2015年06月02日

本郷VS力石、見逃せない直接対決!(そして今野魯粛……)「食の軍師・焼肉の軍師編」(ドラマ)

東京MXテレビで毎週水曜23時30分から放映されているドラマ、「食の軍師」についてご紹介させていただきます。
過去の当ブログご紹介記事はコチラ。
ドラマの公式HPはコチラです。
「食の軍師」。
http://s.mxtv.jp/gunshi/episode.php

原作はドラマ化もされた「孤独のグルメ」で有名な久住昌之氏原作、和泉晴紀の漫画です。
食の軍師 1 -
食の軍師 1 -
主人公本郷が、脳内に住まう食の軍師諸葛亮孔明の策に従い、名城を攻略していく(=美味しい店でかっこよく食べる)ことを目指すも、たいていフラリと同じ店に入ってくる謎の青年力石の、無為自然にして洗練された所作に完膚なきまでに敗北するという筋立てです。

名城攻略のために己に禁欲すら課す(例、焼肉に行くと決めたら、一カ月を肉断ちする)本郷のいじらしさと、その本郷渾身の陣立て(食べ方)を眼中にすら置かずに易々と超えていく、力石のモーツァルトのごとき天才がそれぞれに味わい深い……。

と、この基本的構図は漫画もドラマも同じなのですが、(特に力石にしてやられたときの本郷がカウンターから足だけのぞかせピクピクとずっこける姿は驚異の再現率)実は力石のキャラ設定が原作とドラマでは異なります。

ドラマではほとんど本郷を言葉を交わすことが無く、独り我が道を行く品を醸していた力石ですが、漫画では結構自分から話しかけています。そしてそのほとんどが「余計なお世話にして極めて的を得ている」というコンニャロな感じ。

でも、なぜかその鮮やかな戦略や発言に本郷と一緒にドバッサリ切られるのがキモチよかったりするんです。いいわ、いいわその手があったのねハアハア(変態か。)

いや真面目な話、若いのに金持ちそうで、気負わずハードル高い店でサラリとうまいもん食って、年上の本郷にも物怖じせずにいらんこと言うという、ちょっと聞き死ねこのやろう的なキャラが不思議とカッコよく、原作でも、力石の登場回数が少ない2巻では「力石がいない!!」という嘆きの読者レビューが続出しています。(私もその一人)
食の軍師 2 -
食の軍師 2 -

ちなみにそんな「悪気はなくてセンスはいいけど感じが良くない」原作力石語録の最高傑作は「とんかつの軍師」の回。
揚げたてのトンカツを前に、精魂込めて一口一口味付けを変えて食べ進めていた本郷の前に現れた力石。席には座らず、予約しておいたお持ち帰り弁当を手に。
「今日は天気がいいからこれ持って釣りに行くんだ。川で食べるこの寝かせた(※)とんかつ弁当とビールがこたえられないんだ」
(※ソースを衣にしみこませてしばらく置いておくこと。本郷も最後の一口はソレと決めて大切にとっていたが、力石はハナからそれだけを目当てに持ち帰るという大技に出た。)
じゃね。ガラガラピシャッ(←引き戸を閉める音)
と去っていく力石に、本郷は「天候を味方に外の国に進出していくとは!」と取り残されて歯噛みをします。

これまでドラマ版ではこの手の発言はなく、孤高の力石を勝手に目の敵にしている本郷という構図が際立っていたのですが、今回の「焼肉の軍師」では、混んでいるために顔見知りの本郷を力石が相席に誘うという展開で、ドラマ内の二人がはじめてまともに言葉を交わしています。

原作の名言
「(一杯目は酒を飲まず)まずはこいつ(無料で美味しい麦茶)で喉を開いてから酒に行こうかなと思って」や、
「ホルモンが歌い出したぜ(※)」(焼ける音で食べごろを見極めるという巧者の発言)
などが聞ける上に、ハラミについて
「内臓の中でもハラミは別格で昔は『ソフトカルビ』って言われてたくらいだから」
と、ドヤ顔で講釈をたれる本郷に対し、笑顔で
「でも、その『ソフトカルビ』って呼び方ダサいッスね」
と、やっぱりコイツ毒舌だったか、とわかる一言も飛び出しています。(本郷ビールバフー)
孤高の力石もカッコイイけど、やっぱりドラマでもたまにはこうやってバサーッと斬ってくれる展開が観られるといいなあ。

ところで、今回の焼肉の軍師後編、もう一つの見どころは、本郷の脳内軍師諸葛亮孔明のもとに現れる新たな軍師魯粛の存在です。(※三国志呉国の軍師)
次週予告観て、「キャア今野さんだわッ(愛)」と乙女のごとく胸が高鳴りました。
キングオブコメディ今野浩喜さん。
個性的な風貌と威風堂々たる声での大理不尽発言で、他の追随を許さない爆発力を誇る芸人さんです。
彼にふりまわされながらも、その暴走の一つ一つに、大人の胸に染み入る味わい深い突っ込みを入れる高橋さん(容姿は西島秀俊風味)とのコントは必見。

(「キングオブコント」優勝時の演技)


放映前からの期待を裏切らない、いかにも時代物が似合う端正さと重厚な演技力でこれまでもドラマをいっそうバカバカしくしてくださった(何?)篠井孔明の隣でどのような活躍をみせてくださるか、超楽しみです。てか何度も出てほしい!

本日は以上になります。この話題でまだ追記したいので、よろしかったらまたいらしてください。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 07:52| 番外編・おすすめテレビ番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする