(長谷川町子さんが描かれた「エリザベス女王のご愛犬」のコーギー)
(長谷川さんの飼っていたコーギー「エリカ」、「エリザベス女王のご愛犬のまたいとこ」だった)
(エリカの可愛さに悩殺される長谷川町子さん〈笑〉)❝(同上、p.60 )
動物好きだった、『サザエさん』の作者長谷川町子さんは、知人から「エリザベス女王のご愛犬のまたいとこ」の可愛らしいコーギーを紹介され、飼われていた。
エリカの正式名称は「クラフト・フラッシュ・グッド・エリカ・ロイヤル・ウェイ」。由緒正しいだけあって名前も立派だった。
尻尾が短いぶん「感情をうったえる瞳は表情にとみ、そのかわいさにいっぺんにのう殺されました」
と、長谷川さん。
ただ、エリカは、先住犬の柴犬「コマ」との折り合いが悪く、「嫁姑の間に立った亭主の気苦労がわかった気がした」とも書かれている。
(しつけやコマの性格の問題というより、昔の犬は番犬なので、今の家犬より気が強かったのが原因だろう)
エリザベス女王は、1933年に父ジョージ6世(映画『英国王のスピーチ』の国王)が、(おそらく幼い娘たちの遊び相手として)コーギーを飼われて以来、熱烈にコーギーを愛され、18歳のお誕生日に贈られたコーギーの「スーザン」と、その子犬たちを長年にわたり育てられた。
(エリザベス女王と愛犬スーザン〈かわいいだけでなく見るからに聡明そう〉)
(Image credit:Youtube)
この女王陛下の愛犬の血縁の犬が、めぐりめぐって、日本の長谷川町子さんのお宅まで来て、漫画に描かれたのだ。
【補足】浦沢直樹さんの名作漫画「マスターキートン」にも、「女王陛下様の愛犬の血縁の犬」が登場する。(作品の舞台は1990年)❝主人公の太一・キートンの父で、動物学者の太平の飼い犬「太助」(器量はいまひとつだが、嗅覚は抜群)と相思相愛のコーギー、ジェシカちゃん。ジェシカの飼い主で、都議会議員の妻であることを鼻にかけた近所の女性に、ジェシカは「英国女王様の愛犬の血筋を引く犬」なんだから、雑種が近づくんじゃない、と、いかにも「ザマス」な感じ悪さでくぎを刺されている。(MASTERキートン 完全版 デジタルVer.(5)CHAPTER9「豹の檻」p.233より)
長谷川町子さんのエッセイ漫画『サザエさんうちあけ話 サザエさん旅あるき』には、長谷川町子さんの家や、旅先で出会った動物たちがしばしば登場する。
(飼い猫のフィリック〈シャム猫、容姿端麗なジェントルマン〉)❝(同上「どうぶつ記 13」p.56)(秋田犬のジロー〈長谷川さん宅の修理に来る大工さんたちが大好き〉)❝(同上「どうぶつ記 13」p.59)
長谷川町子さんのユーモラスなタッチで描かれた彼らは、とてもかわいらしく生き生きとしている。
(参照)
A brief, adorable history of Queen Elizabeth II’s royal corgis l GMA
Susan ウィキペディア記事
【関連する記事】
- (おすすめ漫画)『犬神家の一族』(長尾文子作画)原作の世界観を、往年の挿絵画家た..
- MLB「フィールドオブドリームスゲーム」と映画の名場面「皆、やって来るよ」(おす..
- NHK「アナザーストーリーズ」で漫画「この世界の片隅に」特集を放送
- 「みる?」(名言・名場面ご紹介〈漫画『動物のお医者さん』カンガルーの営業部長〉)..
- 弥助と利休(漫画『へうげもの』より)(※一部ネタバレ)
- NHKドキュメンタリー「Black Samurai 信長に仕えたアフリカン侍・弥..
- 『灼熱カバディ』漫画紹介、アニメ放送情報
- おすすめ本『まんがでわかる自律神経の整え方』(身近なところからはじめられる心と体..
- 木炭パーマと口紅(「あちこちのすずさん」と漫画『この世界の片隅に』)
- (※ネタバレ)「この庭で宝石」(志村志保子さんの短編漫画)



