2014年04月18日

(台詞編2)「モロマジ!自殺電話」(アメリカのホームドラマ「ファミリータイズ(Family ties)」より)

先日から、マイケル・J・フォックスの出世作であるアメリカのホームコメディドラマ「ファミリータイズ」のおススメ回「モロマジ!自殺電話」について書かせていただいております。

 当ブログ、ファミリータイズ関連過去記事は以下の通りです。
 1,(ご紹介編)「ファミリータイズ」(ドラマ概要と登場人物ご紹介)
 2,(ご紹介編)「モロマジ!自殺電話」
 3,(ネタバレ編)「モロマジ!自殺電話」
 4,(台詞編1)「雲の向こうには銀の光」(「モロマジ!自殺電話」)
 
本日は引き続きこの作品の名台詞についていくつかご紹介いたします。
なお一応つけさせていただいた僕的直訳は話半分に見守る程度にしてあげてください(汗)


 大学の人文科学単位取得のためにアレックス(マイケル・J・フォックス)が、ライバルのジェームスと共に学内電話相談研修をしたときに、自殺をほのめかす電話がかかってくるというお話です。

@買い物から帰ってきたジェームス、「帰ってきてくれて良かった(半泣)」……とアレックス(自殺電話にテンパって保留中)にすがりつかれながらの一言
(ジェームス)You must have been very thirsty.
 (直訳)君はすごくノドが渇いていたみたいだな
 (字幕)ノドがカラカラ?
 ・must have been……〜だったに違いない
http://ejje.weblio.jp/content/must+have+been

A自殺電話がかかってきたことを告げるアレックスとそれを聞いたジェームスのやりとり
(ジェームス)take it easy. What did you tell him?
(直訳)落ち着け。彼になんて言ったんだ?
・Take it easy……気楽にやる、慌てない
http://ejje.weblio.jp/content/Take+it+easy
(アレックス〈言いにくそうに〉)……I put him on hold.
(直訳)……保留にした。
・put 目的語 on hold……(目的語を)保留にする
http://ejje.weblio.jp/content/put+on+hold

B大慌てで電話に出たジェームスの一言
Hello, Thank you for calling the Hot Line
(直訳)やあ、ホットラインにお電話ありがとう(※電話に出るときによく使う言い回し)

C相談者ビルを落ち着かせようとしたジェームスの一言
Let’s just try to be rational. What’s the problem?
(直訳)理性的になろう。何が(君の)問題だ?
・rational……理性のある・道理をわきまえた
http://ejje.weblio.jp/content/rational

D「生きる意味についてずっと考えていた」と言うビルに対するアレックスの質問
How’s it going?
(直訳)調子はどう?
(ジェームス、アレックスをにらみつける)
How is it going……具合はいかが、お変わりありませんか
http://ejje.weblio.jp/content/How+is+it+going

E気晴らしに映画を観たらとうっかり007の「死ぬのは奴らだ」を勧めてしまったアレックスに対し、ジェームス
Nice going, Alex.
(直訳)たいしたもんだなアレックス
(字幕)お前はアホか(←笑)
・Nice going……うまい、たいしたものだ(皮肉にも使われる)
http://eow.alc.co.jp/search?q=nice+going

Fジェームスの皮肉にカチンときたアレックス
Do you think you could do better?
(直訳)自分ならもっとうまくやれると思っているのか?

この後、到底任せていられないから交代しようとしたジェームスに対し、負けず嫌いのアレックスがやっぱり自分が答えると言い張り、電話を奪い合っているうちに、間違えて電話を切ってしまいます……(怖)。

幸い再度ビルは電話をかけてきて、二人はなんとか彼を説得しようとします。

ここからの台詞は次回記事でご紹介させていただきます。よろしければまた見にいらしてください。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 22:31| おすすめ映画(英米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月17日

(台詞編1)「雲の向こうには銀の光(Every cloud has a silver lining)」(「モロマジ!自殺電話「ファミリータイズ(Family ties)」(アメリカのホームドラマ)より」

先日、マイケル・J・フォックスの出世作であるアメリカのホームコメディドラマ「ファミリータイズ(1982〜89年放映・アメリカ)」のおススメ回「モロマジ!自殺電話」の前半部あらすじをご紹介させていただきました。

ファミリー・タイズ 赤ちゃんにジェラシー 編 <トク選BOX>

 当ブログ、ファミリータイズ関連過去記事は以下の通りです。
 1,(ご紹介編)「ファミリータイズ」(ドラマ概要と登場人物ご紹介)
 2,(ご紹介編)「モロマジ!自殺電話」
 3,(ネタバレ編)「モロマジ!自殺電話」

 大学の人文科学単位取得のためにアレックス(マイケル・J・フォックス)が、ライバルのジェームスと共に学内電話相談研修をしたときに、自殺をほのめかす電話がかかってくるというお話です。

(以下ネタバレですので大丈夫な方だけお読みください。)



ドラマの中で相談者ビルを励まして「生きる喜びを考えろ」と言うジェームスに、ビルは、
「『雲の向こうには銀の光(Every cloud has a silver lining)』って奴だろ」
 と言います。
 これは、英語のことわざで、直訳は「すべての雲には銀の裏地がついている」、意味は「憂いの反面には喜びがある」というものだそうです。
Weblio辞書の訳
http://ejje.weblio.jp/content/every+cloud+has+a+silver+lining
「英語ことわざ教訓辞典」解説
http://www.wa.commufa.jp/~anknak/kyoukun058.htm

 この「教訓辞典」の解説で知ったのですが、このことわざ、映画「風とともに去りぬ」の最後の台詞になっているそうです。

風と共に去りぬ

 主人公スカーレットが、運命の男バトラーが彼女の元を去ってしまった後につぶやく台詞がこれです。

 そして、日本の字幕ではこれを「明日には明日の風が吹く」と大胆に意訳したそうです。

 「I love you」を「月がきれいですね」と訳したという漱石級に見事ですね。

 ところで、このジェームスとビルのやりとりを聞いていたアレックスは、「銀は今週(市場で)値を下げている。『亜鉛の光』ほうが良い」と、彼らしい(お金もうけ命)修正を加え、ビルは死にたいと思いつつも思わず笑ってしまいますが、二人の熱意に次第に心を開き、最後にはこう言います。
「『雲の向こうには亜鉛の光』か?(Do you really think every cloud has a zinc lining?)」

 自殺を思いとどまったビルは二人に感謝して電話を切ります。

次回記事(本日中に更新いたします)ではこの回のその他の台詞の英語についてご紹介いたします。よろしければまたご覧になってください。

 読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 07:30| おすすめ映画(英米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

33日目(100日後 人は変われるのか、自分人体実験開始5)

「2014年3月14日〜2014年6月22日(日)の100日間で自分がどのくらい変われるか頑張ってみたい」と書かせていただいてから33日目の今日。

 同過去記事は以下の通りです。
 1日目
 12日目
 23日目
 27日目
 
 「駄ネット閲覧をしない」という目標を打ち立て、とりあえず、完全に観ない状態を続けて3日目となっておりますが、つらいです(汗)。

なんかソワソワするし、観てない代わりにただ、ぼーっとしていたりして……(いわゆるネット依存の入り口なんだろうなとつくづく実感……)。

ぼーっとしてるくらいなら観ても一緒ではとこれまでの自分が暗闇からささやいていますが、「やめる」ためには無駄なようでもここがふんばりどころかと思います。

あと18日、観ないでいられれば、少し楽になれるはず……。

なんでも人間3週21日間なにかを続けられればその事柄を習慣化させられるという定説があるそうです。

そのことについて語っていたこんな本があります。タイトル(邦題)はズバリ「3週間続ければ一生が変わる」(原題は「Who will cry when you die?」)


3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知 ポケット版

この本は習慣化までの21日間についてこのように語っています。

「新しい習慣は、新しい靴に似ています。最初の2、3日はあまり履き心地がよくありません。でも、3週間くらいたつと、慣れてきて、第二の皮膚のようになるでしょう」
(この本は具体的な行動メソッドや実験結果というよりはどちらかというとこういうわかりやすいフレーズや格言集に近いですが、これはこれで、モチベーションを上げるのにはとてもいい本でした。今後も引用させていただきたい本です。)

先日ご紹介した『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』でも、「行動習慣(ネットサーフィン、無駄遣い)」なら習慣化までに1か月かかり、「身体習慣(食べ過ぎ、夜更かし等)」ならやめはじめていてから3週間までが「禁欲期」で一番つらい時期(身体習慣なら習慣化完成までには3ヶ月が目途とのこと)……と、ありますので、だいたい21日間がひとつの目途になるというのは事実のようです。


新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣

私がこの21日間理論を非常に信用するのにはこれらの本以外に理由があります。

いわゆる願掛けのひとつに、自分の生まれた土地の氏神である神社に21日間毎日欠かさず参拝する「21日連続参拝」という方法があるのだそうです。

おそらくこれも、自分の願いをかなえるために、それだけの日数毎日念じ続けることで、神様のご加護を願うとともに、自分の思考回路を改革できるという側面があるのでしょう。

心理学的な定説と、こういう祈願の仕方が一致しているというのがとても興味深く、また、こういう昔ながらの習慣というのは、長い年月と多くの人間の実例によって徐々にまとめあげられていったものだと思うので(要するに心理学で被験者を集めて行うような実験の成果をもっと何百年も集め続けたようなものかと)、すごく信頼できるものなんじゃないかと思うのです。

そして、実際自分が行動を改めるまでに21日で済むかと言うとあまり自信がありませんが、それなりの日数かければ確かに習慣が変わるというのは今自分でも実感しているところなので(ブログ更新と運動は身につきつつある)、歯をくいしばって頑張ろうと思います。

それにしてもなにかを「する」より「やめる」ほうが難しいとは(しかも無駄なネット閲覧なんて、やっている時点でもたいして楽しいとも意義深いとも思っていなかったのに)意外でしたが、このとおりまぎれもない事実です……。

完全なる余談ですが、「わかってはいるけれどやめられない」という現象について描かれた、「ドラえもん」の傑作漫画、「ジャイアンリサイタルを楽しむ方法」(←笑)について、過去にご紹介記事を書かせていただきました。よろしければ併せてご覧になってみてください。

今僕、この作品の中ののび太とドラえもんみたいに「ああ(まったく無益だとわかりきっているネット情報見たいなあ……)頭がボーっとしてイライラする」状態の入り口気分です。怖いもんだ……。
(ちなみにドラえもんたちがこの症状になったのは、「ヤメラレン(笑)」という薬を飲んで「ジャイアンの歌中毒」になったため。死ぬ思いをして聴かされるくらいなら、好きでたまらなくなろうとしたという涙ぐましいお話……。)

さて、なんで、無駄とわかっているのに見たくなってしまうのか。

それについても、分析している本がありましたので、また近日中にご紹介させていただきます。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 23:55| 100日間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月15日

(補足)「ビッグサプライズ 結婚式で歌い出した神父様」「インディペンデント誌」の記事一部ご紹介

前回記事で、教会の結婚式で歌い出した神父様の動画について書かせていただきました。

出典:ロケットニュース2014年4月11日記事
http://rocketnews24.com/2014/04/11/431507/




本日はイギリスの新聞「インディペンデント(The independent)」誌内のこの動画に関する情報を、記事本文一部抜粋と単語の意味を交えてご紹介させていただきます。
(なお、付属の訳はしょせん僕なんで雰囲気こんなもんかなくらいの生暖かい目で見守ってあげてください……〈汗〉)

「インディペンデント」誌の記事URLは以下のとおりです。
http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/singing-priests-hallelujah-rendition-gives-newlyweds-amazing-surprise-9249138.html

インディペンデント誌内記事タイトル
「Singing priest's Hallelujah rendition gives newly-weds amazing surprise」
(意訳)歌う司祭の「ハレルヤ」演奏が結婚式の素晴らしいサプライズに
rendition……公演・演奏(歌を含む) 


(本文)
A priest shocked a couple and their wedding guests in Ireland when he gave a powerful surprise rendition of Leonard Cohen’s Hallelujah, complete with re-worked lyrics relating to the life the newly-weds were about to begin together.

(意訳)
アイルランドで、とある司祭が新郎新婦のカップルと結婚式の招待客を驚かせた。彼が今まさに夫婦になろうとしている二人の人生を素材に新たに作り直された歌詞で「ハレルヤ」(原曲レナード・コーエン)をサプライズで力強く歌い始めたときのことである。

(本文)
The opening riff of Leonard Cohen’s 1984 then begins, and he sings: “We are joined together here today to help two people on their way, as Leah and Chris start their life together.

