2016年08月03日

放送熱望!イギリス絵画鑑定番組「Fake or Fortune」

イギリスBBCで現在放送中の非常に面白い番組をご紹介させていただきます。

「Fake or Fortune(偽物か幸運か※)」 Fortuneには「財産」の意味もあります。

巨匠の作と考えられる絵画の真贋をあらゆる角度から考察する番組です。

BBCの公式トレーラーはコチラ


https://www.youtube.com/watch?v=oT7d9Mnsn-U

番組公式HPはコチラ(画家や鑑定方法情報があってここからして面白いです。動画つき。)

イギリスの鑑定番組といえば長寿番組「アンティークロードショー」(おそらく「なんでも鑑定団」が影響を受けた番組)が有名ですが、これはいわばそのスピンオフともいえるもので、同番組の司会者で有名ジャーナリストのフィオナ・ブルース(Fiona Bruce)と、同番組鑑定士フィリップ・モウルド(Philip Mould)、研究者でアート・ディーラー、バンドール・グローヴナー(Bendor Grosvenor)の3人が、主に視聴者からの依頼を受けた絵画について調査を進めていきます。

なお、フィリップ・モウルド氏は、うずもれた巨匠の作(通称スリーパー)の発掘者として有名で、「絵画のシャーロックホームズ」という異名をとり、その活躍ぶりは既にNHKのドキュメンタリー「ハイビジョン特集 スリーパー・眠れる名画を探せ 〜イギリス美術界のシャーロック・ホームズ〜」(2004年放送)でも紹介されています。

NHK番組情報はコチラ(動画つき)

美しい絵画と巨万の富をめぐり錯綜する思惑、様々な歴史的背景、古い資料から手がかりをあぶりだす執念、緻密な科学的調査、そして絵の持ち主たちの運命の明暗に圧倒され、一級の推理ドラマのように一度見始めたら目が離せない引力をもつ番組です。

日本でも美術鑑定をめぐる漫画がいくつもありますが(「ギャラリーフェイク」「オークションハウス」「キュレーター」「MASTER KEATON」の一部作品など)言うなればそれのリアル版、しかも、本物の絵(依頼品とともに、その画家の傑作が何度も大写しになって美しい)とともに、数千万円がかかったドラマが各国を又にかけてじっくり一時間かけて展開されるので見ごたえ満点です。

ギャラリーフェイク(1) (ビッグコミックス) -
ギャラリーフェイク(1) (ビッグコミックス) -

オークション・ハウス 1 -
オークション・ハウス 1 -

キュレーター 1巻 -
キュレーター 1巻 -

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル) -
MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル) -

現時点でシーズン5に突入していますが、既に未発見、あるいは行方不明だった名画をいくつも発掘しています。

一方で、アートマーケットの未だ不透明で権威主義な性質や、Forger(贋作家・偽造師)と呼ばれる、過去繰り返し世間を騒がせた贋作家たち(たまに足を洗った本人たちが出てきて、依頼品が自分の筆になるものかどうか確認するという荒業展開あり〈汗〉)の存在といった、芸術界の闇の部分についても詳しく紹介されます。

個人的には「デヴィット・アッテンボローさんたちが手掛けたBBCの自然番組」「Dad’s Army(村の年配男性たちが第二次大戦中にイギリス防衛に立ち上がるまさかの戦中コメディ)」「ギャレス・マローンさんの合唱ドキュメンタリーシリーズ」に引き続き、「イギリステレビ面白すぎる……(ガン見&わななき)」となった作品です。

よそのおうちのものとはいえ大金がかかってるから余計鼻息荒くなる……。

NHK様、どうかどうかなにとぞ放送をご検討ください!!

(いや、「スリーパー」が今年6月に再放送していたらしいので、既に実現に向けて動き出しているかもしれません。その情報を入手したら必ずお伝えいたします。)

放送が決定するまで(←誰もやるとは言ってない、思い込み激しい子か)、当ブログでこのシリーズ各回の魅力を一部お伝えしていきたいと思いますので、よろしければご覧になってみてください。

読んでくださってありがとうございました。

参照:ウィキペディア記事(※鑑定結果を含むネタバレ記事になっているのでご注意ください)


posted by Palum at 04:30| イギリスのテレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする