2016年07月29日

「やめてみた」(わたなべ ぽん作 コミックエッセイ)ご紹介

35kgのダイエットで話題となった漫画家わたなべ ぽんさん(ご本人ブログはコチラhttp://ameblo.jp/watanabepon/)の最新刊が先日(2016年7月27日)発売されたので、ご紹介させていただきます。

(一部ネタバレありなのでご注意ください)

タイトルは「やめてみた」

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方 -
やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方 -


これまで、ダイエットや汚部屋脱出に挑戦してきた(そして見事成功、今もキープに奮闘している)ぽんさんが、それまで自分の生活の中であたり前だった、家具家電、習慣、思いグセなどについて見直し、不要と思えたものについてはやめてみる、そのための手段と結果を描いたコミックエッセイです。

ぽんさんのダイエット、掃除関連漫画はコチラ。

スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました (メディアファクトリーのコミックエッセイ) -
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もっと! スリム美人の生活習慣を真似したら リバウンドしないでさらに5キロ痩せました (メディアファクトリーのコミックエッセイ) -
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スリム美人の生活習慣を真似して痩せるノート術 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) -
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ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました (メディアファクトリーのコミックエッセイ) -
ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました (メディアファクトリーのコミックエッセイ) -

ぽんさんの作品すべてに言えることですが、彼女が目標達成する方法はいつもいたってシンプルです。
(例、リンゴだけ食べるダイエットに挫折→栄養バランスの良い低カロリーメニューと、継続しやすいウォーキングに変更)

なので、もし、斬新で効率的なノウハウを知りたい!と思う場合は、掃除やダイエットの専門家の本の方が合っていると思います。

ぽんさんの本の魅力は、人の習慣やアドバイスをとても素直にとりいれるご本人のお人柄。

そして、そうやって謙虚に頑張った先の結果と、それに伴って自分の気持ちがどう変化していったかが描かれているところです。

今回の本でもその魅力を十分に味わうことができます。

また、ぽんさんの上記4作品と併せて読むと、1人の人の習慣と気持ちがどうやって変わっていくかがわかるのでいっそう面白いです。(別に関係者じゃないですよ……)

炊飯器や掃除機をやめてみたという話については、「ふむふむなるほど、良さそうですね」みたいな感じで、のんきに楽しく読ませていただきました。

ぽんさんも、「はじめに」で「やめてみたものはあくまで私の生活には必要なかったものであり、もしかしたら皆さんの生活には必要不可欠なものかもしれません。でも、「こんな生活もあるんだな〜」と楽しんで読んでもらえるとうれしいですし、自分にとって本当に必要なものとはなんだろう?と考えてみるきっかけにでもしてもらえたら、もっとうれしいです」と書いていらっしゃいます。

(補)逆に、たかぎなおこさんは長年のほうき・フロアモップ生活から掃除機に切り替え、あまりの便利さに「すんごいよね掃除機って、スイッチひとつでゴミを吸ってくれるなんてさあ(※)」と、鼻息荒く昭和三十年代の主婦のようなことを言って友人に怪訝な顔をされていました。ひとそれぞれ。
(※)『ひとりぐらしな日々「ちょっといい暮らし…の巻より」』

ひとり暮らしな日々。 -
ひとり暮らしな日々。 -

ですが、自他ともに「どー考えても減らしたほうがいいだろ」と思われる、そして現在進行形で私自身が戦っている、「無駄ネット閲覧(スマホ)」についてのお話はぐっさりきました。

今週月曜日(つまり発売日2日前)からその依存を断ち切るべく、七転八倒していた私にとってはまさにベストタイミングの助け舟です。
(いやもうかれこれ数年、ほぼ毎日欠かさず「やめよう→当日中に挫折」だったけど、今度こそと頑張りだしたのが今週月曜。)

ぽんさんの場合、スマホ閲覧がやめられず、朝から深夜3時ごろまでとりとめのないサイト(投稿者の悩み相談にユーザーがこたえるページなど)を見続けた結果、

「寝坊」→「仕事メール確認忘れ」→「締切に追われ、ごみ出し、洗濯もの片づけができず」→「夕飯が作れず、夫さんに買いにいってもらう(片づけも夫さん任せ〈平日の家事は基本ぽんさん担当〉)」と、雪だるま式にミスをしてしまいます。

しかも、夫さんが買ってきてくれたお弁当を食べているとき、夫さんから、「明日は同僚女性(ぽんさん宅に何度も来ている人)の相談にのるために飲み会に行ってくる」と報告を受けたぽんさんは、
「ネットではそういうのを“相談女”といって、相談を口実に男性との距離を縮める嫌な女の手口らしいよ」
……と、かつてみたこともないようなワルイ顔で言ってしまいます。