それから(新郎新婦が着席してから)レナード・コーエン(1984年作)の曲のオープニングのリフレインがはじまり、彼(レイ神父)は歌い出した。「レア(新婦)とクリス(新郎)が生涯を共にする道のりを助けるために、私たちは今日ここに集いました」
riff……リフレインの短縮形


"And now we’ve reached their special day, we hope to help them celebrate, and show them how much we all love them too, yeah.”

「そして私たちは彼らの特別な一日にたどりつきました。彼らを祝い、我々がどれだけ愛しているかも彼らに示したいと思います」

As he continues the pitch-perfect rendition, Chris laughs and Leah begins to cry. The priest then cheekily raises his eyebrows at the amazed couple, as their friends and family laugh.
彼(レイ神父が)完璧な演奏を続けているうちに、新郎クリスは笑顔になり、レアは泣きはじめました。そして、司祭がびっくりしている二人に小粋に眉を挙げると、彼らの友人と家族は笑いました。
as……〜につれて・従って
pitch-perfect……完璧な・一部の隙も無い
・cheekily……cheekyの副詞
(辞書だとメインの意味が「生意気」とか「図々しい」となっていますが、個人的には「憎めない」とか「小粋」とか、いいニュアンスで使われているケースをよく聞いた覚えがあります。イギリス英語限定の意味かもしれませんが、このレイ神父の笑顔はどう考えても後者ですよね。

(記事本文)
At the end of the song he got a standing ovation.

歌い終わりには、彼はスタンディングオベーションを受けていました。

Fr Kelly is a trained singer who is currently working on his third album.
(レイ・)ケリー神父は熟練の歌手で、現在彼の三番目のアルバムに取り組んでいます。
Fr……Farther(神父)の略

"I do it to make a few bob for local charities,“ he told the radio programme.
「地元のチャリティーでお金を集めるために歌っています」ラジオ番組でレイ神父はそう語りました。」
・bob……(俗語)イギリス英語で貨幣の単位「シリング」をさす。転じて「お金」そのものをさすようになった
(参照ウィキペディア記事内Slang terms for moneyのUnited Kingdomの項目)
http://en.wikipedia.org/wiki/Slang_terms_for_money

少しハスキーな奥行きのある美声のレイ神父。

BBCの記事によれば、既に司祭としてのキャリア25年のベテランだそうです。
そして、「歌うのは大好きだけれど、フルタイムではやりたくありません、司祭としての仕事を愛していますから(I enjoy singing but I wouldn't want to do it full time - I love what I'm doing as a priest)」とのことです。
なんともチャーミングな方ですね。

BBCの記事URLは以下の通りです。(かなりインディペンデント誌と内容が重複しています。レイ神父がBBCラジオでお話した内容とのことなので当然かもしれませんが)よろしければ併せてご覧になってみてください。
http://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-26957527


読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 23:39| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

(おススメ動画)ビッグサプライズ 結婚式で歌い出した神父様、(Original Big surprise for Bride and Groom...Chris and Leah Wedding 5 April 2014)



素敵な動画を見つけたのでご紹介させていただきます。
(前回記事の続き、(台詞編)「モロマジ!自殺電話」(ファミリータイズ)はまた近日中にアップさせていただきます。)

動画情報出典:ロケットニュース2014年4月11日記事
http://rocketnews24.com/2014/04/11/431507/

Youtube動画をご覧ください。



アイルランドにある教会での結婚式でのこと。
誓いの儀式がはじまろうとしたそのとき、壇上にいたレイ神父がとつぜん音楽に合わせて朗々と歌い出します。

曲はレナード・コーエンの「ハレルヤ」

みんな最初はあっけにとられていましたが、レイ神父の歌声の美しさに新郎は笑顔に、新婦の目には涙が浮かび、歌い終わる頃には立ち上がって拍手喝さいを送る招待客も。(それまでわりと淡々とした感じだったのに、間奏中に、新郎新婦に向かって「にょ」とまゆをあげて笑う神父様の笑顔(動画3分頃)と、そのあとまたいっそう力強い声で歌うギャップがチャーミング〈笑〉)

実はこのレイ神父、一応事前に、「式で歌うつもりです」と二人に言ってあったのですが、二人はあまり本気にしていない様子だったそうです。(確かにこれはまさかと思うでしょうなあ。)

ちなみに、この時レイ神父が歌っている「ハレルヤ」は新郎新婦の名前を織り込み、門出を祝うオリジナルの歌詞となっています。

Youtubeの投稿者コメント欄に、このときレイ神父が歌ったバージョンの歌詞が全文掲載されています。

「インディペンデント」誌の記事によれば、レイ神父は歌手でもあり、今は3枚目のアルバムを制作中とのこと。彼の歌唱力は地元ではよく知られていたのですが、このカップルは遠方から来たので完全なサプライズ状態となったのだそうです。

温かで伸びやか、そして心のこもった本当に良い御声ですねえ……。聞いている人たちの反応も良い。心が洗われました。

ところで、歌い終わった直後、レイ神父がなにかおっしゃっていて、それについて周囲が笑っていますが、私にはなんと言っているのか聞き取れませんでした。

ネイティブの知人に聞いてもらったところ「よく聞こえないけれど(よかった僕のリスニング力不足だけじゃなかった)、『……in shock』て言っている。たぶん『They are in shock(彼ら〈新郎新婦〉は驚いていますね)』とか言っているんじゃないでしょうか」
とのことでした。

確かに(笑)でも、とても素敵な驚きだったことでしょう。



この動画についての「インディペンデント」誌の記事URLは以下のとおりです。
http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/singing-priests-hallelujah-rendition-gives-newlyweds-amazing-surprise-9249138.html

よろしければこの記事について少し私なりに訳させていただいた補足記事も併せてご覧ください。

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 23:46| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月13日

(ネタバレ編)「モロマジ!自殺電話」「ファミリータイズ(Family ties)」(アメリカのホームドラマ)

先日、マイケル・J・フォックスの出世作であるアメリカのホームコメディドラマ「ファミリータイズ(1982〜89年放映・アメリカ)」のおススメ回「モロマジ!自殺電話」の前半部あらすじをご紹介させていただきました。(余談だがなんか邦題のノリがいかにも80年代……)
 当ブログ、ファミリータイズ関連過去記事は以下の通りです。
 1,(ご紹介編)「ファミリータイズ」(ドラマ概要と登場人物ご紹介)
 2,(ご紹介編)「モロマジ!自殺電話」

(前半部あらすじ)
 大学の人文科学単位取得のためにやる気ゼロ(お金儲けに関わる勉強じゃないから)のアレックス(マイケル・J・フォックス)が、ライバルのジェームスと共に学内電話相談研修に参加することに。

 しかし、研修初日、指導教官たちが来られないために中止となる。
 
 喜んで帰る直前のアレックスにかかってくた電話の相談内容は自殺予告。

 思わず保留にしてしまった(←酷)アレックスは、ボランティア経験豊富なジェームス(しかし今は買い物に行っていて留守)を震える声で呼ぶ……。

 (以下結末部までのあらすじです。ネタバレですのでご了承ください。)

 「コーラを買ってきたぞ!」
 さっそうと戻ってきたジェームスに(普段互いに憎まれ口しかきいていないのに)ひしと抱きつくアレックス。
「よかった。君が戻ってきてくれた…神様ありがとう……(震)」
「のどがカラカラだったのか?」

 違う、自殺志望の相談者から電話がかかってきた。
 そう聞いたジェームスは真顔になり、
「落ち着け、何て言った?」
 アレックス、言いにくそうに一言。
「……待たせてある……」
 何だって!?電話に駆け寄るジェームス。
「ハーイ、ホットラインです。電話をどうも」(手馴れてるだけあって、ラジオDJみたいなもっそい良い声〈しかし作り声〉)
「……誰だ?」(律儀に待っててくれた相談者ビル)
「(コードネーム)Gidget(お転婆※)だ」
(※)
(【補足】ギジェット……アメリカで人気だったドラマの主人公のあだ名、girlとmidget(小さい人)を併せた造語〈「スペースアルク英辞郎解説」より〉〈それにしてもなんでまた……。〉)
 あんまり頼りになりそうにない名前だな、と、不信感を抱きつつも(そりゃそうだ)、「ガンジー」と「お転婆」相手に、悩み相談を始めるビル。

 しかし、「生きる意味がわからない」と語る彼に、気晴らしに映画でも見ては、と、広告にあった007の「死ぬのは奴らだ」を勧めるアレックスと、「お前はアホか」と注意するジェームス(ジェームスが正しい)が、自分が相談に乗る、と互いに電話機を奪い合っているうちに、間違って電話を切ってしまう……。
 
 ……ビルから電話がかかってくるのを待つしかない恐ろしい沈黙の中、ジェームスが、何がいけなかったか対応を振り返ってみよう、と、提案する。
 同意したアレックスのまとめ。
「自殺したいという電話がかかってきたから、保留にして待たせた。それから007の映画を勧めてこちらから電話を切った」(←「何がいけなかったか」……)
 机に両手をついてうなだれるジェームス。

 そこへ待ちわびたビルからの電話がかかってくる。
「自殺しそうだって相談しているのになんで切るんだ(←ねえ……)」
 平謝りして電話を続ける二人。

 しかし、励まそうとしてマニュアルにある台詞をそのまま読む(「『誰の人生にも明るい側面があるものだ』と、相談者の名前を呼ぶ」と次ページに書いてあったト書き部分まで読む)アレックスに、そんな態度なら電話を切るぞ!と憤慨するビル。

 初心者でどう対応していいのかわからないんだと聞かされ、
「僕だって自殺志願の初心者だがマニュアルは読んでないぞ!」(←笑)

 途方に暮れた二人は、とにかく素の自分で彼に向き合うことにする。

 長時間、アレックス(「ガンジー」)の子供時代の話などを聞かされ(素すぎる)、退屈しきっている様子のビルだったが、それでも彼らが努力してくれていることは感じ取って礼を言う。
 「でも、本当は自分のことを気にかけてくれる人間なんてだれもいない」
僕らがいる、そう言っても、ビルの声は沈んだまま。
 「たまたま電話に出ただけだろ。君らの本名すら知らないのに」
 二人は顔を見合わせ、やがてアレックスが口を開いた。
「アレックス・キートン」
「ジェームス・ジャレットだ」
 規則を破って名前を明かした二人に、驚きを隠せないビル。

 ジェームスはビルを励まし続ける。
「生きる喜びを考えろ。雪の美しさや恋する気持ち」
「『雲の向こうには銀の光(※「不幸の後には幸福が来る」を意味することわざ)』だろ」
 それを聞いたアレックス。
「銀は今週値を下げている。『亜鉛の光』ほうが良い」
 スピーカーから聞こえてきたのはビルの笑い声。
 笑ったな?笑えたってことは死ぬ気が失せただろう?
 喜ぶ二人に、「含み笑いだ」と取り合わないビル。
 ごまかすな、確かに笑い声を聞いたぞ、と食い下がると、「ああ笑ったさ。訴えろ」と開き直られる。

 一度笑ったからってなんなんだ、この空しい気持ちは消えない。生きる意味は見つからないし、みじめだし、怖い。
「誰だって怖いさ」
 アレックスがそう言うと、ビルが聞き返してきた。
「君も?……いつ?」
 ためらったがアレックスは話し始める。

 たいてい夜。
 家族が寝静まった頃、自分の将来を考えると怖くなる。
 挫折を知らないで生きてきた。
 一度失敗したら、立ち直れなくなる気がして。
 だから、立ち止まらないように必死で、もし足を止めてしまったら……。

 口調が冷静さを欠いているのに気付いたアレックスは、言葉を切る。
「……ごめん」
「謝ることない、続けてくれ、何が怖いんだ?」
 立場変わってる、と気づきつつ(←笑)話を続けるアレックス。

 もし速度を落としたら、自分じゃなくなる気がして怖い。
 自分が無になってしまう気がして。

 ビルの声に力が宿る。
「『自分が無になってしまう』。そうだ、それが僕の感じていることだ」
「誰だって感じているよ。でもその不安と戦っているんだ」
 ジェームスにうなずいて、アレックスも思い切って言った。
「電話してきたってことは、本当は死にたくないんだろ?」
 死ぬなよ……。

 沈黙。

 やがてスピーカーから聞こえてきた声。
「『雲の向こうには亜鉛の光』か?」
 ……もう切るよ。
 そう言われ、切った後は?と尋ねるアレックス。

 切ったら寝る、そして、
「明日すっきりした頭で、人生について考える」
「『明日』?」
「ああ」
 二人の顔に安どの笑みが広がる。

 不慣れゆえの対応のまずさを詫びる二人を、ああいうのも悪くない、聞いているうちに自分のほうがマシに思えてきたから、と、ねぎらうビル。(←笑)

 苦笑いしつつも、プロのアドバイスも受けてくれという二人の頼みに、そうする、と言った後、ビルはこう付け加えた。
「『ガンジー』と『ギジェット』にはかなわないと思うけど」

 ありがとう。

 そう言うと、ビルは電話を切った。

 ……ジェームスに手を差し出され、固い握手を交わしたアレックス。

 でも、ジェームス、夜になると怖いって言ったアレは、ビルに話を合わせただけだからな。

 アレックスから念を押されたジェームスはなにか言いたげに笑う。
 「わかっている。怖いわけないよな?」
 
 そして、先に出ていこうとして電気を消したジェームスにアレックスは言った。
「ジェームス、明かりは消さないで(心細げ)」

(完)

「『雲の向こうには亜鉛の光』」

「『ガンジー』と『ギジェット』にはかなわないと思うけど」

 こんなセリフで、もう一度人生の希望を探してみようという気持ちと、見知らぬ他人の必死の思いやりに対する感謝の気持ちを表現している。本当に粋な作品です。

 そしてこのひねりとユーモアゆえに、見ていて素直に心が温かくなります。

 二人のような対応がいつでも正しい結果を生むかはわかりませんが(というか前半部は明らかにダメですが)、しかし、できる限り、弱みまで含めて、自分が本当に思っていることを語り、本気で励ましている二人の言葉には誠実さが感じられます。

 これが「腹を割って話す」ということなのでしょう。なかなかできることではありませんが。

 後半部は、薄暗い一部屋の中で二人とスピーカーの声のやりとりという、ほとんど動きのない映像ながら、それぞれに台詞や間や演技に味わいがあって見応えがあります。

 この回の他にも、ドタバタあり、涙あり、多彩な味わいの名作揃いです。是非ご覧になってみてください。

 次回はこの回の中の名台詞について、英語と字幕それぞれご紹介させていただきたいと思います。よろしければ併せてご覧ください。

 読んでくださってありがとうございました。
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2014年04月12日

(ご紹介編1)「モロマジ!自殺電話」「ファミリータイズ(Family ties)」(アメリカのホームドラマ)

先日、マイケル・J・フォックスの出世作であるアメリカのホームコメディドラマ「ファミリータイズ(1982〜89年放映・アメリカ)」をご紹介させていただきました。(過去記事はコチラ


ファミリー・タイズ 赤ちゃんにジェラシー 編 <トク選BOX>

 本日は現在発売されているドラマDVDの中からおすすめの回の前半部あらすじと一部台詞をご紹介させていただきます。

 アレックス(マイケル・J・フォックス)は大学で人文科学を履修しなければならないと知って大いに困惑している。

 人類・宇宙・社会……どれも自分には関係ない。金のことを学びに大学に入ったのに(本人至って真顔)。

 それを聞いた妹のジェニファーに、
「お金より大事なものがある。誰かを必要するのが幸せなの」と言われても
「金があれば誰も必要じゃない(People who have money don’t need people)」と言い放つアレックス。

(彼のいいところはこういう発想を堂々と表明できるところだと思います。いっそすがすがしい。〈それにしてもこれほど思い切った台詞を言うキャラクターといえばあとはパタリロしか知らない。ギャグ漫画史上屈指の強烈キャラと同レベルの発言を見た目あんな好青年が実写でするからパンチがきいています。〉)
 

パタリロ! 選集 1

 結局、心理学の中から「ホットライン」という、学生の電話相談を受ける授業を履修することに。

 理由は、電話がかかってくるまでお金にまつわる本を読んでいればいいから(熱意ゼロ)。
(それにしても新入生に電話相談研修をさせるとは、アメリカの大学の授業ってびっくりするほど実践的ですね……。)

 授業履修の挨拶に行ったアレックスは旧友に再会する。
 ジェームス・ジャレット。
 小学校時代、主席争いをしていた宿敵だ。

 アレックスと違い心理学専攻でボランティア活動にも熱心なジェームス。
 顔を合わせれば張り合わずにいられない二人だが、研修ではペアを組むことになる。
 内心面白くないものの、
「僕が彼をリードしますよ(I should be able to pull him through)」
と同時に言った後、互いにムッとして顔を見合わせる。
pull+目的語+through……(人に)困難を切り抜けさせる、(人に)病気・けがなどを乗り切らせる

 初研修前に家族の前で予行練習をするアレックス。(そして「二度と電話するな(I told you never to call me here)」等、電話相談の根底を覆す発言をするアレックス。)

 マニュアル内にある「相談を受ける際にはコードネームを名乗ること」という取り決めをジェニファーに読んでもらったアレックスは大いに納得。
「なるほどね、負け組がウチに電話してきたら困る」

それを聞いた父スティーブン、
「まるでマザーテレサだ……」

 初研修に出たアレックスとジェームス。

 しかし、その日はたまたま指導教官たちが病気や車の故障で窓口に来られず、結局、研修は後日ということになる。

 ジェームスが食事を買いに行って席を外している最中に、研修中止の知らせを受けたアレックスは嬉々として帰り支度をはじめる。

 そこへ一本の電話。

 面倒だと思いながらも「ガンジーです(←笑)」とコードネームを名乗り、電話に出たアレックス。

 スピーカーから聞こえてきた相談者の困惑気味の声(無理もない)。
「番号を間違えたみたいだ。ホットラインにかけようと思ったんだけど。(I must have the wrong number. I wanted the Hot Line)」

 いや、切らないで、ホットラインだよ(Don’t hang up, this is Hot Line)、これはコードネームなんだ、と聞かされた相談者ビル、ためらいがちに話し始める。

「誰かに助けてほしくてね(I need some help here.)」
 声には出さないが「とっとと話せ」オーラ全開のアレックス。
 しかし、
「……僕は……自殺しようと思っている(I……I think…I think I’m gonna kill myself.)」
と耳にした瞬間、あさってを見ながら思わず保留ボタンを押し、うわずった声で、
「ジェームス!君に電話だよ!(James! It’s for you!)」
……と叫ぶ……。

 自殺電話を保留にした後(←……)アレックスたちがこの相談者にどんな対応をするのか。

 ドラマは、深刻な事態ながらユーモアと真摯さを織り交ぜて実に巧みに展開していきます。

 この「シリアスな状況に、極めて真面目だけど笑える台詞が挟みこまれていて、重くないのに最後には観ている人間の心に残るような構成」、あるいは「ドタバタだけど最後にはとても温かないい場面にたどりつく構成」というのがファミリータイズの真骨頂です。

 アレックスたちが実際にどんな話をして、結末がどうなるのかは次回の記事に書かせていただきますが、是非DVDで直にご覧になってみてください。これ以外の話も作品として素晴らしいですし(なので別の話も後日ご紹介させていただきます。)、英語自体とても聴き取りやすいです。
(『刑事コロンボ』もそうなのですが、発声とか台詞まわしそれ自体とか、最近のドラマより圧倒的にわかりやすいです。舞台の台詞に近いものがあるのでしょうか。)

 読んでくださってありがとうございました。
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2014年04月11日

(ご紹介編)「ファミリータイズ(Family ties)」(アメリカのホームドラマ)

個人的な話になってしまいますが……。

本日は元旦から数えて100日目です。

(このページで計算させていただきました。)
http://www.benricho.org/nenrei/day_calc.html

そして一応元旦から誓い通りに毎日更新し続けた当ブログの100回連続更新記念日となります。

自慢じゃありませんが100日更新しないことはザラにあっても、100日連続で更新できたことは初の快挙です。(本当に自慢にならないな)

 観にきてくださった皆様への心からの感謝のしるしとして、なにか素敵な情報を提供させていただきたいと思って、考えてみました。

1,「一応当ブログ名に添って、英語の勉強になるもの」
2,「自分の人生に大きなプラスをくれたもの」
3,「作品として非常にすぐれているもの」
4,「観ると楽しくて前向きになれるもの」

この4つの条件を満たすものとして、「ファミリータイズ(1982〜89年放映・アメリカ)」をご紹介させていただきます。


ファミリー・タイズ 赤ちゃんにジェラシー 編 <トク選BOX>

「勉強大嫌いなのに英語を聴くのは好きだった」のはこのドラマを継続して観続けたのとマイケル・ジャクソンのおかげなのです。

「バックトゥザフューチャー」のマイケル・J・フォックスの出世作(この作品での名演技が認められて映画に抜擢された。)、そして、その他の出演者たちも脇役にいたるまで魅力的で、非常に洗練された、愉快でウィットに富んだ台詞が楽しめる。

個人的に今もってこれ以上に偉大なテレビドラマを知りません。

私が憧れた「誠実で公平で温かで賢く前向きなアメリカ」像はこの作品を観ることで形成されました。(あと、当ブログで「1980年代〜90年代までがアメリカ映像作品の黄金期」と申し上げるとき、このドラマを超念頭に置いております)

「ファミリータイズ」公式HPのURLはコチラです。
http://dvd.paramount.jp/family-tise/

 主人公たちはあるアメリカの一家庭。

 よくこれだけ同じ屋根の下で違う個性が形成されるものだというほど、価値観も才能もバラバラな家族で、当然ぶつかることもありますが、共通しているのは、なにかあったとき、お互い思っていることをきちんと話すこと。

 基本わりとにぎやかなコメディタッチなのですが、何回かに一度とてもシリアスな話題を扱うこともあり、しかもしそれがうまいこと軽みを帯びていて、だからこそ、一度笑ったあとに、せつなさがこみあげてきます。(基本ひねくれてんのでいきなり「泣く人間」を観ても泣けない。途中まで笑わされたあとだと、なぜかシリアスなやりとりも一気に腑に落ちてしまい共感させられる。)

 以下、登場人物を簡単にご紹介させていただきます。

 長男アレックス(マイケル・J・フォックス)

 成績優秀でハンサムという一見よくできた息子だが、生まれて最初に喋った言葉が「Money」という天性の金の亡者(「マミー」と言ったと思って喜んだママがっかり)。
夢はウォール街の勝者。保守的で男尊女卑的発言が目立つが、実際好きになるのは強気で賢いタイプの女性。母エリスにもよく相談事をしている。
口が非常に悪いためしばしば妹二人の不興を買っているが、ここぞというときには家族や友人のために一肌脱ぐ情に厚い一面もある。

母エリス(メレディス・バクスター)

建築家としてキャリアを積んでいるさばさばした性格の美人。70年代にはリベラリストの騎手として大学で学生運動に奔走していた(その金髪をたなびかせる勇ましい姿が年下学生だったパパをノックアウト)。騒々しく型破りな性格の多い家族の中では落ち着いた理性派だが、その冷静なまなざしゆえに本人意図せずして凄い毒舌となってアレックスや夫スティーブンの心臓をえぐることがある。

父スティーブン(マイケル・グロス)
テレビ局勤務(正直視聴率はだいぶイマイチな模様)。妻エリスを若き日から今にいたるまで熱烈に愛している(基本温厚だが、エリスに近づく男がいると思い込んだが最後暴走する。)。やや頼りないところがあるため、エリスに比べると思春期を迎えた子供たちからなめられているフシも見受けられるが、よく子供の話を聞き、丁寧に教え諭す優しい父親。

長女マロリー(ジャスティン・ベイトマン)
勉強は苦手だが、ファッションには天性の才能を持つ美人。ファッション業界で生きていくのが夢。アレックスと真逆の性格のため、よくおちょくられている。華やかな外見の割におっとりとした性格で、成績にはコンプレックスを持ちながらも、我が道を進んでいる。(後にニックという、ランボーの頃のスタローンに似た雰囲気の、しかし外見にそぐわぬ同じくマイペースなアーティストと将来を誓い合う。)

次女ジェニファー(ティナ・ヨーザーズ)
スポーツ万能、成績優秀の上に正義感に溢れた性格。それゆえにアレックスに対して最も厳しい(的を得た)批評をしてくる手ごわい妹。マロリーと仲が良く、姉妹同盟を組んで口の悪い兄貴に立ち向かう。(年は若くても自分の意見をしっかりと述べるキャラクターのため、社会派の話題のときに活躍することが多い。)

次男アンディ(ブライアン・ボンソール)
 末娘ジェニファーより10歳以上年下の弟。アレックス待望の男兄弟。可愛くて素直な性格で、家族中から愛されているが、アレックスの洗脳計画により、幼い頃から政治や金融市場についての知識を吹き込まれている。

このとおり登場人物がみんな個性的で、笑えてしんみりして考えさせられる、温かみのある素晴らしい作品なのですが、残念なことにごく1部しかDVD化されていません。

多分なんか権利問題があるのでしょうが……私としては、このドラマは「刑事コロンボ」と同じだけ時代を生き残る力を持ち、広く末永く皆の目に触れるべき作品だと思うので、なんとかしてもっと多くの回が観られるようになってほしいと思います。(ニックが出てこないのが実に残念。あと私が一番笑った話とか、色々観られないのです……。)

とはいえ、今観られるだけの分でもすっごく面白いです。近々収録されている回の見どころや台詞もご紹介させていただきたいとおもいます。

読んでくださってありがとうございました。

参照 ウィキペディア「ファミリータイズ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BA
posted by Palum. at 23:21| おすすめ映画(英米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月10日

27日目(100日後、人は変われるのか、自分人体実験4) 


「2014年3月14日〜2014年6月22日(日)の100日間で自分がどのくらい変われるか頑張ってみたい」と書かせていただいてから27日後の今日。(相変わらず凄い中途半端な中間記録)

 新たな問題に気づきました。というか向き合うのが嫌だったというか……。

27日前に打ち立てた目標は以下の通りです。

 1,毎日1時間運動をする(ストレッチも含めて)
 2,英語を毎日3時間勉強する(通勤中のアプリ使用等を含めて)
 3,1,2をやりつつブログも毎日更新する

 1の運動は比較的成功率が高いんですが(ちょいちょい挫折するけど)、2の英語の時間がどうしてもひねりだせず、したがって3に到達できない。

 じゃあ、時間作るしかない。でも今までの生活では無理。

 なにかをやめるしかない。自分のやっているなかでこれは無駄だなあというものを……。

 で、結論。

 ネット見る時間を削る必要がある。

 これはしかし、覚えのある方も多いと思いますが、別に「さー今から見るぞー」とやって見ているわけではないんですよね……。

 メールチェックとか、なんかしなければいけない作業のついでについつい脱線してしまい、気づいたらそのまま一時間……みたいな流れなだけで。

 実はこの100日記録をつける前から、これはいけないいけないと思いつつ、なかなか無くせない習慣だったんです。

 今、一日が25時間無い以上、英語の時間を確保するために、なんとしてでもこの悪習慣を断たねばならない。

 しかしこれがかなり手ごわいものだと今更ながら気づきました。

 実際「ネット中毒」なる言葉があるくらいで、甚だしい場合は治療の対象にすらなるとか、このネットにどっぷりつかっているときの脳は非常に不健康な状態だとかいう話すら聞きます。

 聞いているのにやめられないんだから私も結構深刻な状況かもしれません……。
考えてみると本当に怖いです。お酒より食べ過ぎよりやめるのが難しいのに無駄な情報と思いながらまだ見てるんだから。(なんか脳にある種の刺激が加わっていて、それを補給しないといられない状態になるのでしょうね。正確なところは次回きちんと調べてご紹介させていただきますが)

 かと言って自分をふんじばるわけにもネットの無い生活をするわけにもいかず……。

 とりあえず、悪癖を断つために、色々本を買ってみました。(ここでネット中毒を断つためにネット閲覧を続けていては抜け出せなさそうな気がしたので)
 
 『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』

新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣

『スタンフォードの自分を変える教室』

スタンフォードの自分を変える教室

 ……どちらもわかりやすくて実践的な内容だったので、実行して、こまめに成果をご報告させていただくことにします。(こうしてブログに顛末を書き始めたのも『やめる習慣』の中に書いてあったひとつの方法)

 読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 23:29| 100日間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

「ハイビジョン特集 左手のピアニスト 舘野 泉 再びつかんだ音楽」

 BSプレミアムがご覧になれる方限定ですが、良い番組が再放送されるので内容についてご紹介させていただきます。

2014年4月14日(月)午後2時30分BSプレミアムで「ハイビジョン特集 左手のピアニスト 舘野 泉 再びつかんだ音楽」が放映されます。(110分)
 NHKの番組公式情報URLは以下のとおりです。
http://www.nhk.or.jp/archives/premium/next/index.html#friday

 舘野泉さんはフィンランド在住のピアニスト。

 2002年、リサイタル中に脳溢血で倒れた舘野さんは、後遺症で右手が動かなくなってしまいましたが、現在、左手のみの演奏で復帰・活躍されています。

 前回記事で、申し訳ないことに同じく舘野さんを特集した別の番組と間違えて内容をご紹介してしまったので、今回は放送内容について改めて書かせていただきます。

(番組概要)
 BSプレミアムの番組では、舘野さんの幼少時代からフィンランドでの演奏活動、病後「左手のピアニスト」として再起を果たすまでの出来事が、館野さんの両親、奥さんと子供たち、友人たちとのやりとりも含めて描かれていました。

(見どころ1 舘野泉さんという方)
 別の番組を観たときも思ったのですが、舘野さんという方はただ独自の演奏方法で活動なさっているというだけでなく、たたずまいのとても美しい方だなあと思わされます。

 静かな、ゆっくりとした語り口で、胸の奥底からの言葉を、ひとつひとつそっと取り出すように真摯に話される。

 その姿、言葉は舘野さんの奏でる音楽そのものによく似ています。

 画家や音楽家など、ある一道を極めた芸術家は、時に文筆家が使うことのできない言葉の力をもっていらっしゃることがあるのですが、舘野さんもそういう方でした。

 番組の中で舘野さんはいくつも素敵な言葉を聞かせてくださいます。

 (フィンランドの自然に対する愛着を語っていらっしゃる場面、冬と温かくなってからのコントラストが好きだとお話されながら)
 半年の冬っていうものが、ただ、なんにも無くなってしまった、水も凍って動かなくなってしまった、木から葉っぱは落ちてしまった、そういう枯れて何もなくなってしまった、死んだ世界のように思うけれど。そうじゃなくて、その世界というのは、次に咲き出る、萌え出る、輝き出る……そういうのを準備しているわけですよね。その間も、ずうっと命というのは続いているわけです。だから、ある詩人が「夜があるというのは素敵なことだ。夜の間に自然は全てを洗い清めて、朝の光にまた差し出す」と言っていましたが、それを拡大したもののように思うわけですけれどね。

 この言葉など、人生の苦しいときに思い出したくなる力があります。舘野さんのように実際に「冬」を確かに乗り越えた人から聞くとなおのこと。

その言葉、悲しみを乗り越えた優しい微笑。少し涙にうるんでいるような声と瞳。

風雪に耐えて幹を成し葉を茂らせた大きな木の、木漏れ日に光をさらさらとこぼすような、ゆったりとおだやかな輝きが放射されています。

(見どころ2 息子ヤンネさんとの絆)

 右手がピアノを弾くほどには回復せず、失意に沈む舘野さんに、左手での演奏を続けるように励ましたのは息子ヤンネさんでした。
 ヴァイオリニストとして活動していたヤンネさんは、舘野さんに、左手のためのピアノ曲の譜面を渡します。
 「ブリッジの曲は明るくて快活で父の出す響きにぴったりだと思いました(ヤンネさんの言葉)」
 父がピアノから遠ざかるとはとても考えられない。プロとしてでなくても弾き続けてほしい。
 この曲なら気に入ってもらえるだろう。
 そして、ヤンネさんの願い通り、この曲の素晴らしさが、両手で弾くのがピアニストとしての復帰だと思っていた館野さんの視点を切り替えました。
「氷河が溶けて動き出したような感じであった。(中略)ただ、生きかえるようであった。(中略)音が香り、咲き、漂い、はぜ、大きく育って、ひとつの全き姿となって完成する。音楽をするのに、手が一本も二本も、関係はなかった。(舘野泉さんのエッセイ『ひまわりの海』より)」

(見どころ3 2人の作曲家と奏法)

 舘野さんが左手だけでピアノを弾くと決意したのち、二人の作曲家が、彼のために左手のためのピアノ曲を作曲します。

 若き日に舘野さんとの出合ったことがきっかけで、その後多くのピアノの作曲を手掛けるようになったというフィンランドの現代音楽界を代表する作曲家、ペール・ヘンリック・ノルドグレン氏はこう語ります。
「大きな困難に直面した舘野さんへ、最初のピアノ曲の続篇を捧げたかったのです。今、私が作曲をつづけていられるのは舘野さんのおかげなのですから」

 番組内のコンサートでは、このノルドグレン氏が小泉八雲の怪談をイメージして作った曲の一部を聴くことができます。

この曲を視聴できるHPがありましたのでURLを貼らせていただきます。
http://ml.naxos.jp/album/643443226967


 また、日本の作曲家であり、間宮芳夫さんも、舘野さんを「自分の作品を最も理解してくれる演奏家の一人」と思い、この困難に挑戦します。

 実際に舘野さんの演奏を聴いてみるとわかりますが、言われなければ、素人には片手で弾いていらっしゃるとわからないような音です。
 
 ピアノと言う楽器が持つ個性に複雑な音の重なり(和音)があります。

 本来なら両手指分10音を同時に出すことができる。しかし、今演奏に使える指は5本。

 この壁をどう乗り越えるか。

 間宮さんと舘野さんは、海を越えて話し合い、弾きあった結果、「ペダルを踏んで音の余韻を長くし、それを追うように指で音を重ねる」、「指だけではなく、手のひらの一部を使う」などの方法、音の広がりを作り出してゆきます。

 その方が音楽としていいのなら、難しくても意地でも弾く。遠慮せずに作曲する。

 二人のそういう気迫が、今の舘野さんの音楽を作り上げていったのです。

(見どころ4 シベリウスの家にて)

 復帰を果たしたあとの舘野さんは、フィンランドの国民的作曲家シベリウスが妻と共に過ごした家を訪れます。

 静かな森の中の居心地のよい家。シベリウスと妻の墓がある場所。

 ここは舘野さんにとって、敬愛するシベリウスの面影を追うだけではない意味のある場所でした。

 2歳からピアノを弾きはじめた館野さん。

 彼に音楽の素晴らしさを教えてくれたのは、音楽家で、子供たちにピアノを教えていた父弘さんでした。

 彼に厳しい英才教育を施すわけではなく、ただ、音楽に全身全霊を捧げること、音楽を続けていける幸せを教えてくれたお父さん。

 かつて父の訃報を聞いたとき、フィンランドにいた館野さんは、シベリウスの家をたずねました。

 そして、そこに残されていたピアノで、父のためにシベリウスの曲を弾いて捧げました。

 今回再訪した舘野さん。今はもうシベリウスの曲を弾くことはできませんが、代わりに、左手だけでバッハの曲をブラームスがピアノ用に編成した「シャコンヌ」を、力強く情熱的に奏でます。

 弾き終わった舘野さんは、ためいきをついて、長い沈黙のあとに言いました。
「……ありがとうっていう他ないや、ありがとうって、誰にいうんだか知らないけれど……でもすごい、いい気持ちだ。よかった、これ弾けて……」

 舘野さんを観ていると「幸福な人」という言葉が浮かんできます。

 いえ、本当は2歳の頃から何十年も続け、息をすること、生きていることそのものにも等しいピアノを弾くための右手の自由が奪われたのですから、ピアニストである彼にとってこれ以上の不幸はなかったかもしれません。

 しかし、それまでの努力と、誠実で穏やかな人柄で培ってきた家族や友人との絆、そして音楽への鬼気迫る愛で、もう一度ピアノを弾くことに帰ってきた。

 そして今、昔とは違う形でであり、そこにいまだに悲しみはあるのかもしれないけれど、やはり確かに幸せを生きている人なのだ、逆風の中でも、死にものぐるいであたらしい幸せの領域にたどりつき、かじりつくようにしてでも、ふみとどまりつづけている人なのだ。

 そうして音を奏で、微笑んでいるのだという気がします。

 その音色に心打たれ、その生きざまに勇気をもらえる方でした。是非ご覧になってみてください。

舘野泉さんの公式HP、ウィキペディア記事は以下の通りです。
http://www.izumi-tateno.com/(公式HP)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%98%E9%87%8E%E6%B3%89(ウィキペディア)

読んでくださってありがとうございました。
posted by Palum. at 15:08| 番外編・おすすめテレビ番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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