです。
(アラン・クレーヴァ― 作家・第一次世界大戦研究者)CMメイキング動画解説より
この出来事は「110年前、第一次大戦中の戦線の一部で起きたこと」、「時間や場所が遠く離れた状況での話」、そんなふうには思わずに、こうした「人と人同士の真実の物語」として、今を生きる私たち自身の心の中に刻みたい。
一緒にサッカーをしながらみんなで大笑いした時間や、ジムがオットーにチョコレートを贈ったあとの満ち足りた笑顔のように、「誰かとなにかを分かち合えること」が、一番楽しく、心を豊かにしてくれる素晴らしいことだと誰もが思えたら、それをいつも忘れないでいられたら、あるいは、せめてそう思える人たちが自分たちで決めることができる世界なら、人は初めから戦争という選択をしないで済むのかもしれない。
そういう、平和への道筋が、つかのまでも本当に、垣間見えた瞬間だったのだから。
10年の月日が経ち、社会情勢が変わり、この作品にも、「偉大な人間性が存在する可能性」という言葉にも、10年前よりはるかに価値を感じる一方で、それだけ本当は心細くなっている今、もう一度放送してくれたら、そして、今度はこの作品に込められた思いとともに、世界中に広まってくれたらと思わずにはいられない作品だ。
Visitor Centre Assistant)
2024年11月08日
思い切ってビルボードライブでのマキシムのピアノライブコンサートに行ったときの頭の中
ライブによって異なるようだが、別のライブにはこういう説明があった。
・本公演は、ドレスコード(服装指定)を設けさせていただきます。
Tシャツ、ショートパンツ、かかとの無い靴(ビーチサンダル、クロックス等)、CAP等、カジュアル過ぎる服装はご遠慮いただき、ジャケット・シャツ、襟付きの 服をベースとした服装でお越しください。 ※ヒールのある靴を履いてのご来場は問題ございません。
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【当ブログのマキシムのライブ感想とおすすめ演奏動画集の記事】本当に凄い演奏、そしてミュージックビデオとしても素晴らしいから、私の感想文はともかく動画だけでもご覧いただきたい
【参照】会場、ライブスケジュール、座席配置、食事メニューなどの情報。スタイリッシュな画像を見れば、なぜ私が足を踏み入れて大丈夫なのか不安がったかわかっていただけると思う。でも本当に大丈夫だったし、またぜひ行きたい。
【画像引用漫画】現在「ちいかわ」で絶大な人気のナガノさんの食べ歩き漫画。引用箇所は「カウンター天ぷら」を食べに行く前に必死でマナーの情報収集をしている場面。こういう現実の場所や食べ物のレポ(高級天ぷらからカップうどんまで)にも、ユーモラスで鋭い状況と心理の描写が光る。「ちいかわ」好きの人にもおすすめ。(2巻には「ビルボードライブ東京」がある六本木ミッドタウンにお弁当を持ってピクニックに行く回もある)引用箇所は「道に花を植えてきれいな町にする」というジャイアンの夢に対してのび太が放った失言。
・映画「ボヘミアンラプソディ」の重要シーンとイギリスのスタジオ「エア・スタジオズ・リンドハーストホール(AIR Studios Lyndhurst Hall)」
・チャーリー・ブラウンとコールドプレイが歌う2つの名曲(「Charlie Brown」「Something Just Like This」)
2024年11月05日
クロアチア出身のピアニスト マキシム・ムルヴィツァ(MAKSIM)圧巻のbillboardライブコンサート
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❝世界的に活躍するクロアチア出身のピアニスト、マキシム・ムルヴィツァ(MAKSIM)がビルボードライブツアーを開催。クラシック音楽とポップ、ロックを融合させた独自のスタイルで知られ、情熱的かつダイナミックなパフォーマンスで世界中の観客を魅了する。今回のツアーは、日本国内での貴重な機会となるビルボードライブでの公演。伝統的なクラシック音楽を革新的に再解釈し、現代のリズムやテクノビートを組み合わせてアレンジするマキシムのショーはピアノの新たな可能性を引き出し、物語を紡ぐような感動を与える。唯一無二の卓越した技術と情熱的なパフォーマンスを体感して。ビルボード東京HP内公演情報 MAKSIM “SEGMENTI” Billboard Live Tour 2024
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ビルボード東京HP内公演情報 MAKSIM “SEGMENTI” Billboard Live Tour 2024
2メートル近い長身と端正な顔立ちで、日本をはじめ、アジア各国やヨーロッパなどでも熱狂的な人気を誇るマキシムは、1975年5月3日、クロアチアのアドリア海沿岸にあるシベニクという美しい街の生まれ。6歳で初めてピアノに触れ、9歳で音楽学校に入学。マリア・セスコのもとでピアノのレッスンを受け始め、12歳でオーケストラをバックに演奏。1991年、ユーゴスラビア紛争が勃発。彼の住む街も戦渦に巻き込まれましたが、そうした過酷な環境のなかで、彼は明日への希望をピアノに託し、音楽学校の地下室で練習を続け、1993年にクロアチアの首都ザグレブで開催された初めての本格的なコンクールでみごと優勝!! 一番戦火の激しかった地域からの出場者が優勝したことに会場の誰もが驚き、“戦場のピアニスト”と呼ばれるようになりました。
このコンクールでの優勝を契機に、マキシムはザグレブの音楽学院に進学。アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリの弟子でもあったウラジミール・クルパン教授に5年間師事。さらに、その後の1年間をハンガリーの首都ブタペストにあるリスト音楽院で学び、その在学中にニコライ・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで優勝。2000年にはパリに移住し、イゴール・ラツィコのもとでさらなるレッスンを重ね、2001年にはポントワーズ・ピアノ・コンクールにおいてもみごと優勝を果たしています。
こうした数々のコンテストでの優勝により、実力が認められたマキシムは、2003年にEMIクラシックスと契約。同年にリリースされたアルバム『ザ・ピアノ・プレイヤー』で衝撃的な世界デビューを飾り、その後もコンスタントにアルバムを発表。日本を含めたアジア圏内でも爆発的人気を集め、彼のアルバムは常にシンガポール、マレーシア、インドネシア、中国などではゴールド・ディスクに輝き、台湾と母国クロアチアではプラチナ・ディスクを獲得。香港ではダブル・プラチナに輝き、HMVインターナショナル・ポップ・チャートで12週間連続NO.1に輝くという大記録を打ち立てています。これまでのアルバムの総売り上げ枚数は、日本では40万枚以上、全世界では400万枚以上をそれぞれ記録。YouTubeにアップされた彼の映像は、全世界で1,100万回以上も再生され、世界中で一大旋風を巻き起こしています。

・映画「ボヘミアンラプソディ」の重要シーンとイギリスのスタジオ「エア・スタジオズ・リンドハーストホール(AIR Studios Lyndhurst Hall)」
・チャーリー・ブラウンとコールドプレイが歌う2つの名曲(「Charlie Brown」「Something Just Like This」)
2024年09月10日
映画「フィールドオブドリームス」の作家テレンス・マンのことば(追悼 名優 ジェームズ・アール・ジョーンズ氏)
(NHKニュース記事より)❝世界的な人気映画「スター・ウォーズ」のシリーズで、主人公の宿敵、ダース・ベイダー役の声を演じたことなどで知られるアメリカの俳優、ジェームズ・アール・ジョーンズさんが亡くなりました。93歳でした。ジェームズ・アール・ジョーンズさんは、アメリカ南部ミシシッピ州の生まれで、長年にわたって映画やテレビドラマ、ブロードウェイの舞台など幅広い分野で活躍してきました。
中でも、世界中に熱狂的なファンを持つ「スター・ウォーズ」のシリーズで主人公の宿敵、ダース・ベイダー役の声や「ライオン・キング」で主人公の父親「ムファサ」役の声を演じ、その特徴的な重厚感のある声で多くのファンに親しまれました。
また、「レッド・オクトーバーを追え!」や「フィールド・オブ・ドリームス」など数多くの話題作に出演し、アメリカで、優れたテレビ番組などに贈られるエミー賞や、演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞、それに映画のアカデミー名誉賞を受賞しています。
複数のアメリカメディアによりますと、ジョーンズさんは9日、東部ニューヨーク州の自宅で、家族にみとられながら息を引き取ったということです。
❝何かにひかれてアイオワに来る。なぜかわからず君の家を目指し、無心な子供に立ち返って、過去を懐かしむ。君は言う「遠慮せず、どうぞごゆっくり」一人、20ドル。皆、当たり前のように払うよ。金はあるが、心の平和がないのだ。彼らはここに座る。素晴らしい天気の午後、シャツ姿で…。そして…ベースラインの近くに席があることを思い出す。子供のころ、そこから自分たちの英雄たちを応援した。そして試合を観る。魔法の水に身を浸している気分でね。手で払いのけるほど濃い思い出が甦る。皆、やって来るよ、レイ。長い年月、変わらなかったのは野球だけだ。アメリカは驀進する。スチーム・ローラー。すべてが崩れ、再建され、また崩れる。だが野球はその中で踏みこたえた。野球のグラウンドとゲームは、この国の歴史の一部だ。失われた善が再び甦る可能性を、示してくれている。皆、やって来るよ。間違いなく、やって来る。
