2014年01月30日

「クリスティのフレンチ・ミステリー」再再放送(AXNミステリー)

AXNミステリーチャンネルが観られる方にしかお役に立てない内容ですが、2014年2月1日から面白いドラマが放送されるので再度ご紹介させていただきます。(過去のご紹介記事はコチラ

「クリスティのフレンチミステリー」 

 英国ミステリーの女王、アガサ・クリスティの作品を元ネタに、原作にはいないキャラが謎解きをするという大胆な脚色を加えて展開する作品です。

 クリスティ作品の大スターであるポアロやミス・マープルを削ってしまうというのだから、誰が考えたのか知りませんが凄い度胸です。

 原作と比較する気はありませんが、原作には無い笑いどころと救いがある。個人的には好みです。

 以下、キャラクターとおススメの回をご紹介いたします。

主人公:ラロジエール警視

銀髪と髭が渋い熟年美男。
しかしそんな外見にそぐわず、気分屋で毒舌の癇癪持ち。美人と見ればすぐ言い寄るので、職場でついたあだ名は「ピーターラビット」(要はメスを追いかけまわすウサギ)。
特技は料理(フランスドラマらしく、ル・クルーゼっぽい鍋で作っていて、いかにもおいしそう。オサレな紳士服に平気でエプロンをつけて、こまごまこだわって作ってます。)。
若い頃は役者を夢見ていて、今でもセリフ回しは玄人はだし。(「エッジウェア卿の死」で観られます。)
やや難ありの素行と性格ながら、天性の推理力を持ち、難事件を解決しているので、新聞にも「名警視」としてたびたび取り上げられている。
繊細な一面もあり、自分の立場や大切な人に危機が訪れると、周囲も手が付けられないほど自暴自棄になり、身なりにかまわず酒浸りになる。
考え事はトイレでする主義(何故か熟年男性万国共通の癖……)。

相棒:ランピオン
温厚な人柄と地道な捜査が持ち味の若手警部。科学捜査にも積極的に取り組む。
同性愛者で、優しい雰囲気からか、事件で出会った関係者から男女問わず好意を寄せられることが多い。
ラロジエールには年がら年中言われない理由で怒鳴り散らされているが、(仕事上は)優秀な警視から勉強するためと、基本滝に打たれるがごとく忍従している。
2月8日放送の『杉の棺』の回では潜入捜査のために女装しており、なで肩と柔らかな風貌が手伝ってかなりしっくりきている。その魅力は生粋の女好きのラロジエールからも、ややアヤシゲなまなざしで眺められるほど。
(夫婦と言うふれこみである屋敷に滞在したため同室となり、「君でなかったら……」と寝室でなぜかまんざらでもなさげなラロジエールに「あいにく僕です」とバッサリ返していた。)
このときは上記のごとく警視を正気に返らせたり、男装の麗人(当然ラロジエールのお気に入り←……)から好意を示されたり、男に口説かれそうになって殴り倒したりと色々忙しかった。

観た中でのおススメ回を手短に紹介させていただきます。(少しネタバレなんでその点ご容赦ください。)

@杉の棺
 先述のとおり、ランピオンの女装がきれえだから(どういう理由だ)。後味の面から言うと原作の方がいいかもしれません。でもランピオンがきれえだから。そして笑いどころが多いです。あと、作品全体を通して言えることですが、女性のファッションが美しい。

Aスリーピングマーダー 
悪夢にうなされる、心に傷をかかえた少女サーシャとランピオンの淡い交流がみどころ。サーシャはちょっと美少年っぽく、ランピオンはとても優しいので波長が合った模様。

B「エッジウェア卿の死」
 ラロジエール警視が劇場で起こる謎の連続殺人事件に挑むが、別れた妻との間にいた娘が現れ(カワイイ)首をつっこんでくるので、調子がくるいがち。
 今回警視は劇場の女王とも呼ぶべき大女優に気に入られるのですが、この女性が外見も演技も迫力あってよかったです。
 ラストシーンは、衣装や劇場セットとあいまって、重厚で古い映画を思わせます。

 残念ながら今回放送されないのですが「ABC殺人事件」もアレンジが温かで良かったです。放送されることがあったらご紹介させてください。

 個人的に一番のお気に入りは「五匹の仔豚」(2月15日放送)推理ドラマの枠を超えて魅力的な作品です。一度少しご紹介したのですが(過去記事はコチラ)、書き足しでもちょっと長くなりそうなので、また回を改めます。

当ブログのフレンチミステリーに関連する主な記事は以下のとおりです。よろしければ併せてご覧ください。

(一部内容が重複しています。またリンク切れが多いのであらかじめご了承ください。)
クリスティのフレンチ・ミステリー(AXNミステリー・フランスドラマ)
「クリスティのフレンチ・ミステリー」再再放送(AXNミステリー
「五匹の子豚」(クリスティのフレンチ・ミステリー※ネタバレ編)
クリスティのフレンチミステリー「ABC殺人事件」(ドラマ独自の年の差恋愛も見どころ)

ドラマに関するフランス語のウィキペディア記事は以下の通りです。
「クリスティのフレンチミステリー(原題:Les Petits Meurtres d'Agatha Christie)」の紹介ページ
同上「ABC殺人事件(Les Meurtres ABC)」の項目

読んでくださってありがとうございました。


posted by Palum. at 00:54| 日本の海外テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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