2025年04月12日

ドリフ伝説の傑作「階段落ち(池田屋の決闘)」放送?

「階段落ちシーンの撮影」で、時代劇の舞台俳優のように颯爽と階段を駆け下りてくる加トちゃん(階段「落ち」なのに……)。右はダメ出しのために待ち構えている志村けん監督
階段を駆け下りる加トちゃん - コピー.jpg


先にお断り、「間違っていたら本当にごめんなさい」。

ただ、もしかしたら、2025年4月13日(日)、BSフジで放送される「ドリフ大爆笑」で「階段落ち(池田屋の決闘)」が観られるかもしれません。


「階段落ち」は、志村けん監督が映画で新選組の池田屋襲撃シーンを撮ろうとしたのに、斬られて階段を転げ落ちる役のスタントを務める加トちゃん(旅回り一座の役者だったために一人だけ顔が白塗りの舞台化粧)の演技が、迫力もリアリズムもゼロで大もめになるというコント。

BSフジの番組HPで「第151回 1996年9月10日初回放送」とあり、Wikipediaの番組一覧によると、このとき島崎和歌子さんがゲストだった(階段落ちでは撮影班のスタッフ役で登場している)ので、この回だったのではと思われます。

「第151回のテーマが「身体(からだ)」なので、体を張ったスタントネタにも合っている。

(同年11月19日(次々回)も和香子さんがゲストなので、こちらの可能性もありますが)

傑作選やドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」での再現でも知られ、加トちゃんが「自己ベスト」コントにも選んだ最高傑作なので、(もし放送されていたら)お見逃しなく。


よろしければ、当ブログの「階段落ち」ご紹介記事もご覧ください。

撮影現場 - コピー.jpg南の島に雪が降る <東宝DVD名作セレクション> - 加東大介, 加東大介, 久松静児, 笠原良三, 広瀬健次郎, 加東大介, 森繁久彌, 伴淳三郎, 有島一郎
加トちゃんが明かす「階段落ち」はアドリブ満載だったという撮影秘話と、そのコントの大筋に影響を与えたかもしれない、戦争映画の傑作、『南の島に雪が降る』の一場面をご紹介、


【参照】

ドリフ大爆笑(BSフジ)

ドリフ大爆笑(Wikipedia)

posted by pawlu at 12:43| おすすめ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月27日

BBC、オアシスの再結成を記念して、ものすごく失礼なドキュメンタリー映画(?)を製作

BBC制作「オアシス:再結成 ザ・ムービー」の動画
Oasis: The Reunion: The Movie | Red Nose Day 2025

(冒頭で、「これは真実の物語である。いくつかのシーンや登場人物には、ドラマの(演出)効果上の変更が加えられている」と断りがあるが、ものには限度がある)


イギリス伝説のロックバンド「オアシス(OASIS)」

2024年夏、彼らの15年ぶりの再結成のニュースが世界を駆け巡り、チケット争奪戦の果ての価格高騰は、イギリス政府の調査にまで発展した。

そんな彼らの再結成までの道のりをBBCが取材したドキュメンタリー映画がYouTubeで公開された。

……のかと一瞬たりとも思って真面目に観ようとしてしまった私が馬鹿だった。
(よく見るとサムネイルがすでに変なのに(とくに眉の毛量)BBCの権威に騙されて飛びついてしまった)


実はこの動画はBBCが作成したコント作品で、オアシスの主要メンバーで「世界一仲が悪い兄弟」と言われる(だから決裂した)「ギャラガー兄弟」のノエルとリアムが、オアシスを再結成するまでを、最大限失礼にジョーク化。

コント内では実にひどい理由(=純然たる金目当て)で再結成する彼らのチケットをオンラインで取ろうとしたファンが、チケット購入の順番待ちが長すぎて、パソコンに向き合ったまま命を落とすという悲惨な状況も描かれている(多分死因は待ちくたびれか餓死)。

実際、Youtube動画の書き込みで「大金を払う覚悟でパソコンの前で6時間待って、ようやくと思ったときに謎の理由で接続が切れた」とカンカンに怒っているファンの書き込みを読んだこともあるので、当たらずとも遠からずではある。

(ちなみに、来日公演はチケット購入が抽選式だったので、チケット代の高騰は(公式には)起きていない。私はもちろん落選した)

コント内でノエルとリアムと共謀して価格を釣り上げた悪の権化「チケットマスター」を人気司会者ピアーズ・モーガンが演じていて無駄に豪華、というか「チケットマスター」って人間だったのか(いや本当はチケット販売会社)。

それにしても恐ろしいのは、これがれっきとしたイギリス国営放送、しかもその鋭い取材力や、息を呑むような素晴らしいドキュメンタリーで、世界にその名をとどろかせるBBCが作ったこと。

さらに恐ろしいのは、これが「RED NOSE DAY」というチャリティ番組のために製作されたということだ。

日本の「24時間テレビ」のようなもので、社会福祉のために視聴者の寄付を募る、極めて真面目な意図があるのに、「コミックリリーフ」というお笑いをからめたコンセプトのときには、全力でジョークをぶち込んでくる。

(国営放送のチャリティ番組だというのに、あの兄弟の代名詞ともいえる、絶対に言ってはいけないFからはじまる4文字の放送禁止ワードもふんだんに含まれている。(字幕では「****!」ってなってるけどイギリス人は彼らが何言ってるかみんな知ってる、そしてそこを隠すための「ピー!」音の連打が凄い)

イギリス人ほどブラックジョークに慣れていないと、笑えるところとその笑いがひきつるところがある作品(ギャラガー兄弟のお母さまをジョークの巻き添えにするのはちょっと…本当はとても立派な方だし、彼女には頭が上がらないのがギャラガー兄弟の人間的魅力だから)。

とはいえ、BBCの「どこの国も追随を許さない」(この件に関しては、世間の非難が怖いわりにあまりにも馬鹿馬鹿しくてどこの国もついていけない)凄さを見せつけた。

ファンの方は怒らないで観られると思えたなら、一見の価値はあるかもしれない(怒っている人も相当数いたそうだ。そりゃそうだろう)。

私は原則面白かったけれど「イギリスとBBCの深淵」に改めて度肝を抜かれたのと、ギャラガー兄弟ご本人たちがどう思うだろうと、それだけは心配。


ということは一応は本人たちの許可をとっていたのだろうか……)


【参照URL】
BBC Comic Relief viewers make 'nonsense' complaint about Oasis sketch Manchester Evening News Elizabeth Cotton TV and Celebrity Writer 22:05, 21 Mar 2025



【参照】
(チケット高騰問題のニュース)
オアシスのチケット高騰 英政府が調査へ 正規ルートなのに額面の2倍


(「なんでコントの中のノエルとリアムはあんなに眉毛が濃いの」問題資料)※でもこれは本当にいい曲
Oasis - Whatever (Official Video)

実際のギャラガー兄弟の荒っぽいしゃべり方がよくわかるインタビュー動画、毒舌の中にえも言われぬセンスがあって不思議と癒される
ノエル・ギャラガー「本人」がTwitterでネット住民と直接対決!? | Actually Me | GQ JAPAN


リアム・ギャラガーに73の質問─オアシス、最近の音楽、真のロックスターについて | 73 Questions | VOGUE JAPAN

「オアシスはほんとうはものすごくかっこいい」こともお伝えしておきたくて貼った動画

Oasis - Champagne Supernova (Official Video)


【和訳】Slide Away - Oasis (Live at Knebworth)


(再結成時の「テレグラフ」のニュース動画)

Oasis reunion: Liam and Noel Gallagher announce 2025 tour dates


【当ブログ関連記事】


入り口リサイズ - コピー.JPG




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2024年12月03日

第一次世界大戦のクリスマス休戦を描いたイギリスの感動的なCM動画

握手をして名乗る二人 - コピー.jpg

1914年冬、クリスマスを迎えた第一次大戦下の戦場で、イギリス軍とドイツ軍の一部が戦闘を停止し、交流をしたという実話がある。

第一次大戦から100年経った2014年、イギリスの大手スーパーマーケット「セインズベリー」がこの出来事を映像化したコマーシャルを制作した。

1914 | Sainsbury's Ad | Christmas 2014


【ストーリー】



雪の降る夜の戦場。

塹壕の中にも雪がちらつく中、若いイギリス兵ジムは、缶の中に一枚だけ残された、配給の薄く堅いパンを、さびしく見つめていた。

塹壕で乏しい食事を見つめるジム - コピー.jpg

ふいに次々に名前が呼ばれ、故郷からの小包が手渡された。

包み紙を開いたジム、その顔にほほ笑みが広がった。

贈り物を見て笑顔になるジム - コピー.jpg

中には、愛する恋人ローズの写真。そして水色の包み紙に銀色の文字の、一枚のチョコレート。

送られてきた恋人ローズの写真 - コピー.jpg

送られてきたチョコレート - コピー.jpg

光輝くようなクリスマスプレゼントだった。

そのとき、ドイツ軍側の塹壕から歌声が聞こえてきた。

「きよしこの夜」

イギリス兵たちとまったく同じように塹壕で寒さをこらえながら、白い息とともにクリスマスを祝って歌う兵士たちの中に、ジムと同じ年頃の兵士、オットーがいた。

歌うオットー - コピー.jpg

歌詞はドイツ語だったけれど、メロディはイギリス兵にもおなじみのクリスマスの歌。

やがて、イギリス側の兵士たちも、英語で同じ歌を歌いだした。

英語で歌い始める兵士 - コピー.jpg

敵軍から聞こえてきた歌声に、オットーは驚きながらも笑顔で歌い続け、両軍の兵士たちはいつしかお互いの塹壕に向かって歌声を大きくし、それは、英語とドイツ語の合唱になって、深く掘られた塹壕に、雪の冷たさを忘れさせる音楽が降り注ぎ、広がっていった。

イギリス軍の歌声に驚きながら笑顔になるオットー2 - コピー.jpg

立ち上がって歌う兵士たち - コピー.jpg


塹壕の中で歌い合う兵士たち - コピー.jpg

翌朝。

鉄条網から飛び去るロビン - コピー.jpg

雪がやみ、鉄条網に、イギリス人が愛する「ロビン(コマドリ)」が小枝のように止まっていた。ふるさとではクリスマスの象徴でもある胸の赤い可愛らしい小鳥は、やがて軽やかに飛び立っていった。

塹壕の壁にもたれて休んでいたジムは、それを見つめたあと、両手をきつくにぎりしめ、それから立ち上がった。

塹壕を超えて歌い合った「きよしこの夜」、鉄条網から飛んでいったロビン。


ジムはゆっくりと塹壕のはしごを登っていった。

できるかもしれない。叶うかもしれない。

今日はクリスマスなのだから。


まずそうっと帽子をかかげ、それから両手を挙げ、ゆっくりと、ジムは塹壕から顔を出した。

塹壕から顔を出すジム - コピー.jpg

イギリス側の塹壕から人影が。

突撃してくるつもりなのか。ドイツ兵たちはいっせいに殺気立ち、休んでいた者たちも急いで臨戦態勢に入った。


ジムのそばでうとうとと眠っていたイギリス兵は、物音に目を覚まし、それからその目を疑った。ジムが塹壕から身を乗り出している。

「ジム!?やめろ!!」


ドイツ兵たちが一斉に銃を構える中、オットーは塹壕潜望鏡に駆け寄った。彼の目が、両手を挙げたジムの姿を捕えた。

状況を確認するオットー - コピー.jpg

「撃つな!!」

あのイギリス兵は武装していない。

それなのに、塹壕から這い出て、両手を挙げたまま、薄雪を踏みしめて、中間地帯(ノーマンズランド)に向かって歩いてくる。


オットーの頭の中に、音楽が響いた。

「きよしこの夜」。

あの兵士は、きのうの歌声の中の、誰か。


「オットー!?やめろ!!」

顔を真っ青にこわばらせて、だがオットーも塹壕から身を乗り出した。

塹壕から出るオットー - コピー.jpg

あのイギリス兵は敵ではない、少なくとも今この瞬間は。

でも、ドイツ軍があのイギリス兵を撃てば、あっという間に殺し合いが始まるだろう。

撃たせないためには、見せるしかない。

自分がイギリス軍に撃たれない姿を。

塹壕から歩みを進めるジム - コピー.jpg

塹壕から歩みを進めるオットー - コピー.jpg

ジムとオットーは、両手を挙げ、緊張と覚悟に大きく見開かれた目を、お互いの心の支えとしてしっかりと見つめ合いながら、一歩、また一歩と足を進めた。

オットーを見つめるジム - コピー.jpg

ジムに歩み寄るオットー - コピー.jpg

昨日歌い合った「きよしこの夜」のメロディの記憶が、二人の若者の、命をかけた歩み寄りの距離を縮めていく。


二つの塹壕の兵士たちは、息を呑んでその様子を見つめていた。

戦友は、撃たれずに進んでいく。彼を撃たない敵軍、戦友と同じ危険を冒して、こちらに歩いてくる敵軍の若者……。

やがてジムの後ろにイギリス兵たちが、オットーの後ろにドイツ兵たちが、続いた。


歩み寄る人々2 - コピー.jpg

雲の切れ目から薄紅色の光がのぞく空の下、クリスマスの朝に、人々が集った。

最初の一歩を踏み出した勇気のある若者同士が、しっかりと握手を交わした。


「ぼくはジム」

「ぼくはオットー」

少しぎこちない英語でオットーは言った。

「オットー、会えて嬉しいよ」

「ぼくも嬉しい」

それはドイツ語だったが、ジムには伝わった。


それからの彼らは、まるで古くからの仲間のように過ごした。

握手を交わす人々 - コピー.jpg

記念撮影 - コピー.jpg

握手をし、お互いの帽子を交換し、両国入り混じっての記念撮影をする人さえいた。

ただ着ている服と言葉が違うだけで、一緒に笑い合っていた。

(クリスマス休戦で実際に撮影された写真、左から二番目の人物はドイツ軍兵士)※Imperial War Museums動画より

一緒に写真におさまる英独の兵士たち - コピー.jpg


オットーに写真を見せるジム - コピー.jpg

ジムはオットーに大切な写真を見せた。

「ローズ、恋人なんだ」

「素敵な人だ」

オットーはドイツ語と身振りで、そう思っていることを伝えた。

やがて周囲から歓声が上がった、誰かがサッカーを始めたのだ。

行こう。

ジムはオットーの肩を叩いてゲームに加わった。



サッカーの試合 - コピー.jpg

サッカーの試合は白熱し、選手たちは思い切りぶつかり合っていたが、倒れても、誰も血を流していなかった。笑いながらすぐ立ち上がった。

観ている者たちも自軍を応援しながら、互いの良いプレーにも拍手を送っていた。

両軍に拍手を送る人々 - コピー.jpg

だが、温かなにぎわいを、遠くの鋭い音が断ち切った。

砲撃の音。

砲撃の音に気付いた人々2 - コピー.jpg

どこかで戦いが激しさを増している。

それは、こちらに向かってくるかもしれない。


あわただしく荷物をまとめ、兵士たちは自分たちの塹壕に戻る準備をした。それでも、別れの握手を交わすことは忘れずに。

別れの握手をかわす人々 - コピー.jpg

ジムは、試合中にオットーが脱いでいたコートを手渡した。

「ありがとう」

二人は真面目な顔で、もう一度しっかりと握手をした。

もう一度握手をするジムとオットー - コピー.jpg

「…よいクリスマスを」

ジムはそう言い、オットーもドイツ語で同じ言葉を返した。


やるせない思いで塹壕に降りてきたオットー。

コートのポケットに入れた手が何かに触れた。

何かに気づいたオットー - コピー.jpg

中に入っていたのは、水色の包み紙に銀色の文字のチョコレート。

チョコレートのプレゼント - コピー.jpg

ジムから、オットーへ。

命がけで塹壕から出てきてくれたことへの感謝をこめた、クリスマスプレゼントだった。

オットーは塹壕の向こうを見上げた。


塹壕に戻ったジム。

今、彼が持っている食べ物は、缶の中の一枚の薄く堅いパンだけ。

それでもパンを見つめるジムの目には、満ち足りた温かい光が宿っていた。

今、このパンだけになったのは、チョコレートを贈り物にしたから。

あの宝石のように光り輝いていたチョコレートは、オットーを笑顔にしてくれているはずだから。


乾パンを見つめてほほえむジム - コピー.jpg

ジムのプレゼントだと気づいたオットー - コピー.jpg




「Christmas is for sharing(クリスマスは分かち合うために)」

このメッセージとともに、真剣に作られた映画の、一番大切な場面を凝縮したような、心揺さぶられる、そして深く考えさせられる映像は、今も名作として語り継がれている。

当初は、クリスマスのコマーシャルとしては不適切ではないか(実際の戦争のエピソードを、企業がCMに使っていいのかなど)とも言われ、賛否両論があった作品だったそうだ。(※The Guardian記事より

しかし、こうして10年の月日も国も超えて、映像を観た私たちに、こんな人たちが互いに殺し合わなければならなかった戦争の残酷さと、人が「兵士」ではなく、人間同士として向き合ったときの心の交流の温かさを教えてくれた功績は計り知れない。

(それに現実問題として、企業の後押しがなければ、作品の配給で利益を得ることはできない、たった3分の映像に、これだけの人材を集め、セットや衣装などを準備することはできなかっただろう)

この作品は、ジムとオットーが、両手になにも武器を持たずに歩み寄ったように、国や時代や政治的思惑を切り離して、人と人との物語として考えたい。

歌、サッカー、チョコレート。

なにかで感情を分かち合えるなら、その人たち同士が殺し合う必要など、本当は無い。

もし、この日、彼ら自身が決めることができたなら、きっともう戦わなくて済んだ。

そこにいる人たちには感情を分かち合える可能性があるのに、そこにいない人間のプランに基づいて、分かち合うことの代わりに殺し合いを強制させられる、それが戦争。

けれど、そんな戦争の中でも、戦うのは生きた人間同士だったから、押し殺された心と心が、クリスマスをきっかけに解き放たれ、温かい交流につながった瞬間が、かつて本当に存在した。 

重要なのは、この出来事(クリスマス休戦)全体が伝えるメッセージです。それは、戦争の真っ最中の、最も困難な時期や、最も恐ろしい状況においてさえ、偉大な人間性が存在する可能性があるということです。

(アラン・クレーヴァ― 作家・第一次世界大戦研究者)CMメイキング動画解説より

この出来事は「110年前、第一次大戦中の戦線の一部で起きたこと」、「時間や場所が遠く離れた状況での話」、そんなふうには思わずに、こうした「人と人同士の真実の物語」として、今を生きる私たち自身の心の中に刻みたい。

一緒にサッカーをしながらみんなで大笑いした時間や、ジムがオットーにチョコレートを贈ったあとの満ち足りた笑顔のように、「誰かとなにかを分かち合えること」が、一番楽しく、心を豊かにしてくれる素晴らしいことだと誰もが思えたら、それをいつも忘れないでいられたら、あるいは、せめてそう思える人たちが自分たちで決めることができる世界なら、人は初めから戦争という選択をしないで済むのかもしれない。

そういう、平和への道筋が、つかのまでも本当に、垣間見えた瞬間だったのだから。

10年の月日が経ち、社会情勢が変わり、この作品にも、「偉大な人間性が存在する可能性」という言葉にも、10年前よりはるかに価値を感じる一方で、それだけ本当は心細くなっている今、もう一度放送してくれたら、そして、今度はこの作品に込められた思いとともに、世界中に広まってくれたらと思わずにはいられない作品だ。



(クリスマス休戦を伝える当時の新聞記事)
クリスマス休戦を伝える新聞見出し - コピー.jpg

(クリスマス休戦でのサッカーのエピソードに基づいて作られたイギリス軍とドイツ軍兵士の像)
クリスマス休戦でサッカーをする英独兵士の像 - コピー.jpg
Image Credit:BBC


【関連動画】
(作品メイキング映像)
The making of 1914 | Christmas Ad | Sainsbury's

(史実解説)
The story behind 1914 | Christmas Ad | Sainsbury's

(「Imperial War Museums」の史実解説動画(※遺体の映像が含まれています))


【関連作品】
クリスマス休戦をモチーフとした映画(2005年)

第一次大戦を題材とした傑作映画(1930年)


【参照】
Why do we associate robins with Christmas? (Scottish Wildlife Trust Molly Murray
Visitor Centre Assistant)

posted by pawlu at 19:32| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月16日

オアシスの「リヴ・フォーエヴァー展」は音楽はもちろん写真や企画側の方たちの熱意も素晴らしかった(2024年11月23日まで、六本木ミュージアム)

(展覧会会場入り口)
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(※ブログ筆者撮影 以下同)

2024年8月に15年ぶりの再結成を果たしたロックバンド「オアシス(OASIS)」の足跡をたどる展覧会が東京六本木ミュージアムで開催されている。

リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展 英国音楽史上最強のロックンロール・バンド、オアシス。 デビュー30周年を記念する特別展が開催!
2024.11.1 FRI-11.23 SAT Roppongi Museum 10:00-18:00(最終入場17:30)

ノエルとリアムのギャラガー兄弟を擁する、英国・マンチェスター出身のロックバンド。1991年結成。1994年、1 stアルバム『オアシス』(原題:Definitely Maybe)を発表し、一躍人気となる。「ホワットエヴァー」「ワンダーウォール」「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」などのヒット曲を世に放つも、たびたび兄弟の不仲が報じられ、2009年に活動停止。このほど15年ぶりの再始動と2025年のライブツアー開催が発表された。
(※ついに来日公演決定。2025年10月25日、26日〈2024年11月22日発表情報〉)





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15年ぶり衝撃の再結成、英ロックバンド「Oasis」30周年記念展 ― 六本木ミュージアム(アイエム インターネットミュージアムより)

オアシスのファンだけではなく、写真や映像、グラフィックデザインを勉強している方もきっと楽しめる展覧会。
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90年代のイギリス音楽業界の強烈な熱気は、音楽とともに、こうした才能が集結して形作られたのだと知ることができた。

特に感動したのは、この展覧会のメインイメージになっている写真。私が展覧会に絶対行こうと思ったのはこの写真のおかげだった。


「音楽が生まれる瞬間」「兄弟」の普遍的イメージのようで、ギャラガー兄弟個人にとどまらない魅力がある。

会場の入り口の写真を見上げると、秋空に音楽が広がっていくのが聴こえるようだった。
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この写真の使用許諾をとるには紆余曲折があったそうで、

「リヴ・フォーエヴァー」というタイトルはOKだけど、この写真は2ndアルバム『モーニング・グローリー』(1995年)のときのものだから合わないって言われて。

でも、こちらの意図としてはそういうことじゃないんだって説明したんです。彼らは、1stアルバムの30周年アニバーサリーというようなニュアンスで考えてるけど、私たちとしては、レトロスペクティブ、大回顧展みたいな感じで考えています、と。このバンドと一緒に生きてきた30年を全部振り返る象徴的な写真にしたいんだって説得して、なんとかOKをもらいました。

オアシスが再始動するという見積りで進めた『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』の裏側➁ソニー・ミュージックエンターテイメント 展覧会責任者、小沢暁子さん談)

企画側の方たちが粘り勝ちでメインビジュアルに持ってきた、この素晴らしい写真の撮影者は、ジル・ファーマノフスキーさん。50年のキャリアを持ち、ノエル・ギャラガーが「親友」と呼んで、絶大な信頼を寄せる音楽写真家だ。

(ノエルとジルさん〈素敵な方だし本当に仲が良さそう〉)

私が現場に着くと、ギャラガー兄弟は(補:MV撮影中に時間を持て余して)既にかなり退屈していたこともあって、セットや周りや外で5分間だけ撮影できないかという私の要求に、気がまぎれると喜んで引き受けてくれた。この日はいい写真がたくさん撮れた。どうやらノエルとリアムの間で口喧嘩があったらしいが、私は見ていない。それどころか私が撮った写真の多くには、兄弟間の仲の良さ、協調性、尊敬の念が見てとれる。

(ジル・ファーマノフスキーさんのコメント リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展パンフレットp.3)  

パンフレットではこの他の写真でもジルさんが撮影当時のエピソードを語っている。この方の存在と作品を知ることができたのも、「リヴ・フォーエヴァー」展に行った大きな収穫だった。

(オアシスのほか、ビートルズやピンク・フロイドなど、数々のアーティストをカメラに収めた音楽史の証人とも言える方、いつか日本で彼女の仕事全体の写真展を開催していただけたらと思う)

このパンフレットは絶対買ったほうが良い。写真も文章も、作り上げた人たちの熱がこもっていて本当に見ごたえがある。

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ミュージアムグッズエリア(大混雑)でも、リアルタイム世代ではない、二十代らしき青年たちが、「この写真良すぎだろ……」と呟きながら、メインイメージの写真がプリントされたシャツを、「負けた」顔で、すごく仕方なさそうに一人二枚ずつ買っていた。(多分「着る用」と「保存用」)


予算的には厳しかったのだろう。こんなに観る人の心を温かくするのに、人々の財布の紐を、言うことを聞きやしない暴れ馬の手綱に変えてしまう魔力もある。撮られている人間が生み出した音楽も、撮った人も「本物」だからだ。(※現在グッズは売り切れで受注生産になっているものもあるので要注意) 

神保町「New Gallery」でジルさんと今回の「リヴ・フォーエヴァー」展のロゴを手掛けた河村康輔さんの、オアシスをモチーフとした展覧会「Oasis Origin + Reconstruction」も開かれている。こちらも必見(入場無料)。展覧会で上映されている、ジルさんとノエルが写真を見ながら思い出を振り返っている動画も、とても面白かった。

追記:企画展「Oasis Origin + Reconstruction」会期延長のお知らせ 開催中の企画展「Oasis Origin + Reconstruction」は、ご好評につき会期延長が決定いたしました。 2024年10月31日(木) - 2024年12月8日(日) ※11月25日(月)休廊 開館時間:12:00 - 20:00❞


神保町の展覧会のメインイメージポスター。ジルさんの写真を素材に、河村康輔さんのシュレッダーを用いて貼り合わせる手法で生み出された、リアムとノエルのコラージュ作品。

彼らの印象的な強いまなざしが、揺らぎ、交錯しているようで美しい



グッズ売り場を抜けるとフォトスポットがある。

デビューアルバム『Definitely Maybe(邦題『オアシス』)』(1994年)のCDジャケットが再現された小部屋。部屋に入って小道具も持って撮影ができる。

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(来た人同士が一緒に写真を撮れるように、展示スタッフの方も撮影を手伝ってくださる)

こちらは10年前に開催された展覧会でも使われていたそうだ。

来場者がそのなかに入って写真が撮れるようになってます。10年前の展覧会に来た方が、もしかしたらご家族とかができて、人数が増えてるかもしれない。オアシスと人生を一緒に歩んでる感が見えたら面白いかなって思います。

(『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』の裏側➁)

足元の見本画像リサイズ - コピー.JPG

(部屋に入った人が見える角度に「ポーズのお手本」用の写真があるこまやかな心配り)

「同じ感じ」にするために、きっちり床に寝そべる人、ギターを奏で(るフリをして)、遠い目をする人、と、撮る側も撮られる側もわきあいあいとして、順番待ち時間も楽しかった。

こちらは「リブ・フォーエバー」MV内の、外壁に付いた椅子風の画が撮れるトリックアート。

リヴフォーエヴァーの椅子 - コピー.JPG

「リヴ・フォーエヴァー」のミュージックビデオに出てきた椅子です。それがやりたくて!予算の関係でできないかも……ってなりながらも、押し通しました。いつ(プロデューサーの)武藤に、「この椅子はやめましょう」って言われるかビクビクしながら(笑)。最後はもう、絶対何がなんでも押し通すつもりだったんですけど!

(同上)

なぜ展覧会のタイトルが「リヴ・フォーエバー」になったのかについて、展覧会責任者の小沢さんはこう語っている。

当時ノエルは、破滅に向かっているようなグランジ音楽に対して、ものすごく嫌だったっていう話をしてたんですね。カート・コバーン(※1)はすべてを手に入れた末に破滅的になって、本当に亡くなってしまった。

いっぽう、ノエルたちは何も持ってなかった。地方の公団住宅に住み、生活は苦しくて、お母さんは自分たちの学校で給食を作っていて、家に帰ると父親に殴られる。そういう生活を送るなかからめちゃめちゃ勢い良く「俺たちはロックスターになるぜ!」っていう曲を書いて世に出てきた。当時のイギリスは不況で、地方都市の多くの若者は裕福じゃなかったから、オアシスの曲を聴いて、「俺のことだ」「私のことだ」ときっと思ったんですよね。「リヴ・フォーエヴァー」ではそんな彼らと、“死にたいじゃなくて、生きてやる”っていうメッセージを共有したんです。“俺とお前は永遠だ”って、何の根拠もなく。だから、本来はこの曲って、未来に向けたポジティブな楽曲と皆が思っていた。

でも、シェインに向けて歌ったときに(※2)、“俺とお前は永遠だ”が、過去も含めて、過ごしてきた時間のすべてが永遠なんだっていうふうに響いてきた。未来の話だけではなく、自分の歩んできた過去を振り返ったときにも、ちゃんと響く楽曲だっていうことにびっくりしましたね。バンドの30年を振り返るにあたって、このタイトル以外は考えられなかったですね。

同上

(ブログ筆者補1 「ニルヴァーナ」のフロントマン。1994年に27歳で急逝した)

(ブログ筆者補2 2023年に死去したザ・ポーグスのシェイン・マガウアンに向けてコンサートでノエルがこの歌を歌った時のこと)


今回この展覧会に行って、(楽曲の素晴らしさは大前提として)写真家ジルさんや、展覧会を企画したソニー・ミュージックエンターテイメントの方々など、オアシスを愛する人たちの情熱にも感動した。

この展覧会が再結成発表前から決定されたのは、企画側の方たちが、再結成の可能性を察知し、それに賭けて(叶わなくても1stアルバム30周年は祝おうという気概で)いたからだ。

ギャラガー兄弟二人のソロ活動もサポートし、「楽曲が聴かれつづけるようにCMのタイアップを決めたり、バンドの不在期間を埋められるように、バンドがいつファンの元に帰ってきても良いようにマーケットを温めつづけてきました」と嬉しそうに語る方たちの「(長年オアシスに関わってきたソニー・ミュージックエンターテイメント関係者)全員がめちゃくちゃ愛着を感じているバンド(※)」という熱い思いが、展覧会に結実している。(※『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』の裏側@より)

作品が「永遠に生きる」ためには、作り手の本物の情熱と才能が何よりも大切だが、その「本物の作品」を真剣に愛して、その素晴らしさを広めようと、自分の才能や労力をかけて挑む人たちも絶対に必要なのだ。

「本物」だからといって、同時代にそういう人たちや、「本物」を愛するファンと繋がることができるとは限らない。その意味ではオアシスは幸運なバンドだったのかもしれない。

でも「本物」でなければ絶対に30年もの間(そのうちの15年「オアシス」としての活動は止まっていたのに)、真剣に彼らの音楽を追いかける人々の思いが存在し続けることも、できなかっただろう。

予想もしなかっただろ。俺みたいな奴がまた世間を賑わすなんてSome Might Say

俺は飛びたいだけさ

生きたい こんなとこで死んでたまるかよ

俺は呼吸したいだけ

何も信じられないだけ だぶんな

でもお前も俺と同じだろ

俺らにはあいつらには見えないものが見えている

俺とお前は永遠だ

(Live Forever)訳詞:いしわたり淳治(展覧会パンフレットより)




(展覧会のタイトルになった「Live Forever」)
Oasis - Live Forever (Official HD Remastered Video)

ニルヴァーナの代表作「Smells Like Teen Spirit」
Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Official Music Video)

同じミュージシャンとしてカート・コバーンの才能がわかっていたからこそ、その最期が悔しくて「Live Forever」が生まれたのだろう。

(ビジュアルイメージとなったあの素晴らしい写真は、この「Wonderwall」の撮影途中で生まれた)
Oasis - Wonderwall (Official Video)



【参照】
2024.11.01 ソニー・ミュージックエンタテインメント(cocotame

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posted by pawlu at 21:33| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月08日

思い切ってビルボードライブでのマキシムのピアノライブコンサートに行ったときの頭の中


けれど行く前からもう緊張して、この漫画のコマが頭から離れなかった。
追い出されるクマ -.jpg
(事前にネットで情報収集したつもりでも、自覚が無いまま場違いな行動をしたために問答無用で追い出されるイメージ)

普段「洗練」とは程遠い暮らしをしていると、ライブレストランなどという外国の映画にしかないと思い込んでいた場所に、ピアノを聴きに行くなどという行為の心理的ハードルは、断崖絶壁の上の城壁よりも高い。

それでもどうにかチケットをとった後は、「ヌン。(出禁拘束)」に加えて、この場面もずうっと頭に浮かんでいた。
ドラえもん8がらでもないこと -.jpg



本当に「がらでもないこと」だったので、行っても入るなり「ぬんぬん」と連行の果てにつまみだされるか、何らかの結界に弾き飛ばされるんじゃないかくらい緊張したけれど、むしろとても素敵な場所だった。

アメリカの芸能メディアブランド「billboard(ビルボード)」関連施設「Billboard Live横浜
ビルボードライブ横浜 - コピー.jpg
ビルボードライブ横浜カウンター - コピー.jpg
(上下画像出典:ビルボードライブ横浜HP

(ステージ外の壁には雑誌バックナンバーが飾られていた)
壁のディスプレイリサイズ - コピー.JPG
(ブログ筆者撮影)


みなとみらい線馬車道駅に直結でアクセス良好、スタッフの方たちもとても物腰柔らかにサポートしてくださった。
(ピアノコンサートだったので、お洒落な大人の観客のほか、ピアノを勉強しているのだろうなという若い方まで、年齢も服装もいろいろだった)

ライブによって異なるようだが、別のライブにはこういう説明があった。

❝【当日の服装に関して】

・本公演は、ドレスコード(服装指定)を設けさせていただきます。
Tシャツ、ショートパンツ、かかとの無い靴(ビーチサンダル、クロックス等)、CAP等、カジュアル過ぎる服装はご遠慮いただき、ジャケット・シャツ、襟付きの 服をベースとした服装でお越しください。 ※ヒールのある靴を履いてのご来場は問題ございません。


食事メニューの表紙にも音楽愛が行き届いている。
マイケルの絵のメニューリサイズ2 -.jpg
(ブログ筆者撮影)

(マイケル・ジャクソンを追悼特集した過去のビルボード誌の表紙らしい、すごく欲しい、ポスターとかグッズにしていただけないだろうか…)



1ステージ80分くらいの二回構成で、一般的なコンサートより短めかもしれないけれど、とにかく距離感がもの凄い。
(上の画像のピアノの位置にアーティストの方たちが出てくるので、感動を通り越して目を疑った)

私が行ったのは、超絶技巧のピアニスト、マキシムのコンサート。




過去の海外でのコンサート演奏動画
MAKSIM − Pirates of the Caribbean − Live at Mercedes-Benz Arena, Shanghai

MAKSIM − Mission Impossible − Live in Torino


こんなに美しい音楽の動画(しかも絶世の美男ピアニスト)を「殺人的歌声」と恐れられるジャイアンと同じページに引用するのは気が引けるが、「これだけ躊躇していた人間に、断崖絶壁の上の城壁級の心理的ハードルを超えて『がらにもない』一歩を踏み出させるだけの力を持った音楽はこちらです」、ということで。あとマイケルの格好良い絵も引用したので、それが埋め合わせということで許していただきたい。誰になんの言い訳をしているのかわからないけれど。

各国の公演動画にあるとおり、コンサートホールでの演奏活動が主な方なので、この距離で聴ける日が来るとは全く予想していなかった。

とにかく一生忘れられないだろうというくらい衝撃的な体験だった。

(あまりにもすごい音楽を生であの距離で聴くと、全身全神経が強制的にそれに殺到して、比喩ではなく本当に「目がくらむ」「心臓が波打つ」「息もできない」状態になる)

東京や大阪も同じように洗練された空間、近い距離で音楽を堪能できるらしい。

ビルボードライブ、音楽好きの方なら絶対おすすめの場所だ。

【当ブログのマキシムのライブ感想とおすすめ演奏動画集の記事】

本当に凄い演奏、そしてミュージックビデオとしても素晴らしいから、私の感想文はともかく動画だけでもご覧いただきたい


【参照】
 会場、ライブスケジュール、座席配置、食事メニューなどの情報。スタイリッシュな画像を見れば、なぜ私が足を踏み入れて大丈夫なのか不安がったかわかっていただけると思う。でも本当に大丈夫だったし、またぜひ行きたい。

【画像引用漫画】
現在「ちいかわ」で絶大な人気のナガノさんの食べ歩き漫画。
引用箇所は「カウンター天ぷら」を食べに行く前に必死でマナーの情報収集をしている場面。
こういう現実の場所や食べ物のレポ(高級天ぷらからカップうどんまで)にも、ユーモラスで鋭い状況と心理の描写が光る。「ちいかわ」好きの人にもおすすめ。
2巻には「ビルボードライブ東京」がある六本木ミッドタウンにお弁当を持ってピクニックに行く回もある)
引用箇所は「道に花を植えてきれいな町にする」というジャイアンの夢に対してのび太が放った失言。
 コールドプレイ「チャーリーブラウン」コマ - コピー.jpg
Coldplay - Charlie Brown (Official Video) ・『完全版 ピーナッツ全集 6』

  セントラルパーク・コンサート - サイモン&ガーファンクル

再結成ニュースサムネSkynews - コピー.jpg

モリコーネ 60 - エンニオ・モリコーネ


加古隆さん街角ピアノ - コピー.jpg
(画像出典:NHK HP

【当ブログ「クロアチア」のニュースご紹介記事】

クレペタンを待っているマレーナとステパンさん - コピー.jpg
Image Credit:Youtube
クロアチアの飛べなくなったコウノトリ、マレーナと、彼女を守るステパンさん、マレーナの夫になったクレペタンの物語

ラベル:音楽
posted by pawlu at 14:49| おすすめ動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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