2023年05月09日

ドキュメンタリー「ロックフィールドの伝説―農場の音楽スタジオ―」(一部楽曲動画と映画『ボヘミアンラプソディ』とのつながりもご紹介)

(ロック・フィールドの創業者「ウォード兄弟」の弟、チャールズ氏)
ウォード兄弟チャールズー re - コピー.jpg
Image Credit:Youtube 


(「ロックフィールドの伝説―農場の音楽スタジオ―(映画版)」Youtube予告編(※本編は有料)
『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』 ※全96分 

 ※映画版96分の短縮版番組

1970年代から2000年代にかけて、ブリティッシュロックの最高傑作が次々収録された音楽スタジオ「ロックフィールド」。農場の中に作られた伝説のスタジオの物語。 音楽スタジオ「ロックフィールド」では、ブラックサバス、クイーン、コールドプレイ、オアシスなど数々のロックスターが、名盤を生み出してきた。なぜ、イギリス・ウエールズの片田舎の農場に作られたスタジオで名曲の数々が誕生したのか。ロックスターたちの証言に数々の名曲を織り交ぜながら、英国ロック史をひもとく。
(原題:ROCKFIELD THE STUDIO ON THE FARM(イギリス 2020年))

 「農場に宿泊滞在をしながら、レコーディングをする」というユニークなスタイルのスタジオの歴史と、そこで生まれた名曲を楽しめる名作ドキュメンタリー。
 アーティストたちのエピソードと、彼らをサポートし、歴史を見守ってきたスタジオの経営者、ウォード家の人々のインタビューもとても面白い。


(映画版本編映像と予告編)
オアシス全盛期は1日1曲の爆速レコーディングだった/映画『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』本編映像


(ドキュメンタリーに登場する楽曲の一部)

BLACK SABBATH - "Paranoid" (Official Video)

Oasis - Wonderwall

Coldplay - Yellow (Official Video)

(ドキュメンタリー内で「イエロー」の誕生秘話を語るコールドプレイのメンバー)
(クリス・マーティンのはにかみ笑いまじりのような独特のしゃべり方から、そこで生まれたメロディへの移り変わりが、一瞬だけれどとてもきれい〈動画3:25頃から〉)

 ロンドンでは観られない美しい星空を見上げた感動が、「イエロー」のイメージの源泉になったと語っている。
イエロー誕生のきっかけになった星空re - コピー - コピー.jpg
Image Credit:BBC (ドキュメンタリーに手作り感のあるアニメ映像が織り込まれている)。

 ロックフィールドは、映画『ボヘミアン・ラプソディ』にも登場している。
(映画『ボヘミアン・ラプソディ』の「ロックフィールド・スタジオ」でのレコーディングシーン)
Bohemian Rhapsody | “Can You Go a Bit Higher?" Clip | 20th Century FOX

(クイーンがロックフィールドに到着したシーン。当初は環境にいまひとつ納得していない様子が味わい深い。メンバーが滞在した部屋の様子も観られる〈田舎の素朴な民宿風〉)映画『ボヘミアンラプソディ』より
Bohemian Rhapsody - Queen Move Into The Barn House (Rami Malek Freddie Mercury)

Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered)

 とにかく「ロック」な人々が合宿状態でレコーディングするので、トラブルは日常茶飯事。
映画『ボヘミアンラプソディ』にも、フレディに振り回され続けて、ブチ切れたロジャーが、メンバーにコーヒーメーカーを投げつけようするシーンがある。
ボヘミアンラプソディコーヒーマシン re - コピー.jpg
Image Credit:Youtube 
 このときはブライアンとジョンがすかさず「コーヒーメーカーはやめろ!!」と指定して止めていた。(みんなストレスがたまっているのに、この上コーヒーが飲めなくなったら本当に困るから)

 オアシスのノエルとリアム(世界一仲の悪い兄弟と言われている)が大乱闘をして、そこら中に物が散乱したこともあった。
 しかし、スタジオの人々は、この手のトラブルに慣れっこだったらしく、農場用機械も出動させて、さっさと片づけたそうだ。
(「美しい星空」とは別の「農場の強み」)

 番組によれば、ネットや機器の発達で、スタジオに長期間集合するタイプのレコーディングが減ってきているそうだ。

 でも、都会では見られない自然の景色がイメージをくれたり、煮詰まって荒れ狂っても、そういう人々を相手に、長年ロックを支えてきたスタッフが、惨状を農業機械ですみやかに処理してくれたり、そういう懐の広さやたくましさは、個人の頭の中と機械の組み合わせだけで作った音楽とは別の、「ロック」なパワーをアーティストに与えてくれるはずだ。

(ウォード兄弟の兄 キングズリー氏)
ウォード兄弟キングズリーre - コピー.jpg
Image Credit:Youtube 

「まだこれからだ」

 アーティストと聴く人々にエネルギーをくれ、人間が積み上げてしまった窮屈で息苦しい固定概念を壊す、パワフルな「ロック」は、こういう場所から生まれるはずだ。

映画版「ロックフィールドの伝説―農場の音楽スタジオ―」登場曲一覧は、BBC番組紹介ページに掲載されている。




【参照】
(「ロックフィールドの伝説―農場の音楽スタジオ―(映画版)」Youtubeの購入/レンタル、 Amazon PrimeとBlu-ray)
『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』


(参照)



映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

(英語字幕つき「イエロー」誕生の瞬間)
posted by pawlu at 00:01| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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