2025年07月12日

「次の停車駅はヒートンパーク!とっとと降りろ」(オアシス再結成コンサート記念で、リアム・ギャラガーが車内アナウンス)

(オアシス再結成記念のラッピングトラム〈路面電車〉写真の人物がリアム・ギャラガー)
マンチェスターのオアシスラッピングトラムリサイズ - コピー.jpg

2025年7月現在、マンチェスターは、伝説のロックバンドにして地元の英雄「オアシス」の再結成で、熱狂的な盛り上がりに包まれている。

コンサート期間中は、街中を走る「Bee Network」のトラム(路面電車)では特別な車内アナウンスが聴ける。


オアシスの中心メンバー「ギャラガー兄弟」の弟、リアム・ギャラガー(独特のパワフルな歌声と我が道を爆走するキャラクターが持ち味。「ギャラガー兄弟の、より暴れん坊な方」と言ってもファンには通じる)が、コンサート会場であるヒートンパークをあの独特な声で教えてくれるのだ。

彼の車内アナウンスが聴けるリアム・ギャラガー本人のX(旧Twitter)ポスト

(Manchester Evening Newsのローカルニュースより)

(※ちなみにリアムのアナウンスでHeaton Parkが、「ィートンパーク」と聞こえるのは「Hの発音の脱落」で、典型的なマンチェスターアクセントだそう。そして「Bee Network」のトラムの車体が黄色と黒なのはマンチェスターのシンボルが勤勉な労働者を意味する「働きバチ(Worker Bee)」だからだとか)

「The next stop is Heaton park ! off you go!(次は、ヒートンパーク!さあどうぞ!)」
という比較的カジュアルだけど、まあ一般のアナウンスでも無くはない、というのもあるけれど、個人的イチオシは

「The next stop is Heaton Park ! (パンパン!←手を打ち鳴らす音)Come on! move it!(次は、ヒートンパーク!おら、とっとと降りろ!)」
という、「リアム全開」バージョン。(※動画0:11ごろ)

「いいなあ、コンサートに行かれなくても、この電車に乗りたい……」
と、うらやましくて何度も聴いてしまう。

「お前らお待ちかねのコンサート会場だぞ!モタモタすんじゃねぇ(ゲシ←背中を蹴る音)」みたいな響きで、「リアムに背中を蹴られている気分になりたい人」のニーズにぶっ刺さる。

「客に向かってその態度は何だ」などと一般常識を振りかざしても無意味だ。

若いころには数々の問題を起こし、兄ノエルに激怒されて2009年に決裂したリアムも、紆余曲折の果てに、聴き手の感情を爆発的に解放するような、唯一無二のパワフルな声を取り戻した、「音楽を心から愛する大人の男」になっている。

ノエルの「兄性」(「母性」「父性」みたいなもの)は、生物学上の兄だからということとは無関係に、昔から歌声からもキャラクターからも溢れていた。(溢れすぎていて、弟の無責任な行動に、なんら躊躇無く罵声と鉄拳制裁を下していた)

けれど、葛藤の果てにソロミュージシャンとしても成功し、今回オアシス再結成(そしてノエルとの和解)という悲願を果たしたリアムも、いまや「口は(ものすごく)悪いけど、ファンに最高の音楽を届けてくれる頼れる兄貴」感を放射している。

この分断と不信の時代、「心の兄貴」を求める人には、小鳥のさえずりよりも、清流の水音よりも深い安心感が湧く、ヒーリング効果抜群のアナウンスだ(真顔)。


2025年再結成での歌声(「Acquiesce」)
Because we need each other, we believe in one another

運命共同体である人間同士の思いを歌った名曲。兄のノエルと交互に歌うパフォーマンスの一部(ギターを弾く伸びやかな高音の声の持ち主が兄ノエル)。リアムのソロ活動時以上の声量が絶賛されている。あとリアム短髪すごく似合う。





入り口リサイズ - コピー.JPG




【参照動画】

Oasis - Slide Away (Live from Cardiff, 4 July '25) (Official Visualiser)

2025年7月時点で公式に発表されているコンサートでの歌声。


オアシス再結成の喜びに染まるマンチェスターの風景(街がとてもかっこよくてうらやましい)


POSTCARDS FROM MANCHESTER


【参照】

 (Transport for Greater Manchester 13 July 2025 at 07:53)



Liam Gallagher records tram announcements for Heaton Park gigs
(Manchester Evening NewsのYoutubeチャンネル)
posted by pawlu at 13:40| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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