2023年02月13日

「佐伯祐三 ―自画像としての風景」(東京ステーションギャラリー)東京駅のレンガの壁と佐伯のパリの壁の「マリアージュ」(おすすめ動画集)

(佐伯祐三の代表作「ガス灯と広告」1927年 東京国立近代美術館蔵
ガス灯と広告 - コピー.jpg
(Image Credit: Youtube 「ガイドスタッフが選ぶイチオシ作品|#16 佐伯祐三《ガス灯と広告》」)


(佐伯祐三の絵画と東京ステーションギャラリーの歴史あるレンガの壁〈解説をされているのは冨田館長〉)
壁のマリアージュ2リサイズ - コピー.jpg
(Image Credit: Youtube 「東京で18年ぶりの佐伯祐三展 東京ステーションギャラリー「佐伯祐三 ―自画像としての風景」東京ステーションギャラリーの冨田館長が解説」)

展覧会公式ホームページ https://saeki2023.jp/

 ※展覧会特集番組放送予定
・BS日テレ『ぶらぶら美術館』で2023年2月14日(火)夜8時
佐伯祐三 肖像写真リサイズ - コピー.jpg
佐伯祐三(1898〜1928年)展覧会HPより

30年という短くも鮮烈な生涯を終えた伝説の洋画家、佐伯祐三(1898〜1928年)。
《郵便配達夫》をはじめとする代表作100点以上が並ぶ「佐伯祐三 ―自画像としての風景」が東京ステーションギャラリーで1月21日から始まりました。東京では実に18年ぶりの回顧展です。
パリの街を描いた作品群は、佐伯と同時期の1914年に創建された東京駅のレンガ壁とマリアージュし、素晴らしい空間を創り上げています。 東京ステーションギャラリーの冨田館長に見どころを聞きました。
開幕記事はこちら https://artexhibition.jp/topics/news/... 展示構成などプレビュー記事はこちら https://artexhibition.jp/topics/news/...
展覧会名:佐伯祐三 ―自画像としての風景 東京ステーションギャラリー
会期:2023年1月21日(土)〜4月2日(日) 開館時間:10:0018:00(金曜日〜20:00)*入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日(3月27日は開館) 入館料:一般 1,400円、高校・大学生 1,200円、中学生以下無料
大阪中之島美術館でも4月15日(土)〜6月25日(日)に開催
展覧会公式ホームページ https://saeki2023.jp/
動画撮影・編集 岡本公樹
Youtube概要欄より)

(「美術展ナビ」展覧会の見どころ紹介動画)
東京で18年ぶりの佐伯祐三展 東京ステーションギャラリー「佐伯祐三 ―自画像としての風景」東京ステーションギャラリーの冨田館長が解説

代表作の技法やエピソードを紹介してくださっている、展覧会の予習復習にうってつけの動画。

(冨田館長が夏目漱石にとても似ていらっしゃるので、100年前の壁と佐伯の絵と、冨田館長ご自身の趣深さで、タイムスリップしたような気持になる〉)
冨田館長リサイズ - コピー.jpg
(Image Credit: Youtube)


 この東京ステーションギャラリーでの展覧会、やはり圧巻は、動画で館長もおすすめされている。パリの風景が展示された部屋だった。

当館の展示壁はレンガでできています。
ちょうど100年前、佐伯祐三が活躍したのと同じころに建てられた建物。
レンガの荒々しいマチエール(質感)の中で佐伯のパリの壁の表現、これをぜひ見ていただきたいと思っておりました。
レンガの壁と佐伯のパリの壁のマリアージュをぜひご覧ください。
(動画内 冨田章館長の解説)

 東京駅舎の時代を経たレンガの壁に掛けられたパリの風景は、額縁という窓枠から、その時代と佐伯の一途なまなざしに続いているようだ。
(額縁もひとつひとつ個性があって立派だった。どの絵も大切にされてきたのだろう)

 寒々しく寂しげで、描かれたポスターの字も、彼自身の命へのひっかき傷のようだと思っていた佐伯の作品は、直に観ると、力強く、透き通った鮮やかな色彩も織り込まれていた。


(「レストラン〈オテル・デュ・マルシェ〉」1927年 実物の絵は、描かれたテーブルの木肌に光沢があり、右端の緑はエメラルド色だった)
レストランオテルデュマルシェリサイズ - コピー.jpg
(Image Credit: Youtube)


 佐伯が命を燃やして描いた深く鮮烈な絵画と、それを際立たせる空間。心に残る名展覧会だった。




(関連動画)


東京で18年ぶりの佐伯祐三展 東京ステーションギャラリーで

(東京国立美術館蔵の「ガス灯と広告」の鑑賞ガイド)※今回の展覧会にも展示されている作品
ガイドスタッフが選ぶイチオシ作品|#16 佐伯祐三《ガス灯と広告》


東京ステーションギャラリー「佐伯祐三 自画像としての風景」

(ぶらぶら美術館番組情報)

(「ぶらぶら美術館」の紹介動画)
夭逝の天才画家“佐伯祐三”展【ぶらぶら美術・博物館】2月14日(火)よる8時


Youtube限定ウラ話!小木的おススメ作品とは!?【ぶらぶら美術・博物館】夭逝の天才画家「佐伯祐三」展 2月14日(火)よる8時


(参照)
東京ステーションギャラリーHP

東京ステーションギャラリー施設案内(レンガ壁についての解説あり)



posted by pawlu at 21:46| 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
カテゴリ