【映画あらすじ】ヨハネスブルクに出て消息不明になった息子が強盗殺人の犯人として逮捕されたという知らせを受け、刑務所に駆けつけたクマロ神父。被害者は白人の社会福祉家で、黒人の貧困を救済しようと尽力していた人物だった。一方、被害者の父親ジャービス(リチャード・ハリス)は、人種差別に疑問を持たない大地主だったが、事件をきっかけに、平等な社会を目指していた息子の思いを知ることになる。
【当ブログ関連記事】映画「フィールド・オブ・ドリームス」(1989年アメリカ映画)あらすじと2021年メジャーリーグゲームの動画ご紹介
(映画トレイラー)映画のあらすじと、映画撮影のために作られたトウモロコシ畑の野球場を、実際にMLBの公式戦で使用した2021年「フィールドオブドリームスゲーム」についてご紹介した記事(※一部内容重複)
2024年08月28日
NHK「アナザーストーリーズ」がサイモン&ガーファンクルのセントラルパークコンサートを紹介
「復活 〜サイモン&ガーファンクルとセントラルパーク〜」(「アナザーストーリーズ」)初回放送日:BS1 2024年9月2日 午後6:45〜午後7:301981年9月、ニューヨークで伝説となるコンサートが開催された。この街で生まれ育ち、街の姿を歌に紡いできたサイモン&ガーファンクルの復活コンサート。しかし当時、二人は10年に及ぶ解散状態にあった。そして舞台となったセントラルパークはニューヨーク市の財政危機から荒廃、治安も悪化し、窮地に陥っていた。セントラルパークを救うため二人を同じステージに立たせるプランが浮上。復活と再生をかけた二つの物語。
Youtubeの「サイモン&ガーファンクル公式チャンネル」ではこのセントラルパークコンサートでの19曲のパフォーマンスが公開されている。
・幕開けの曲「ミセス・ロビンソン」
(「彼はただポケットに両手を突っ込んでそこに立ち、音楽史史上最も偉大な歌声を届けた」という、動画に寄せられた、思いの溢れたコメントが、すべてを物語っている)
(Youtubeチャンネル内の楽曲プレイリスト一覧リンク)Simon & Garfunkel: The Concert in Central Park
【当ブログ音楽関連記事(一部)】
・サイモン&ガーファンクル コンサート イン セントラルパーク NY 1981 BSプレミアムで放送
(このコンサートの一部演奏動画と曲の意味についてご紹介させていただいた記事)
・サイモン&ガーファンクルの名曲「サウンドオブサイレンス」をヘヴィメタルバンド「ディスターブド(Disturbed)」がカバー
(一部歌詞の意訳と、オリジナル動画、10億回再生を記録(2024年8月28日現在)し、ポール・サイモンご自身が公式に紹介したディスターブドの傑作カバー曲動画をご紹介。本当に美しいのでぜひ聴いていただきたい)
・イギリス伝説のロックバンド「オアシス」再結成、2025年7月から英国ツアー開始(おすすめ音楽動画と情報リンク集)
(2024年8月27日に15年間の決裂から突然の再結成を発表した「オアシス」の当日時点情報と動画を集めた記事)
2024年08月27日
イギリス伝説のロックバンド「オアシス」再結成、2025年7月から英国ツアー開始(おすすめ音楽動画と情報リンク集)
“This is it, this is happening”
− Oasis (@oasis) August 27, 2024
Tickets on sale this Saturday 31st August (🇮🇪8AM IST / 🇬🇧9AM BST)
Dates:
Cardiff Principality Stadium - 4th/5th July
Manchester Heaton Park - 11th/12th/19th/20th July
London Wembley Stadium - 25th/26th July & 2nd/3rd August
Edinburgh Scottish Gas… pic.twitter.com/5hRQ3sJihb
− Oasis (@oasis) August 25, 2024
Oasis will tour the UK & Ireland in summer 2025!
− Oasis (@oasis) August 27, 2024
Tickets go on sale this Saturday 31st August.
IRE 🎟️ 8am IST
UK 🎟 9am BST
Full information 👉https://t.co/EtNuE2Hx6b
*These dates will be the band’s exclusive European appearances. pic.twitter.com/C5I0NVWS68
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・映画「ボヘミアンラプソディ」の重要シーンとイギリスのスタジオ「エア・スタジオズ・リンドハーストホール(AIR Studios Lyndhurst Hall)」
・チャーリー・ブラウンとコールドプレイが歌う2つの名曲(「Charlie Brown」「Something Just Like This」)
2024年08月19日
野生動物カメラマンにぴったりと寄り添うチーター画像(2ch動物スレまとめ動画より)
Image Credit:Youtube/❝「『なんか雰囲気ちゃうけどええ男やわ〜』とか思ってそう」(Youtubeの「2ch動物スレ動物動画まとめ内コメントより」)
(※チーター以外にもライオンなどの動物動画に感想&ツッコミを寄せているページのまとめ動画)
当ブログの(少しだけ)チーターに関連する記事(自然番組の「野生動物に小型カメラをつけてもらう撮影方法」に似たひみつ道具が登場するお話)
2024年07月13日
NHK「ジュラ紀の怪物!プリオサウルス」(「イギリスの国宝」デイヴィッド・アッテンボローさん解説のドキュメンタリー)
(放送予定)(見逃し配信)恐竜が繁栄していたジュラ紀。巨大な捕食者として海を支配していたのは、大きな顎と牙のような歯を持つ爬虫類、プリオサウルス類だ。発掘された化石から、謎多き生態に迫る イギリスの海岸に眠っていた1億5000万年前プリオサウルスの化石の発掘現場に密着!骨格を詳しく調べることで、その生態に迫る。発掘された化石は頭の部分だけでも長さが2メートル。研究者によると、全長はおよそ12メートルにもなるはずだという。巨大な怪物は、どのように海を泳ぎ、餌を捕獲していたのか?化石の骨格をもとに、狩りの様子をCGで再現!ジュラ紀を生きた巨大生物の全貌に迫る(イギリス2023年) c BBC Studios
2024年04月01日
ケンブリッジの名門合唱団が直面した、天使の歌声の危機と解決策(エイプリルフール動画〈※絶対に真似しないでください〉)
※注意:エイプリルフールのジョーク動画です。実際には非常に危険な行為なので絶対に真似しないでください
(キングス・カレッジ合唱団が重要な変更を発表した動画〈※ウソ〉)
ケンブリッジ大学所属の「キングス・カレッジ合唱団」は、15世紀に設立された、イギリスで最も有名な合唱団のひとつ。
少年合唱団と大学学部生で構成され、彼らが歌声を披露するキングス・カレッジ・チャペルのクリスマスミサは、BBCでテレビ放映される。
Image Credit:Wikipedia(Author Ardfern)
ところが、この歴史と伝統ある合唱団が、WEB配信も大好評だった矢先の2014年に深刻な危機を迎えた。
諸事情による規制で、天使の歌声を持つ少年たちを参加させることができなくなったのだ。
「大変残念なことです。少年たちの高い歌声は、500年以上の歴史を持つ、我々合唱団の一部でした」
Image Credit:@KingsCollegeChoir
この問題を語る、合唱団の指導者リチャード・ロイド・モーガン氏。自身も歌手であるモーガン氏の深みと品格ある声にも、落胆がにじむ。
少年たちがいなくなっても、あの高く透き通るような声を合唱団に残す手立てはないものか。
(キングス・カレッジ合唱団の大学学部生メンバー)
Image Credit:@KingsCollegeChoir
「長い協議の過程で、『(声変わり前のような高音になるための)外科的解決策』が、学部生の歌手たちに驚くほど不人気であることも判明しました」
(何をさせるつもりだったんだ)
しかし、イギリスの知の最高峰、ケンブリッジ大学は諦めなかった。
そして化学学部が、まったく別の、「非常に簡単な解決策」を考案したのだ。
「今、私たちに必要なのは、非常に大きなヘリウムタンクだけです」
【参照】
・「危険!間違えないで!ヘリウムガスで声が変わる遊び」(バルーンワールド・お役立ちコラム)
(Wikipedia)