ぽんさんスマホ依存1.png

(「人の悪口を言うと顔が曲がる」ってこういうことですかね)

ここでとうとう
「ダラダラネットをみているせいで、最近生活もだらしないし、仕事にも影響が出て、性格までキツくなっている気がする。もういいかげんネットなんかやめればっ!?」
と、旦那さんに厳しく注意されます。

ぽんさんスマホ依存2.png

(「あの夫さんが怒った……」とぽんさんは無論、既刊愛読者も驚いた場面)

この本の中で、このエピソードが二つの意味でとても印象に残りました。

まず第一に、ネットの強烈な依存性。

どうやらこの出来事は、ぽんさんが半年にわたる大掃除を決行した後のようなのですが、苦労して素敵な部屋を作り上げ、仕事のスケジュール上やむをえない時以外は、維持を心がけていたであろうぽんさんが、赤の他人の人生相談(その相談内容自体もぽんさんには無縁)という、観なくても全く困らない情報に釘付けになった挙句、それまで積み上げてきた生活習慣をガタガタにしてしまっています。

第二に、他人のトラブルやゴシップ情報にはまることの弊害。

これまでのぽんさんのお掃除、ダイエット本を読むとわかるのですが、ぽんさんの夫さんは、ぽんさんが、お掃除が苦手だったときも、今より35kg太っていたときも、彼女に説教めいたことを言っていません。
(でもぽんさんが頑張ったときには一緒に喜んでくれる優しい人。)

その(直前にも「頑張れ〜」といいながら片づけと買い出しをしてくれていた)夫さんが、「もういいかげんネットなんかやめればっ!?」と強く言っている。

夫さんにとっては、多少部屋や汚いとかぽっちゃりしているとかよりも、ぽんさんの性格がキツくなるほうが、よっぽどイヤなことだったのでしょう。

ちなみに、こういうとき、その手の相談サイトだと火に油をそそぐように、
「(女性側)相談女にまんまと騙されちゃって、男ってホントバカ、まんざらでもなかったから逆ギレしてんじゃないの?」
「(男性側)ちゃんと報告してんのに、家事もやらずに疑うなんてサイテーだな、ハズレ嫁だ」
と、泥沼が続くのが定番です。

この手のサイトのやりとりは、悩み相談の皮をかぶった口げんかや誹謗中傷に発展することが多いんです。ええ詳しいですとも、私こそが今この手の閲覧中毒と闘っているから……。

ネット依存については、「ゲームサイトへの過度の課金がやめられなくなる」、「長期間画面を見続けることにより頭痛、自律神経失調症を引き起こす」などの危険性はよく指摘されていますが、「生活サイクルがどう乱れてしまい、家族とのコミュニケーションに悪影響を及ぼしてしまうか」という段階を描写してくださっている例はあまりなかったと思います。
(ええ詳しいですとも2、どうやったら治せるか、ネットをむさぼり読んでいましたから、そして脱線してその手の相談サイトに舞い戻っていましたから〈←……〉)

普段穏やかな夫さんの厳しい注意に激しく反省したぽんさんは、「ネットを見るときのルール」を設定することにします。

その方法はいつも通りシンプル。「自分にとって害になるサイトを閲覧できないようにブックマークを外す」、「アラーム代わりに布団に持ち込んでいたスマホを遠ざけるために、目覚まし時計を使う」などです。

正直、この「方法」だけならそこまでの効力があるかどうか疑問ですが、ぽんさんのトラブルと夫さんのお叱りを読んでからだととても響きます。セットで有難い。

その後、素直に謝ったぽんさんに、夫さんも「キツく言いすぎた」と言ってくれて、ふたり仲良く、その同僚女性のお礼のプリンを食べていました。(ほっこりするオチ)

この他の「やめてみた」情報もとても面白いので是非(できれば既刊本とセットで)読んでみてください。

(補、ぽんさんは何気ないことのようにおまけ欄に描いているけど「酒」「タバコ」という人類二大依存品をやめるまでというスゴイ情報も入っていて衝撃だった。当ブログでぽんさんの減酒方法についてご紹介している記事はコチラです(※記事後半部です)。)

また、当ブログで、ぽんさんのお掃除、片付けエッセイ「ダメな自分を認めたら部屋がきれいになりました」をご紹介している記事はコチラです。

よろしければ併せてご覧ください。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum at 04:40| おすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする