2016年09月15日

「魔法の庭 ダルメイン」(NHK BSプレミアム)続編と再放送のお知らせ

(2017年5月28日加筆修正)

 NHK BSプレミアムで、イギリス湖水地方の庭園と邸宅「ダルメイン(Dalemain)」を紹介したドキュメンタリー番組「魔法の庭 ダルメイン 秋冬 そして春」が2017年5月31日午後9時に放送されます。 
(90分番組)

 これは、2016年に放映され、大好評だった初回番組「魔法の庭 ダルメイン〜イギリス湖水地方の田園ライフ」の続編で、これに併せて初回番組も同30日午後5時より再放送されます。(同じく90分)

 イギリス湖水地方の歴史ある邸宅「ダルメイン(dalemain)」で代々庭造りをする女性たち。


(ダルメインの邸宅と庭)
庭から見たダルメインの邸宅.jpg

(ダルメインの邸宅)
ダルメインの邸宅.jpg

(邸宅からの湖水地方の眺め)ダルメイン邸宅の前に広がる景色.jpg


 30日の再放送番組では、12代目の妻ジェーン・ヘーゼル・マコッシュさんを取材し、一族の歴史や、ジェーンさんが義母シルビアさんから引き継いだ庭への思い、鳥や庭に住むハリネズミたちと協力し、自然の力を生かして作られる美しい庭の春から夏の移り変わりが紹介されています。

 ダルメインで地元とヘーゼル・マコッシュ家の皆さんの協力で開催される、世界的なマーマレードの大会「Marmalade Festival」の様子も見所です。


(売店にかけられたマーマレードの説明パネル。中央写真の女性がジェーンさん。)
マーマレードの説明.jpg

 31日の続編では、庭の仕込みの時期となる秋冬のジェーンさんたちのご活動を紹介。今度は庭に住むリスがジェーンさんたちをお手伝い。更に、歴史あるリンゴの木と、リンゴ料理のレシピも登場するそうです。

 初回番組に感動し、5月にダルメインを訪問させていただいたのですが、本当に本当に素晴らしいところでした。庭と邸宅は暖かみと磨き抜かれた美意識が漂い、この場所を守る人々の一人一人も、プライドを持ち、訪れた人々に親切に接してくださる魅力的な方たちばかりです。
(旅行の体験記も近日中に更新させていただきます。)

 この訪問のときに、日本語のパンフレットを頂いたので、以下に一部ご紹介文を抜粋・引用させていただきます。
(※画像はブログ筆者撮影)

 「ダルメイン……2013年庭園賞受賞」

 ・ダルメインの庭 

  ダルメインの庭は、様々な世代に引き継がれ、愛され続けてきました。2万平方メートルの庭は、たくさんの多年生の草花と魅力的な珍しい花のコンビネーションを楽しむことができます。


ダルメインの庭4.jpg

ダルメインの庭2.jpg


 テラス・ボーダー(Terrace border)には、乾いた環境を好む植物や長い期間咲く花が植えられています。
 
 エリザベス朝に流行したノット・ガーデン(Knot garden)は、幾何学模様に刈り込まれた生け垣が特徴。生け垣の中には、ハーブや白い花々が植えられています。

 アップル・ウォーク(Apple walk)には、歴史あるりんごの木立とともにイギリスの伝統的なバラが植えられています。
 
 ここは6月から7月にかけて優しい花の香りに包まれます。

 ワイルド・ガーデン(Wild garden)には、ダルメインと呼ばれるブルー・ポピーが植えられています。ヒマラヤ産のこの花は、ダルメインの庭で特別な品種に生まれ変わりました。5月から6月にかけて美しい花を咲かせます。

 ダルメインの屋敷の裏には、デイカー村(Dacre)へ続くおよそ1.6キロの小道があり散策することができます。周辺は羊や牛たちの放牧の場所となっていますが、歩くと様々な野生の生きものたちにも出会えます。

 中世の面影が残る中庭

 ダルメインの中庭には、16世紀のエリザベス朝時代に建てられたバーン・ハウス(Barn house)があります。中には、カンブリア地方の農具が展覧されています。


The Great Barn.jpg

 かつて屋敷でも使われた、カブを押しつぶす「ターニップ・バッシャー」とチーズを握り出す「チーズ・プレス」、そして、この地方原産のフェル・ポニーのためのバグも展示されています。ギフトショップ(Gift Shop)には、マーマレードなど様々なお土産が取りそろえてあります。また植物センターでは庭で育てた植物も買うことができます。

 中世の雰囲気の中でカプチーノ?

 ダルメインのティー・ルーム(Mediaeval Hall Tearoom)、中世のホールで暖炉の火をゆっくり楽しみながら、手作りの暖かい料理、サンドイッチ、伝統的なスコーンやチョコレートケーキをお楽しみいただけます。ティー・ルームは入場無料、年間を通じてオープンしています。
(冬季は毎日オープンしていないので、スケジュール要チェック。)

ダルメインにいらしたら……

1.ミセス・マウスの家を訪ねてください
  (ブログ筆者補足:邸内の見学ツアーに参加すると、「ミセス・マウスの家」という表札と小さな扉と窓がついている階段があります。絵本のようにここにネズミのお宅が……ということみたいです)

2. 鳥好きのジミーと一緒に野生の鳥たちの餌付けをしてみてください
  (補足、おそらく初回番組に登場された、敷地内に住まれる職員の方のことだと思います。)

3.秀逸なマーマレードの数々を味わってください
  (補足:売店〈チケット売り場を兼ねる〉には、ダルメイン特製のもの、数年間の大会勝者のものなど、様々なマーマレードが販売されています〈日本のものも〉。主催者の貫禄、ダルメイン製のマーマレードも甘み、酸味、苦みのバランスが絶妙でした!!)

売店.jpg

4.イギリスで最も古い壁紙の一つをご覧ください
(補足:邸内ツアーで、中国趣味の豪華な部屋「チャイニーズルーム」のエキゾチックな柄の壁紙を見ることができます。一部中国の陶器なども飾られ、調度品も美しく、色調は落ち着いているけれど華麗で抜群のセンスの一室です。)

5.生け垣のドラゴンに食べられないようにご注意を!
(補足:生け垣を刈り込んで作られたドラゴンがいます。背中のギザギザとまるっちい顔と鼻の穴がかわいらしい〈笑〉)

生け垣のドラゴン.jpg
6.手作りのおいしいスコーンを楽しんでください
 (補足:ティールームで食べられます。ダルメインのマーマレードとクロテッドクリームが添えられているものも。ティールームは雰囲気が良くてほかの食べ物もとっても美味しかったです。)

7.野生のダマジカたちの姿を見るのを忘れずに
 (敷地奥の柵の向こうにバンビのようなきれいな柄のシカが羊のようにのんびり寝そべっていました。)


ダマジカ.png

8.5月から7月初旬にかけて開花するダルメインと呼ばれるブルー・ポピーをご観賞ください

9. ダルメイン・ゴールド・アップルと呼ばれる屋敷の古いリンゴの木を訪ね、アップル・ミント・ゼリーをご賞味ください

10.300年以上に渡りダルメインに代々暮らしたヘーゼル家の人々の肖像画をご覧ください
 (補足:邸内ツアーで、描かれた人々の生涯について聞くことができます。ドレス姿のとても素敵なジェーンさん、スコットランドの血筋が混じっていることを誇りとして、キルト〈男性の民族衣装〉を着る息子さんの少年時代の肖像画なども見られます。)

 以上、パンフレットの抜粋引用でした。

 私がダルメインを訪れた際、あの場所で働く方たちから、NHKの取材スタッフの方たちが本当に丁寧に何度も取材をされたこと(また〈湖水地方は雨も多いけれど〉運良くいつも晴れの日に来られたこと)を教えていただきました。そして、ダルメインの方たちが、NHKの方たちの熱意を喜んでくださっていることが、その笑顔から伝わってきました。

 そうしたNHKの方たちの誠意と、ダルメインの方たちのお人柄が相まって、庭と自然と歴史の調和という、イギリスの美の集大成のようなダルメインという場所の魅力を伝えてくれる番組です。是非ご覧ください。


 NHKと、ダルメインの公式HP情報は以下のとおりです。
  (魔法の庭 ダルメイン〜秋冬 そして 春〜)※続編番組情報

(もっとNHKドキュメンタリー「魔法の庭 ダルメイン」)※初回番組情報

 (The Dalemain Estateのホームページ)

 (同HP日本語紹介ページ〈二種類〉)

(同HPガーデン情報ホームページ)

※なお、2017年3月18、19日、ダルメインで開催されたマーマレードの大会「Marmalade Festival 2017」ではイギリスで活躍中の日本人ペストリーシェフ川秀子(Hideko Kawa)さんが招かれ、ゆずマーマレードの紹介など、食のイベントをなさったそうです。

 川秀子さんのイベント記事はコチラ

 前述フェスティバル情報ページによると、マーマレードフェスティバルの際には、近くの町ペンリス(Penrith)から、無料シャトルバス「Orange Express(萌)」が特別に運行されるそうなので、お出かけになる方は情報をご確認ください。

 ・フェスティバル開催中の特別交通情報を伝える記事
 この時期は「Penrith」駅が「Marmalake District(※「マーマレード」と「レイクディストリクト(湖水地方)」をかけた洒落)と名前を変えるそうです。しかも駅表示がオレンジ色(萌萌)。

 次回記事では、この素敵な場所についての、個人的な思い出や写真などをご紹介いたします。よろしければご覧ください。

 読んでくださってありがとうございました。

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posted by Palum. at 23:05| 日本の海外テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする