2009年10月19日

続 自然番組制作者 デヴィッド アッテンボロー氏 

どうも今回(2009年十月十九日【月曜日】夜八時〜九時半)BSハイビジョンで放映された
「アッテンボローの世界 両生類・は虫類 脅威の上陸大作戦」というイギリス国営放送BBC発の番組、二重音声でなかったようです……。
(か、わたしの周囲が個人的に録画設定を間違えたか……)。

アッテンボロー氏のあてたナレーションも一部聞こえますが、音声切り替えはできないみたいでした。どうもすみません。

日本の吹き替え技術と、声の味わいは世界一だと勝手に思っていますが
(滑川和男さんの声も、アッテンボロー氏同様、温かく、くっきりして知的で趣があります)、

「吹き替えで意味をきっちり理解→英語に切り替えてリスニング」
というのが英語の勉強にはなるので、どっちも聞けるようになっていなかったのは少し残念です。

どうやら、イギリスのBBC放送の番組をそのまま輸入したのではなく、NHK独自の取材や編集を経て構成された番組のようです。だから英語切り替えが無いのかもしれません
(かえすがえすも、こちらの機械の都合かもしれませんが)。

NHKBSハイビジョンでの、同シリーズ続編の放映は、2009年十月二十六日月曜日夜八時〜のようです。

※「アッテンボローの世界」の情報が掲載されたNHKのHP
http://www.nhk.or.jp/wildlife/
※次回放映「アッテンボローの世界 大型は虫類 進化の謎に迫る」の情報。
http://www.nhk.or.jp/wildlife/program/next.html

今回の番組「アッテンボローの世界」の中で、動物のすぐ側に座り、穏やかな中に、動物たちへの親しみと熱意をこめて解説をしている銀髪の紳士、このお方が、イギリス人に広く敬愛される偉大な自然番組制作者、デヴィッド アッテンボロー氏です。

彼は2009年四月、イギリスのアカデミー賞的な大賞、BAFTA(British Academy of film and television art)賞を受賞なさった際、
(受賞番組名「Life In Cold Blood【たぶん今回NHKで放映された番組はこれを土台にしていると思うのですが……】」受賞スピーチで、彼の番組に登場したコブラ、カエル、ウーパールーパー、カメレオン、亀にお礼をおっしゃっていました。

細かいことですが、授賞式で名前が呼ばれた際、座っていた席を立ち上がり、自分が通路に出てから、他のスタッフの肩を叩いて、先に送り出していたのも印象的でした……。

才能と実績豊かな年長者でありながら、とても謙虚なお方なのです。

スピーチの中でも、この賞が、自分ではなく、スタッフの働きによってもたらされたものであるというようなおっしゃりかたをなさっていました。

そして、共に受賞の壇上に上がっていたスタッフの名前をひとりひとり紹介し、最後には若い世代のスタッフに、BAFTAのトロフィーをお渡しして、栄誉を分かち合うことをお忘れになりませんでした。
一挙一動気配りが行き届いて、激カッコエエのです。

さっさと自分だけ壇上に行って、

「ありがとうございます。わたしが長年がんばったおかげです。わたしの才能と努力万歳。皆、見習うように。」

と、なってしまう人だって多いでしょうに。

ほんとうに人の上に立つ人とは、むしろ自分が控えめであっても、いや、あればあるほど、その実力と謙譲の輝きで、周囲が勝手に畏敬のまなざしで見上げずにはいられない人のことなのだなあと思わされました。


アッテンボロー氏のBAFTA賞受賞の際の動画が見られる、BAFTAのHPです。このページの左側、テレビのマークのついている隣の「Specialist factual」という見出しをクリックなさるとご覧になれると思います。
(「Factual」とは「事実の・事実に基づく」という意味なので、この場合、日本で言うところの「ノンフィクション」や「ドキュメンタリー」部門といったところでしょうか。動画内のほかのノミネート作品の気合入りっぷりにもご注目ください。イギリスのテレビは面白いものが多いです)。
http://www.bafta.org/awards/television/tv-noms-2009,709,BA.

アッテンボロー氏のスピーチ等の様子が紹介された、新聞「ガーディアン」誌の記事です。よろしければご参照ください。
http://www.guardian.co.uk/culture/2009/apr/26/bafta-television-david-attenborough-media-bbc



(訂正)
前の記事でアッテンボロー氏の受賞歴について、
「50年ぶりのBAFTA賞再獲得」とご紹介してしまいましたが、
「最初のBAFTA賞獲得から50年後の獲得」でした。
アッテンボロー氏が関わってBAFTA賞を獲得した作品はほかにもいくつもあるので、最初の文では不適切かと。

どうもすみませんでした。お詫びして訂正させていただきます。

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posted by Palum. at 22:57| 日本の海外テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする