2021年07月23日

サイモン&ガーファンクル コンサート イン セントラルパーク NY 1981 BSプレミアムで放送

(名曲「サウンドオブサイレンス」イントロから一斉に歓声が沸き起こる〈セントラルパークでのパフォーマンス〉)

 1981年9月、50万人を動員した、サイモン&ガーファンクルの伝説的コンサート「コンサートインセントラルパーク」の模様がNHK BSプレミアムで放送される。
 放送日時:2021年7月24日 〜 

番組HP情報

サイモン&ガーファンクルが1981年9月19日に、ニューヨークのセントラルパークで行ったコンサート。デジタルリマスター(ビデオレストア)による映像でお届けします

演奏曲目:「Mrs. Robinson」、「America」、「Scarborough Fair」、「April Come She Will」、「Bridge Over Troubled Water」、「The Boxer」、「Old Friends」、「The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)」、「The Sound Of Silence」、ほか



 乾きひび割れた心に柔らかに染みわたるような音楽と、まだベトナム戦争の傷をどこかに感じさせる観客たちの、深い歌詞と澄んだ歌声に真剣に聴き入る姿が、印象に残る。

観客の様子1 - コピー.jpg

観客の様子2 - コピー.jpg

観客の様子3 - コピー.jpg
Image Credit:Youtube 

 シンプルな舞台と衣装で、歴史に残るパフォーマンスをしたポール・サイモンとアート・ガーファンクル。

サウンドオブサイレンス 歌い始め - コピー.jpg
Image Credit:Youtube 

 とくにこの三曲の響きは天から降り注ぐようだ。


 孤独な群衆の沈黙を歌う、現代の予言のような名曲「サウンドオブサイレンス(The Sound Of Silence)」。

 「サウンドオブサイレンス」とともにダスティン・ホフマン主演映画『卒業』で使われた「Scarborough Fair(スカボローフェア)」。


(もとはイングランド民謡で、旅人に昔の恋人への伝言を託すという形で、元には戻せない愛を歌っているが、録音版の「Scarborough Fair/Canticle(詠唱)」では、時代を反映して戦争の悲しみをささやく声が、もとの歌に重ねられている。このコンサート版も、失われた愛と平和の、二つの悲しみが秘められているのだろう。)


(歌詞が重ねあわされているバージョン)
Simon & Garfunkel - Scarborough Fair/Canticle (Audio)



 愛する人を守る思いを歌った「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)」(ゴスペルの影響を受けた作品)。


(天使の歌声と言われるアート・ガーファンクルが、自身でも会心の出来を実感してか、歌い終わりに静かに拳を握りしめている。動画には「彼はただポケットに両手を突っ込んでそこに立ち、音楽史史上最も偉大な歌声を届けた」というコメントが記されている。)

明日に架ける橋 歌い終わり - コピー.jpg


(温かな音色のピアノはリチャード・ティー(Richard Tee)氏、動画には彼の演奏の功績を称える声もいくつも寄せられている。

明日にかける橋 Richerd Tee氏演奏 - コピー.jpg
Image Credit:Youtube 

 【補足】当ブログ「サウンドオブサイレンス」関連記事。
 (一部歌詞の意訳と、オリジナル動画、7億三千万回再生を記録(2021年7月現在)し、ポール・サイモンご自身が公式に紹介したディスターブドの傑作カバー曲動画をご紹介した。)



そのほか、2021年7月現在サイモン&ガーファンクル公式Youtubeチャンネルで公開中のセントラルパークコンサートの動画一覧





















【参照URL】
・サイモン&ガーファンクル公式Youtubeチャンネル

・歌詞、時代背景などを動画引用も付けてくわしく解説してくださっているページ
「世界の民謡・童謡 世界の名曲解説、歌詞の意味・由来・歴史を研究する音楽サイト」




・セントラルパークコンサートの英語版ウィキペディア記事
ラベル:音楽
posted by pawlu at 22:19| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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